黒の捜査線 ~猟奇テロと白のコード~
推理

連載中:2話

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黒の捜査線 ~猟奇テロと白のコード~

  • あらすじ

     警察本部に届いた一本の動画。
     それは、『ソサエティ』と名乗るテログループからの爆破予告であった――。
     
     警察学校の同期であり、当時新米刑事であった『黒野 千歳(くろの ちとせ)』と『白石 一真(しらいし かずま)』は偶然にも、ソサエティが爆破予告をしたビルの近くにいた。
     この犯行声明が悪戯でない事を警察に分からせる為、テログループのソサエティは1つのビルを予告通り爆破した。
     
     これで一気に動き出した警察。
     一早く建物へと着いた黒野と白石は、急いで皆を避難させた。
     
     だが避難の途中、ソサエティのハッキングによって建物に突如鍵がかかってしまい、黒野と一般人数名が取り残されてしまった。それは白石のいた建物でも同じ事が起こっていたのだった。
     そんな時、再びパソコンにソサエティが映し出され「ここから逃げるには爆弾を解除するしかない」と告げられてしまった2人。
     自分と共に取り残された市民を救う為、黒野と白石は爆弾を解除する事を決めた。
     そして爆発物処理班からの指示を受けながら、2人何とか爆弾を解除するのに成功したのだった。
     
     ……かに思えたが、まだ爆弾は完全に解除されていなかった。
     
     なんと白石の方の爆弾には黒と白の2本のコードが残されており、どちらを切っても黒野か白石のビルが爆破されてしまうという状況へ追い込まれてしまった。自分と市民達。命の決断を迫られた白石は、遂に切るコードを選んだ――。
     
     「一真ぁぁぁぁぁぁッ!!」
     ――ドォン……。
     
     そしてその猟奇テロ事件から6年。
     平穏で静かだった日常に、再びソサエティと名乗る者達から警察宛に爆破予告が届いた。6年前と同じ名前に同じ手口。未だ捕まっていないソサエティをずっと追って来た黒野の前に、遂に奴らが現れたのだった。
     
     「――絶対逃がさねぇ」
     
     テログループの犯行の動機とは……?
     予想だにしなかった驚きの真相とは……?
     全ての謎を解き明かし、黒野は次こそテログループ犯を捕まえることが出来るのか――。

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