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【異能な転生者】特殊な力を持った主人公の冒険物語

ノベルバユーザー588811

プロローグ(前世のアルベルト編)6

プロローグ(前世のアルベルト編)6

俺はあんなに嫌っていた軍人になった、軍人でも剣士ではなく、魔法師としてだ。

それも俺の魔法力を認めてもらって、士官クラスに入ることが許された。

士官クラスに入ると、俺は無我夢中で本を読み漁った。他の奴は図書館で会うことなんかなく、貴族は、勉強もあまりしていないのに昇進していく。

俺が士官クラスに移って、一人部屋で寝る時間も惜しんで勉強した、読み出すと止まらなくなるから、気がついて時間をみると、夜中の2時とか、3時ということが多くあったけど、苦にはならなかった。

これもツラい雑用時代があったからだと思う。

雑用時代と同じ生活をこなすけど、暖かい毛布とベットがあって、隙間風は入ってこないし、雨も落ちることがないんだよ、最高な環境だよ。

今は15歳だから、俺はできるだけ吸収してやると思っている。

俺は貴族じゃないからコネなんかない、だから実力で昇進するしかないんだ。

一魔法師の時にしていた体力作りだけど、雑用期間がものを言う、洗濯なんてしていたから、洗濯は結構、力仕事なんだよ。

手や腕に力を入れないと、汚れも落ちないし。絞ることもできないからね。

そして何よりも、一兵士と違って、士官の食事は熱々だし、量もたくさん食べれるんだよ、そして美味しい。

味がいいのが、一番だね。

今までは冷えているし、美味しくないしパンだけの時もあれば、ない時もあったから。

そんなことから考えれば、最高だよ。

剣士でも魔法師でも基礎体力は必要だから腕立てふせ、腹筋、ランニングなどは当然だけど。

井戸から水を運ぶことで手の力はついているし、運ぶためには足の力も腹筋の力も必要だからね。

ツラい毎日が、今の俺を助けてくれるんだよ、こんな良いことってないよ。

重装備を抱えて山を登ったりすることも一兵士としてはしてきたけど、士官クラスに入ってからは、ほとんどないんだよ、信じられないよ、そんな奴らが士官で軍を率いるなんて。

士官クラスの奴は貴族だから、ほとんどが座学で終わってしまう。

まぁ、剣の練習は、ここに入る前にしてきたのかも、だけど。

だから必要ないのかな?

屋敷に剣が強い人を家庭教師として招いて練習を積んでいるということもあるという。

貴族じゃない奴らは、ほとんどが田畑を耕しているから力はあるけど、振り回すのはクワ。

貴族は振り回すのは練習の剣か、実剣。

でも貴族の奴は、軍に入ると努力しない奴が多くいる。

ある士官クラスの練習の時に、見物人が多くいた。

士官クラスでも、こんなことは滅多にないことだけど、誰だろう?

まぁ、どこかの貴族様が訪問してきたのか、息子を見にきたのか、どちらかだろう。

俺には見にくるような人はいないから、関係ない。

俺は練習するのみだ。

今日の俺たち士官クラスの練習は、魔法の発動スピードを速くすること。

発動の速さと正確さ、威力が問題になる。

「全員、前を向いて横に並べ」

「はい」

俺たちは横に並んで前を見る。

「いいか、お前ら、火の魔法をやるが、問題は、発動の速さ、正確差、威力だからな、一番、悪い奴は、腕立て伏せをやらせるからな、覚悟しておけ」

「詠唱は知っているな。知らない奴がいるといかんから言っておくぞ、『火の精霊よ、我に力を貸したまえ』だぞ、間違えるなよ」と言ったけど、えっ、俺、そんなことを言ったこともないけど、そういえば下働きの時に聞いたような気がした。

