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【異能な転生者】特殊な力を持った主人公の冒険物語

ノベルバユーザー588811

第2話 前世よりも上手に生きるために(後編)

第2話 前世よりも上手に生きるために(後編)

村の中でも、村の塀の外でも、二人して遊んだ。

服を汚して村の中に入っていくと、先に見つけた方の親が、叱ってくれたり、洋服も洗ってくれることもあった。

その時には、アリシアの家では、俺はアリシアの洋服を借りて、しばらく過ごすこともあり、洋服が乾いたら、もちろん着替えるけど、逆もあった。

うちの親に早く見つければ、アリシアが洋服を脱がされて、俺の着る服を着ることになるわけだ。

本当に両方の親とも仲がよくて、食事会もするし、俺がアリシアのうちで夜に泊まることもあったし、アリシアがうちにお泊まりすることもあった。

ベットでも一緒に寝ることも多かった、それほど仲が良かった。

「いいクリス、あの大きな木のところまで競争だからね」

「うん、わかったよ」

アリシアは活発な女の子に成長して、髪の毛は腰まで長くて、誰もが美人だと思うような顔立ちで、目がクリクリとした笑顔が可愛い女の子だ。

「アリシア、待ってよー」

「クリス、遅いよー」
アリシアに置いていかれないように早く走ってみたが、とても追いつけない。

俺よりもアリシアの方が走るのも早く、木に登るのも上手だった。
お転婆なアリシアだった。

村人たちも俺とアリシアの2人が、遊んでいるのを見ることが多くあり、木の上で木の実を食べたり、話をしているのを目撃したり、近くの川で魚釣りをしていることを見かけていた。。

