復興

星月

魔女対混沌騎士

「今の時代では、魔法使いも騎士なれるんだな」
  
 混沌騎士は、感心していると、リラも笑って返す。

 「一応剣も使えるけど、魔法方が得意」
 「では戦おうか。その前に展開するから、待たれよ。常闇展開」

 混沌騎士は、そう念じたら、周りが闇に包まれそして、完全な闇に染まる。

 「やっぱり完全には、目覚めていないか。人間の子よいつでもいいぞ」
「水石(ウォーターストーン)」
  
 混沌騎士に指を指し打ち出す。
 「炎魔剣(えんまのつるぎ) 燃えつけろ」

 炎魔剣を持ちいて、水石に振り払うと炎々と燃えあがる刃と、水石がぶつかり合う。そして刃が勝つも、水石に当たった衝撃なのか弱々しくなり、途中で刃も消滅する。
 「ふむ面白い系統だな。水石の重さと重力でさらに重くした。それを悟らせないために魔力でスピードを底上げしてる」
 「わかったんだ。凄いね。ならこれはどうかな。炎帝豪砲(ブラスター)」
 
 リラの前には大きな大砲が現れる。そして混沌騎士に向け撃ち放つ。
 「これならどうかな」

 ズドンという音に、そしてその威力は、周りにある全てを破壊してしまうくらいの威力だった。
 「凄い威力だなぁ。これで町ひとつ壊滅出来たかもしれないくらいの威力だった」

 混沌騎士は、そのを見て楽しそうに語りだす。
 「いいぞ人間の娘、もっと我を楽しませてみろ」
 「いいわよ。光聖剣(アルケミスト)」

 彼女は槍を片手で持ち、素早いスピードで、混沌騎士の懐に入る。
 「光帝覇壊(ギャラクシーブレイク)」

 混沌騎士の、持っている炎魔剣と、リラの光聖剣がぶつかり合いお互いに譲らないでいた。
 「もらったわ。光銃(ライトバレット)終わりだよ」

 リラは、混沌騎士に撃ち込む。彼女(リラ)が与えた攻撃は混沌騎士を貫通し、軽く吹っ飛ぶ。
 「致命傷なったか?」

 混沌騎士は、大きな声で、楽しそうに笑い出す。
 「ははは、まさか我に、一撃を与えるとは、より気に入った。これで真の強者として見れる」

 混沌騎士は、完全にリラとの戦いを、楽しんでいた。
 「え?貫通したのに、修復してる」
 「傷の修復なんて、驚くことでもないだろ。人間も回復魔法使うだろそれと、同じ理屈だ」

 この世界には、数多くの属性と魔法が存在している。それから、自分魔法(オリジン)と呼ばれる魔法がある回復魔法は、それを超える難易度である。
 「ではこれを喰らえ」

 次の瞬間、混沌騎士の姿が消える。
 「え?消えた?何処」
 「ここだ。炎帝王の一撃」

 リラに立ち背後から、重たい一撃を食らうリラ。その一撃をくらい、倒れ込む。しかし地面を使い立ち上がる。
 「あたたた。参った。魔力量も、魔法力、技質も反射力も全て、私を遥かに越えてるわ。見逃してくれないかな?」

 リラは自分の実力と、混沌騎士の差を知ってしまったのか、降参する。
 「楽しかったぞ、感謝する。リラ・ベルクルスにこの力を与える。受け取れ」

 混沌騎士は、リラ・ベルクルスの心臓を触れ魔力を流し込む。するとリラ・ベルクルスが痛み出す。
 「きゃあー……身体中が痛いし、……熱い。助けて」
 「もうじき終わる。」
 
 リラ・ベルクルスの体から、ぼたぼたと、汗が出てるのがわかる。
 「身体中が、燃え上がる。痛みが何故かすっと抜け出していく。若干身体の痛みはあるけど」

 その痛みを説明する彼女。
 「これで成長したら、炎帝王の炎が使えるようになる。」

 そう言って指を鳴らすと、町に戻っていた。
 「お姉さん目を覚まして、良かったです」
 「え?どういうこと?寝てた?」

 今の状況を聞くと、リーシャは説明する。
 「私達が戦っていたのは、覚えてますか?」
 「えぇわかるわ。いろいろな手段で反撃してきたから」

 リーシャとの戦いを振り返るリラ・ベルクルス
「炎火豪双拳与えたら気絶しました。私も魔力使いすぎて、もう限界でした」

 リーシャは、リラを膝に乗せて話をしていた。
 「いつの間に、膝枕されてたんだろ」

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