人狼中学校

ヒロ

集合完了

「おはよー」
俺の後ろで声がした。
振り返らなくても相手は分かった。
唯一の友人西林 優だ。
「ハル、今日の集会長いかな?」
俺の名前は大野 春人、コイツとは幼稚園からの仲だ
「どうだろな……」
「校長の話長いからな~(笑)」
「そうだな」
しばらくすると、大きな学校が見えた。俺たちが通う学校だ。
校門では教師が生徒に挨拶をしている。
「おー、おはよー」担任の山田 竜也が元気よく声を出している。
俺たちは足早に教室に向かった。
今日は、朝から全校生徒が集まっての集会だからだ。
「ハル〜行くぞー」
「あぁ」
俺たちは並んで体育館に向かった。
体育館に着くとすでにほとんどの生徒が座っていた。俺は小走りで自分の場所に座った。
座ると同時にチャイムが鳴った。
「今から集会を始める、全員起立」
教頭がその言葉を言い終わった時、パッと体育館内の電気が消えた。
ザワザワと声が上がる。
教頭がすかさず
「落ち着いてください。全員その場で待機するように。」
少し、静かになり教師たちが話している声がマイクを通して聞こえた。
「何が原因だ」
「それが……体育館内を見ましたが原因が分からず……」
そんな会話が聞こえ、どこからか悲鳴が聞こえた。
その時だった。いきなりプロジェクターが降りたのだ。
プロジェクターは体育館のいち番前にあり、講演会などで使っていたが使うことは減っていた。
プロジェクターが降りきると映像が流れた。
「全校生徒の皆さん、教員の皆さん。こんにちは。これからこの学校で人狼ゲームを開始します。」





コメント

  • ヒロ

    作者のヒロです。
    初めて書く作品です。優しい目で見てもらえれば幸いです。

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