全てを支配する式破。転生したら最低最悪の支配者と言われ命を狙われるのですが。

ロイド

第十一話 苦痛

- 第十一話 苦痛 -
『ッッッ!!そのオーラ...。』
『あの時と全く一緒...!』
『だが、98%もの力を失った式破は敵ではない!』

『......。』

スカーレットは衝撃波を再度放つ。
辺りは消滅していきながら式破に近づいた。
俺はそれを無視するようにゆっくりと歩き,衝撃波が俺の目の前に来た。
普通ならここで死ぬ筈だった。
だが...全くもって通用していなかった。寧ろ,衝撃波がそこだけスルーするかのような感じだ。俺は『無視』の能力で『衝撃波』を無視していた。
スカーレットは動揺した。俺は最短の距離で走り出し回り蹴りを喰らわせて右側へと吹き飛ばした。

『ッッッ!!?』

スカーレットは空中で体勢を整え地面へと綺麗に着地するが,何かと体勢を崩す。俺はそれを躊躇せず無言であらゆるものを灰にする業火をスカーレットに解き放つ。だがしかし,彼女に近づく度に炎は弱まり消えてゆく。完璧に消えるはずだった。 
その業火はスカーレットの消滅を無視するかのように突破して来たのだ。
スカーレットは咄嗟に上へと飛び上がり何とか回避したが右足が丸焦げになり、体勢を整えられないでいた。

『私の消滅を突破した!?』
『2%の力で!?』

『存在を支配下に置く,そしてあらゆるものを無視する。』
『お前はこれを対策できるか?消滅だけで』
『消滅と言う存在も俺の支配下だ,その気になればお前の能力を全無力化にさせられる。』

『ばか...。おかしいよ!』

スカーレットは理解出来ずにいた。
力が戻ってない俺にボコされていることに混乱していた。
それで俺は適当に説明した。
『消滅を扱う存在』を支配下に置き。
無力化。

『無視』を使い『消滅』を完全無視。
この2つが対策できないのであれば奴に勝ち目は無い。
スカーレットは『おかしい』とキレている。
だがそんなものは俺はどうでもよかった。色夏の罪は重い。地獄よりもっと苦痛な事を体験させてやる。

俺は時を越える速さで1000発の殴りをぶち込んだ。スカーレットは呆気なくぶっ飛んだ。
俺は追撃を入れるように後ろに周り
手をスカーレットの体を貫通させて丸い球体を取り抜いた。
これが『根源』である。
緑色で濁っておりオーラを放っているそして何層にも囲われていて。
その瞬間,スカーレットは悲鳴をあげる。

『うぎゃぁぁぁぁああああ!』
『苦しい!痛い!』

スカーレットはもがき始める。
根源を破壊されるのはこの世の中でも最も辛い事,耐えられる者などいないと噂がある。どうやら本当のようだ。
俺は1層目を握り破壊した。
そうすればまた強くもがく。
2層目_______________

『やめて!!もうやめて!』

スカーレットは苦しむ。
いつもとは違う顔つきを見せる。
涙を流しながら暴れている。

『お前はやり過ぎた。』
『永遠に地獄に居ろ。』

俺は手を強く握り根源を握り潰した。
その瞬間,スカーレットは悲鳴をあげながら消滅した。
俺は終わったあと,根源の結びを解き俺に戻った。
そして色夏の元へ近寄る。

『すまねぇな...。』
『俺がちゃんとしてればよかった。』

俺は今言っても遅いそう思ったが。
あの人物の声がした。

『式破よ私の事を忘れてないか?』
『記憶に残っていれば蘇生が出来る。』
『意味がわかるか?』

ショウザンの声だった。
そして俺は過去を探った。
その時全てを察したなのである。
ショウザンはその人物の記憶が少しでもあれば蘇生をできるんだ。
こいつを仲間にしてよかったと心から思った。
そしてショウザンは色夏を蘇生した。
傷もなくなり脈が動く。
そして色夏は目覚めた。

『あ...れ。』
『式破...?と...』

彼女は起き上がり俺の名前を呼びその隣にいたショウザンを見た。 誰な分かるわけないか。
そんな事より俺は,色夏の手を掴みグッと引っ張っては全力で抱きしめた。
心臓が動き、呼吸音が聞こえる。
支障は特にない俺は安心したが理解出来てない色夏は顔赤くしては

『え?え?どういう事!?』
『ちょっと...!?』

『ああ...ごめんごめん。』
『色夏が1度スカーレットに殺された事で感情の整理がね。』


彼女は物凄い混乱していて俺は謝りながら手を退けて,色夏の事を話した。
そうすれば彼女はハッと思い出して発言する。

『スカーレット...?ハッ!そうだ!スカーレットは!?』

『もう死んだよ。』
『後,俺の隣にいるのがショウザン。』
『仲間になったんだ。』

スカーレットは死んだと答えては
俺は隣の化けているショウザンについて説明する。
色夏はポカーンとしていたが『生き返ったのは彼のおかげ』と説明すればペコペコとした。ショウザンはフッと鼻で笑えば顔を逸らす。
そして俺は思い出したかのように言う

『そうだ色夏,俺の能力を1部を受け継がないか?そうすれば死ぬ事は無いし一生俺のもんだ!』

『ふぇ?』
『ちょ,ちょっと待って。』

色夏は一生俺のものだという言葉に突っかかる。
新手の告白なのか。それともデメリットとして説明しているのか。
でも受け継ぐことには批判しなかった。

『受け継ぐ...。』

『よし分かったよ。』
『寄付(ギフト)。』

受け継ぐと言う言葉を聞けば俺は即座に能力の寄付を行う。
そして寄付が終われば寄付した能力の説明を言う。

『空』
空間そのもの。空間下で暮らしている以上,色夏にダメージを与えられず倒せない。死ぬことも無い。
空間支配系の能力を寄付

『空間入れ替え』
『空間破壊』 『空間創造』など

『消滅之意思』
色夏に近づくにつれて消滅が強くなり。人以外は全て消滅する。
滅びの衝撃波等で戦う。

と言った2つの能力を彼女に説明した

『え?スカーレットとミラディアの能力に似てるね』

『ミラディアより能力強いよ。空間下で暮らしてたら勝てないからさ。
俺なら何とか出来るけど...』

『やっぱなんでもありね...。』

『後,色夏には特殊な能力があると思う。』

『俺と同じ,ありとあらゆるものから干渉されないっていう能力。消滅を食らったのに体が消えないのはおかしいからね。』

俺は色夏に細かく説明して次いでに俺なら勝てるけどと揚げ足を取れば色夏はなんでもありねと少し呆れた。
能力が増えたことなので能力の紹介へと行こう。

 色味色夏

能力 『空』『消滅之意思』『干渉無効』

式破支配

能力 『存在を支配下に置く』『無視』『根源』『即死無効』『破壊無効』『次元・空間・時空支配』『概念支配』『法則支配』『寄付』『無限』『物理攻撃無効』『聖魔攻撃無効』『精神支配』『精神攻撃無効』『防御突破』『破滅剣』『絶対防衛』etcetc

ミラディア

能力 『あらゆるものを召喚する』

色夏も蘇り学院の謎は解けた。
今度こそ全知全能を探しに行く為3人は旅を再開した。

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