「全員で同時に唱えるんだぞ、じゃ、いくぞ」と言って始める。

「初め」上官

俺も見よう見真似で「火の精霊よ、我に力を貸したまえ」と口を揃えていった。

俺の掌には、30センチくらいの火力も強い火が燃え上がっている。

でも他の奴らの掌には、5センチくらいの火が一番、大きい。

「おい、アルベルト、お前、すごいな」と上官、この上官は、しっかりと俺を見てくれる上官だ。

「はい、ありがとうございます」

「よし、一度、魔法を解除しろ」

「今のファイヤーボールを、あの的に向けて当てるんだぞ、いいか、しっかりと的に当てることだけ考えろ、一人ずつ、やってもらうぞ」上官

「では、初めは、そうだな、アルベルトやってみろ」

「はい」と言って俺は前に出てきた。

「じゃ、初めてみろ」

俺は先ほどの詠唱を唱え出す「火の精霊よ、我に力を貸し給え」だったっけ

そういうと俺の掌に先ほどと同じ大きさと威力の火が出てきた。

でも、俺はこの魔法を放ったことがあるのは、試験の時だけ、できるか、不安になったけど、的めがけて手を動かした。

俺の掌を離れた火は、すごい、勢いで的に向かって飛んでいき、的に命中して、大きな音がして見物していた人が耳を手で塞いでいる。

俺の横に立っている奴も士官も耳を塞いでいる。

俺が放った火魔法は、燃えるところではなく爆発してしまったみたい。

「おお、すごいなアルベルト、ファイヤーボールだけじゃなく爆裂魔法か」

あっ、そうなんだ、これは違うのか? 俺は火魔法なら同じと思っていたけど、爆発したから爆裂っていうんだ。

今、初めて知った。

俺の魔法を見ていた見物人が、数人と話をしている。

何話しているんだろう? もしかして的を破壊したから弁償とか?

いや〜、それはないよね、たぶん。

やれっていたのは上官だし‥‥‥

俺の魔法で練習場が使えなくなり、予定していた屋外練習は、ここで終わりとなった。



俺は勉強を頑張り、努力してトップの成績までなった。

俺は最近も士官が使える図書館にいることが多くあった、時間さえあれば本を読んでいる。

「へー、こんな本もあるんだ、あっ、これも面白そう」

全て魔法書ばかりで文字が並んでいる難しい本を見て、俺は夢中になった。

時間さえあれば、ここにいつもいた。

閉鎖する時間までいることがあり、人は俺のことを閉鎖虫と言って馬鹿にした。

兵舎に帰っても、食事はあるから安心だし、今、俺が寝泊まりしているのは貴族の個室だから、それ相応の対応をしてくれる。

だから俺は時間を忘れて閉鎖される時間まで入り浸った。

「うん、なるほど」と声に出てしまうことがあり、司書から「君、それがわかるの?」と言われたことがあった。

「えっ、わかりますけど‥‥‥」と顔を上げてみると、そこには綺麗な洋服を着た美人が立っていた。

その人は見たことがあった。

俺が軍に入って初めて魔法訓練をしている時に見物人と、いた人だった。

「あのー、あなたは‥‥‥」

「あっ、ごめんなさいね、私、ライラというの」と言って女性は手を差し出した。

「あっそうですか、俺はアルベルトです」俺も、女性の手をとって握手した。

「突然、声をかけてごめんさないね」

「いいえ、大丈夫ですよ」

「でも、あなた、すごいわね、いつも見かけるわよ」

「あっ、本を読むのが面白くて、つい‥‥‥」

「そんな難しい本が面白いなんて、変わった人ね」

「そうですか、この本はわかりやすいですよ」

「えっ、私も以前、読んでみたけど、頭が痛くなったわ」

「この本はですね、読むときのコツがあるんですよ」

「えっ、どんなコツなの? 教えてよ」と言って俺の横に座って顔を寄せてきた。

俺は女性と会ったのは村のリサと軍人だけだったらから、新鮮な感じを受けてる。

「それはですね、魔法を使うときには、詠唱するでしょう」

「それは当然ね」

「でも、この本は詠唱する人のための本じゃないんですよ」

「えっ、じゃ、無詠唱を前提で書いてあると言うこと?」

「はい、そうなんですよ」

「でも、無詠唱なんて、昔はあったみたいだけど、今はできる人はいないわ」

「あっ、そういえば、あなた前に練習していたときに、変な詠唱していなかった?」

「えっ、はい、実は詠唱なんて、あの時が初めてで‥‥‥」

「‥‥‥、ちょっと待ってよ、、もしかしてあなた無詠唱が使えるの?」

「はい、というか、詠唱があるなんて、初めて知ったと言いうか‥‥‥
詠唱するときには、敵に知られないように詠唱しますよね、だから小声なんですよね、俺、親に捨てられたから軍に下働きで引き取られたんですよ。
だから世間のことを知らなくて。
だから軍にいても、詠唱があるなんて、知りませんでした」