2人は、住んでいる所も隣で、歳も近いこともあり、本当によく遊んでいた。

畑仕事も二人して手伝うようになり、感謝もされていた。



今、俺たちが興味があるのは、時々、訪れる冒険者のこと。

見たことはないけど、時々、村にくる冒険者が、ほんの少しだけ話してくれることがあった。

村に到着した冒険者は村に寝泊まりすることもあるけど、練習もしていたらか、横から見ていた。

その辺に落ちている棒っキレを持って、冒険者の真似ことをすることもある。

今は、それに二人して、はまっている。

実際には練習しか見たことはない二人だけど、見よう見まねで棒を拾って、冒険者の真似をしている。

「クリス、行くよ」とアリシア

「うん、いいよ」とクリス

バシッ

「いててっ」 腕に棒が当たった。

「もうクリスったら、弱いわね」 俺は腕をさすりながら、涙目になる。

いててっ、もう乱暴なんだから‥‥‥

いつもアリシアの方が勝っていた。

さらに剣士の真似事は続き「アリシア、手が痛いよ、少しは、手加減してよ」

「何いってんのさ、そんなんじゃ、冒険者になって魔物を倒せないわよ、さあ、もう一度、いくわよ」

「わっ」

そう言ってアリシアは、さらに棒の切れ端を持って振りかぶってきた。

アリシアの棒が俺のお腹に当たって、俺は、お腹を抑えて、イテテと言いながら、仰向けに倒れた。

「クリス、だめね〜」と言いながらアリシアも草の上に寝転がる。

「アリシアの方が強すぎるんだよ」

「はぁ、なんだか木の棒じゃ、うまくできないわね」

「うん、そうだね」

「あっ、今度、どこかで太い木を見つけて、それをナイフで切って剣を作らない」とアリシア

「えっ、ナイフなんて、持たせてもらえないよ」

「あっ、そっか、じゃ、ダメか〜」と言いながらアリシアは目を瞑って、寝息を立て出した。

「スー、スー‥‥‥」 

「はっ、私、寝てた」と言って起き上がったアリシア

でも横を向いたアリシアが見たものは、俺が寝ていたシーン。

アリシアは、寝ている俺に近づいて、『バチンッ』と おでこを叩いた。

「痛った〜、もうアリシア、何するんだよ」

「ダメよ、クリス、こんなところで寝たら、風邪引くわよ」

俺がおでこを抑えながら、さすっている。



「今日は川で魚とりをするわよ、家から針と糸を持ってきたわ」とアリシア

「母さんから危険なことをしてはダメだって言われているよ」

「危険じゃないから大丈夫よ」

「そうなの?」

「うん、さぁ、川に行くわよ、クリス」と言って俺の手を取って歩き始めた。

アリシアと俺は、川に来て、アリシアから針と糸を借りて、棒を見つけにいく。

棒を見つけて、糸をつけて、先に針をつけて用意する。そして地面の中を掘って餌になるものを見つけて、針につけて川に落とす。

「クリス、そっちは、どう?」

「アリシア、始めたばかりだよ、まだ釣れないよ」

30分くらいしても1匹も釣れない。

「今日はダメね」と言って竿を上げようとしたら、糸が水の中に引き込まれて動き出した。

「やった〜、かかった」と言って棒を上げようとしたら、外れてしまった。

アリシアが落ち込んでいる。

「アリシア、こんな日もあるよ、帰ろうか?」

「‥‥‥うん、そうだね、あ〜ぁ、もう少しで釣れたのにな〜」

「魚だって生きているんだから、しょうがないよ」

俺とアリシアは川から村までトボトボと帰っていく。

その時に、急に雨が降り出した。

「あ、雨だ、急ぐわよ」

「うん」と言ったけど、ひどくなったので、木の下で雨宿りすることにした。

「あ〜、急に降り出す雨ね、もう洋服も ずぶ濡れよ」

「うん、ひどい雨だね」

「さっきまであんなに天気良かったのに、本当に、もう」

「仕方ないよ」

「ねぇ、クリス」

「えっ、なに?」

「クリスはさぁ、大人になったら、どうするの?」

「えっ、どうするって?」

「お父さんの仕事を手伝うの?」

「う〜ん、そうだな、よくわかんないや」

「ふ〜ん、そう」

「まだ、先のことだから、わかんないよ」

「そ、そうだね」

俺たち二人は、川で魚を時には、釣ったり、村の近くに生えている食べれる草を取ったりすることもあったが、食べれる草を下に置いたまま、かけっこで競争することもしていたけど、

