復興

星月

リィ

 幼女から、少女なるくらいの女の子蒲公英と、一緒に町長のいる場所へ行った。

 「リーシャ、おねぇちゃんここなの。とんとん。お爺ちゃん、呼んできた」

 蒲公英は、ドアを開けると、そこには三人の男性が、席につき話している。 

 「蒲公英ありがとう。爺は今から大切な話をしようと思う。 蒲公英、静かに出来るかのぉ」

 その返答に蒲公英は、喋らず口元に手で塞(ふさ)ぐ蒲公英にリーシャは、お人形を呼び出す。

 「このお人形と、遊んでね」

 お人形達は、蒲公英の周りへ行った。

 「では会議を始めようか」
 「会長、質問宜しいでしょうか?」

 そう訪ねる30代くらいの、青年だった。

 「木原殿、質問とは何かな?」
 「この少女は、一体」

 木原の質問に対し、私は木原の前に立ち挨拶する。

 「私はリーシャと言います。木原さんよろしくお願いします」
 「わざわざありがとうございます。私は木原優喜(きはらゆき)よろしくお願いします」

 木原は、私に挨拶し広長い机に着く。

 「リーシャ殿もついたし、話をしよう。今回の議題は今からのことを話そ」

 九町は仕切り、会議が始まった。

 「木原殿、この町を頼めないかの?」
 「……会長が何言ってるのか理解してますか?それから理由教えて下さい」

 木原は、その理由を問いかける。

 「ゴブリン親衛隊との戦いで、感じてしまったんじゃ。彼や彼女等は強い。そのためには彼、彼女等と戦ったわしらは強くなるため、もっと仲間を探しにいこうと、思う。元魔法教会、全会長であるわし、九町春馬(くちょうはるま)それがわしの名前じゃ。リーシャ殿」

 九町春馬は、暑く語り出す。

 「まぁ俺も爺さんと、同じ考えだな。元、聖騎士団長、家勝良貴(かしょうよしたか)だよろしく頼む嬢ちゃん」

 「え?元聖騎士団長と、魔法教会会長が、何故町長などをしてるのですか?」

 その質問に二人は目で合図送る。

 「わしがここの、町長してる理由はの。……この町は、魔物の襲撃で燃やされた町を除くと、他の町より被害が酷(ひど)いということで、復興と町長の仕事をしていたのじゃよ」

 魔法教会、会長である九町が町長をしていた理由を説明する。

 「頑張れよ。木原俺等は、そこのお嬢ちゃんと爺さんと旅に出よう思う」

 その告白に木原は、普通の表情で答える

 「わかりました。今までありがとうございました」
 「理解してくれて、助かるぞ木原。今のお嬢ちゃんでは、奴等みたいな強者には、確実に勝てないどころか、このままだと確実に命を落とす。そうならないためにも、俺や爺さんが稽古しないとならない」

 責任感からなのか、私を守ろうとするその申し出を受けることにした。

 「ありがとうございます。よろしくお願いします。ですがリイちゃんも私達の仲間に入れたいと考えてます」

 私は二人にお願いすると、家勝良貴が答える。

 「俺は賛成だ。ゴブリンチームのことや他のチームの情報知ってるだろうし」

 家勝良貴は、賛成しそれを見た九町春馬も賛成し会議が終わる。

 「会議も終わったし、挨拶まわりにいこうか。良貴殿」
 「そうだな。あの娘の元へ」

 私達は、町の様子を見に行った。

 「一部壊れている所もあります。が綺麗(きれい)なものですね」
 
 二人は、その綺麗な町に違和感を覚えていると、歩いてくるリイがくる。

 「皆さん、おはようございます。お話があります少し、時間宜しいでしょうか?」

 私達に話しかけるりいがいた。

 「リーシャちゃん、私も一緒に旅に同行させてくれますか?」
 「いいですよ。よろしくお願いします」

 魔女の弟子であるりぃは、仲間に加わった。

 「町長の爺ちゃんに、お話があります。宜しいでしょうか?」
 「もう町長ではないけど、どうしたんじゃ」

 そこへ木原がりぃへ話しかける。

 「私が町長の木原です。話とは何ですか?リィさん」
 「木原町長は、光高石(こうこうせき)ってご存知ですか?」
 「光高石は、名前の通り普通の光石よりも上質な石で、それを使った武器は、上位騎士などの地位の高い石」

 木原は私達にも、分かりやすいように説明する。

 「ですね。その光高石5つを、鍛冶屋の店員に渡しました。それからが相談何ですが、上質な石は手に入れました。が光高石で武器を作ろうとすると、火力不足なってしまいます。高い火の魔法使える人材はいますか?」

 その質問に木原は、元町長の九町を見る。

 「わしと、向日葵で十分解決可能じゃな」

 鍛冶屋へ歩いていった。

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