「そうなの」

「例えばですよ」周りを見て人がいないことを確認して俺は無詠唱で1秒もかからずに少し風を吹かせてみた。

「どうです」

「すごいわね、もうコントロールしているわ」

「ねえ、他には、どんなことができるの?」

「そうですね、氷魔法も得意ですよ」

「氷魔法で、どんなことができるの?」

近くに置いてあるコップの水を凍らせてみた

その女性はコップを手に取って、逆さまにしてみると、水は落ちてこなかった。

「すごいわね、あなた」

「まぁ、これから勉強ですよ」

「あっ、私、帰らなきゃ、また、会えるかしら」

「俺は、だいたいここにいますから」と聞くと手を振りながら去っていった。

誰だろう?

女性のことを誰かも知らずに、また本を読み漁っていると司書さんが近づいてきて、「もしもし、アルベルトくん、もう閉館ですよ」

「!、あっ、そうですか」と司書さんが声をかけてくれた。

あれは、慌てて本を返すと帰ることにした。

そして一冊の本を借りた。

「はぁ、今日もいい本が読めた」

俺は兵舎に帰って、夕食をとっている。

夕食をとりながら本を読むことにした。

結構、貴族の士官になるための座学はゆとりがある。

これが平民の魔法師だと、たぶん今でも時間的な余裕はないと思う。

貴族の中でも魔法師は、特別扱いされる。

だから個室も、その一つだけど、夜も本を読むことができるし、自室で魔法の研究ができる。

それから、1ヶ月後の図書室で、もう一度、あの女性が声をかけてきた。

「こんにちは、アルベルト」

「はい、こんにちは」

俺は本から目を離さずに、あいさつした。

「もう、本当に、あなたって本が好きね」

そこで顔を上げると、ライラが笑っていた。

「ねぇ、今度、あなたの魔法を見せてよ」

「いいですよ、いつにしますか?」

「そうね、明後日は、どう?」

「はい、大丈夫ですよ」

「それで場所は、どこにしますか?」

「そうね、軍の練習場がいいわ」

「あの、軍の練習場は、俺なんかでは許可は降りにくいんですが」

「それは、大丈夫よ、私に任せておきなさい」と言って大きな胸がある胸元を叩いた。

つい、そこに目がいってしまう。

「何よ、心配なの?」

「あっ、いいえ、じゃ、明後日の午後で魔法をお見せしますよ」

「うん、じゃあね、アルベルト」と言って立ち去った。




そしてライラに魔法を見せる日がきた。

場所も軍の練習場を申請したら、どうしてか、すぐに許可が下りた。

俺は先について、ライラを待っていると、ライラは知らない男性と仲良く話しながら歩いてきた。

彼なのかな?