「いいクリス、今からあの木まで走って、木の上まで登る競争するわよ」

「え〜、木登り、うまくないのに、競争するの?」

「何言ってんのよ、何事も練習よ」

「もう、わかったよ」

「じゃ、いい、スタート」と言ってアリシアは、全力疾走で、前を走っているけど、俺はアリシアの背中しか見えていない。

「はぁ、はぁ、もうダメ〜」と言って俺はたちどまった。

「アリシア、早すぎ〜」

「もう、クリス、あなたダメね」と、もうアリシアは木の根元にたどり着いて、登り始める。

「うんしょ、ドッコラせ」と言いながら、登っている。

俺が、やっと木の根元にたどり着いた。

「ちょっと、休憩」と言って、木の根元に座り込んだ。

木の枝に座ったアリシアは「もう、クリス、早く、登っておいでよ」

俺は、落ち着いてきたので、アリシアが待っている木の枝まで登る。

「いつ見ても、ここから見る景色は最高ね」

「うん、そうだね」と言いながらアリシアの方を向くと髪が風に靡なびいている。

アリシアの横顔を何気なく見ていると『あぁ、なんだか、いいな』と思っているとアリシアが急に、こっちを向いて顔を赤くしながら「クリス、なに見ているのよ」

「いや〜、景色が綺麗だなって」

「‥‥そう」

本当に幼なじみのアリシアとは、いろいろなことで遊んだ。

別の日にアリシアと川で泳いだり、川の水深が深いところで、飛び込んだりすることもあった。ありがとう

もちろん水着なんてないから、洋服のまま。

夏だから服が乾くまで、岩の上で寝そべったりして乾くのを待っていた。

また、奥の方までは行かないけど、木になっている食べられる実をとって食べたことや、家に持って帰ったこともある。

村には魔物が出たことがないから、俺たちは見たことがない。

親から話を聞くだけなので、あまり、実感がない。

でも、親だって戦ったことはないそうだ、いつも遠くから見て魔物がいれば、逃げるだけ。

だから村から離れて遠くに行くのは親から禁止されている。

二人で、その辺に落ちている木の棒でお遊び程度にしか見えないかもしれないけど、やっている本人たちは真剣で、剣の練習をしている。

アリシアの家はわからないけど、うちは父親が剣を持っている。
狩にいくことが時々あるんだけど、その剣を持って動物を狩に行くけど、仕留めるのは弓でやっているみたい。

弓だったら遠くから狙うことができる、しかし剣は近くに行かないと使えない。

剣を使うようなことに遭遇すれば、最後かもしれないから。

そして家には、父親が狩に持って行く一本の剣しかない。

父親が狩に剣を持っていくから、自分も欲しいなと思った事はあるけど、高そうだし売っている所も知らないから。

アリシアの家も、うちの家も、そんなに裕福じゃないから、剣をどうにかしたくても無理だな。

アリシアも俺も、料理を作りのを手伝ったり、畑仕事を加勢したりすることは普段からしている。

畑仕事をすると、父親から「今日は、クリスが手伝ってくれるから、助かるよ」なんてことを言われる。

時にはアリシアの家の畑を手伝うこともあるし、アリシアがうちの畑を手伝ってくれることもある。

雨の日には畑仕事ができないから、家でアリシアと二人で、腕相撲したり、指相撲したりして遊んだよ。ほとんど、負けたけどね。



俺がいる世界には、魔物がいるんだけど、一度も見たことがないし、魔物が討伐されたって言う話は聞いたことがあるんだけど、殺された魔物は、見ちゃだめだって言われるから。

でも、ほとんど、今までは村の近くには魔物は出ていないそうだ。

魔物が出たら、冒険者ギルドっていうところにいって、依頼するそうだ。

その時には村人全員でお金を負担するって言っていた。

でも、魔物が遠くで出ても、それから依頼を出しに行って、冒険者が、それを引き受けてくれるか、と言う問題もあるそうだ。

依頼を出しても、金が安ければ受け手がない、と言うことで放置される。

料金を高くすると村の負担が多くなる。しかし、それでも魔物を討伐することができなければ、村に損害が出てしまう。

依頼を出しても、冒険者が来てくれないから、村が無くなったこともあるそうだ。

冒険者も危険を冒して討伐するわけだから、簡単ではない。

冒険者なんて誰もが、なれる職業じゃない。

でも冒険者になれば、お金を稼ぐことができる、しかし、それには強くなる必要がある。

強くならないうちに、強い魔物に出会うと殺される。

小さい村だけど、それでも今までは数人は、冒険者になるって、村を出ていったみたいだけど、ほとんどの人は帰ってきていない。

村に肉親がいても連絡もないそうだから、もう死んだんだろうって言われている。



俺の知り合いにケインって言う兄貴みたいな人がいるんだけど、冒険者になりたいって、親に話したら、反対されたそうだ。

親と喧嘩になって、その夜に村から出て行った。

でもケインは、1ヶ月くらいで村に戻ってきて、親に冒険者になってお金を稼ぎ始めたと言って親に、少しのお金をあげたそうだ。

良いことするね、ケイン

ケインは18歳なんだけど、冒険者になっても、村に帰ってきた時は、俺を見つけたら、話をしてくれるんだ。

ケインは、冒険者の仲間がいて、それをパーティーって言うらしいんだけど、そのパーティーの数人で冒険者をしているんだって。

しかもケインは冒険者になったから、腰に格好いい剣を下げているんだ。

「この剣、格好いいだろう?」

「うん、すごいね、触らせてよ」

「だめだ、だめだ、剣は冒険者の命と同じだからな、人には触らせないんだ」

「へ〜、そうなの?」

「そうだぞ、覚えておけよ」

「うん、わかった」

「よし、褒美に木の棒を持ってこい」

「あっ、稽古つけてくれるの?」

「少しだけな」とケインが言ったので、俺は急いで木の棒を探しに行った。

「はい、ケイン、これで良い?」

「よし、じゃ、剣の稽古を始めよう」

とケインが稽古をつけてくれるけど、もちろん俺がケインに叶うはずはない。

「あ〜、また、負けちゃった」

「当然、勝てるはずないぞ、俺は冒険者だからな」

本当にケインは優しいし、兄ちゃんみたいな存在だ。

ケインが魔物の話をしてくれる時は目を輝かして聞いていた。
本当に冒険者になって魔物を狩るなんて、面白そうなんだ!


しかし、そんなケインは、ある時、冒険に行って戻ってこなかった……

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