カモフラ婚~CEOは溺愛したくてたまらない!~
episode 1 入籍は突然に
二週間という時間はあっという間に過ぎ、蒼空と吉崎様の結婚式当日となった。
澄み渡るほどに青く雲一つない空は、結婚式には最高の天気だ。
8時になれば、先に新郎新婦が揃ってやってくるだろう。
衣装に着替えた後、新婦様の希望であった写真撮影をすることになっている。
家族も含めての集合写真も撮りたいと新婦様が希望したのだけれど、蒼空は二人の写真以外は却下してしまった。
自分の親戚は参加できないし、体調の良くない自分の母親に、撮影のために早く来てほしいというのは申し訳ない、という蒼空の言い分があったため、渋々二人だけになったのだ。
そのため参列者の皆様は12時から受付をして、13時からチャペルでのお式となる。
「もうすぐ到着されるわね」
自ら私のサポートに入ってくれた杏が、腕時計を見ながら席を立った。
「ありがとう。今日は宜しくね」
「任せて」
私達は会場の最終確認をするためにチャペルへと向かった。
一番初めに目を引いたのはチェアフラワーだ。
グリーンと真っ白なカラーを包むかすみ草と、純白のレースリボンがとても美しい。
ヴァージンロードの両サイドに散りばめられた薄いピンクのバラも、まるでお花の絨毯のようで素敵に仕上がっている。
数時間後には新郎新婦がここを通るのだ。
なんて素敵な空間なのだろうと、私はうっとりして息を漏らした。
澄み渡るほどに青く雲一つない空は、結婚式には最高の天気だ。
8時になれば、先に新郎新婦が揃ってやってくるだろう。
衣装に着替えた後、新婦様の希望であった写真撮影をすることになっている。
家族も含めての集合写真も撮りたいと新婦様が希望したのだけれど、蒼空は二人の写真以外は却下してしまった。
自分の親戚は参加できないし、体調の良くない自分の母親に、撮影のために早く来てほしいというのは申し訳ない、という蒼空の言い分があったため、渋々二人だけになったのだ。
そのため参列者の皆様は12時から受付をして、13時からチャペルでのお式となる。
「もうすぐ到着されるわね」
自ら私のサポートに入ってくれた杏が、腕時計を見ながら席を立った。
「ありがとう。今日は宜しくね」
「任せて」
私達は会場の最終確認をするためにチャペルへと向かった。
一番初めに目を引いたのはチェアフラワーだ。
グリーンと真っ白なカラーを包むかすみ草と、純白のレースリボンがとても美しい。
ヴァージンロードの両サイドに散りばめられた薄いピンクのバラも、まるでお花の絨毯のようで素敵に仕上がっている。
数時間後には新郎新婦がここを通るのだ。
なんて素敵な空間なのだろうと、私はうっとりして息を漏らした。
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