「ライラ、こんにちは」

「うん、アルベルト、こんにちは、今日はこちらの方にも、あなたの魔法を見せてくれる?」

「はい、わかりました」

「じゃ、どの魔法からお見せしますか?」

「そうね、あなたの得意な魔法は何?」

「私は、どの魔法でも得意ですよ、そうですね、あえて好きな魔法は、氷魔法ですね。
氷魔法を使うと、温かい飲み物を冷やして飲むことができますから」

と言って、横にある井戸から水を桶で汲み上げて、小さい木製のコップに入れてきた。

「この水を凍らせてみますね」と俺、

「うん、アルベルト、お願い」とライラ

「じゃ、いきますよ」と俺は詠唱もなしにコップの中の水を凍らせた。

それをみていた男性は「本当に、すごいな、しかも詠唱なしで‥‥‥」と言ってくれた。

俺は調子に乗って

「じゃ、次は、火魔法です、ご存じの魔法でファイヤーボールを出します」

と言って半ばおどけながら魔法を使う。

無詠唱で俺の掌にファイヤーボールの丸い形が出来上がる。

そして空中に放り上げて上空まで上げる、そこで右に、左に動かしてみる。

ライラが「うわっ、すごいよ、アルベルト」って言ってくれたので、俺も楽しい。

遊んだファイヤーボールを消して、俺は調子に乗って次に空気魔法を見せることにした。

「あの的に向かって、空気魔法のウィンドカッターを放ちますよ」と言って、的に向かってウィンドカッターを放つ。

そすると的に見事に命中して、的が破壊される。

男性が「これはすごいな、これほどの使い手だとは思わなかった」と言ってた。

男性がライラとヒソヒソ話をしている、男性が「もう仕事に戻らなけりゃ」と言って、「今日はいいものを見せてもらったよ」と俺に言ってきて握手した。

「ありがとうございます」と俺も挨拶して、男性は帰って行った。

男性は誰なんだろう?

と疑問に思っていたけど、ライラが話しかけてきて、考えるのをやめた。

「本当に今日は、ありがとう、アルベルト」と言ってライラは手を握ってきた。

俺が女性の手を握れるなんて、母親以外、初めてのことだ。母のことを思い出すと胸がズキッと痛んだ。

今でもあの時のことを引きずっているのか、俺って。

幼少の頃って、本当に、ショックなことは覚えている。

俺は今でも、寝ている時に声は出さないけど、涙を流す時もある。

夢の中でも、俺の心を小さくしてしまう。

朝、起きたら、夢の中に出てくる両親は、笑顔の両親と、俺のことを気味悪いと言った両方が思い浮かぶ‥‥‥

もう、あの頃には戻れない。両親もどこにいるのか、わからない。

俺が、沈んだ顔をしたのでライラが心配してくれた。

「アルベルト、どうしたの?」

「いや、なんでもないよ、ライラ‥‥‥」

「でも今、すごく不安そうな顔をしたわよ」

そう言われて、俺の目から涙が一粒出てきた。

それをライラに見られてしまう。

「アルベルト、ツラいことがあったのね」

「‥‥‥」俺がたったまま、下を向いて顔を赤くして泣いていると

ライラは近づいてきて、俺を抱きしめてくれた。

「!、ダメだよ、ライラ」俺は声を振り絞って言ったけど、ライラは、余計に俺を抱きしめた。

「アルベルト、あなたは立派な魔法使いだわ、誰にも負けない努力をしているわ」

ライラも泣き声になってきている。

ライラと俺は、しばらく抱き合っていたけど、近くにきた兵士が、口笛を吹いたり、声を出して囃し立てる。

俺たちは離れた。

「ライラ、ありがとう」

「ううん、良いのよ、アルベルト」

「ねぇ、アルベルトのことを、アルって呼んでいい?」

「うん、いいよ」

「ねぇ、アル」

「うん、なんだい、ライラ」

「アルは、私を守る魔法使いになってくれない?」

「えっ、それは、どうして?。でも、俺の一存でできないよ」

「それは、大丈夫だから‥‥‥」

「何かあるの?」

「うん、私に任せて」

「うん、でもライラを守るなんて、俺にできるかな?」

「あなたならできるわ」

「でもライラって、何者なの?」

「それは、まだ秘密ね」と言ってライラは指を口に当てた。

「じゃ、貴族なの?」

「うん、そうね、貴族よ」

「へーライラって貴族なんだ、あっでも、俺と会っていいの?」

「うん、私が良いんだから、良いじゃない?」

「でも、さっきの男性が気にするよ」

「えっ」

「うん、さっきの男性、彼でしょ」

「ううん、違うわよ、お兄様よ」

「あっなんだ、お兄さんね」

「アルったら、お兄様のことを彼氏だと思ったの?」

「うん、仲良さげにしていたから」

「うん、うちの家族って、本当に仲がいいんだ、特にお兄様とは仲がいいのよ」

「そうなんだ」

「今度、ちゃんと紹介するわね」

「うん、そんな機会があるといいな、俺が貴族の人と話しができるなんて、夢みたいだよ」

「‥‥‥うん、まぁ、よかったね」

「うん」俺がライラの言い方が、可笑おかしかったから笑うと、ライラは、俺の顔を見て顔を赤くした。


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