復興

星月

九町町長

「ここが町長の家だから、きてくれ」

 玄関にあるチャイムを鳴らす、も返事がなく、心配した中年男性は開ける。

「失礼するよ。爺(じい)さん大丈夫か?」
 「失礼します」

 町の中と比べると、破損しているところは、見つけられるが、全体的に綺麗《きれい》な物だった。

「爺さん、大丈夫か?」

 部屋を開けると、何か作業をしている、お爺さんが座っていた。

「九町の爺さん、心配したぞ」
 「それはすまなかったのぉ。別の町に連絡する方法を考えておったんじゃ」
 「元気なら良いんだそれはそうと、嬢ちゃんが爺さんに話があるから、ついてきてもらった。そろそろ俺は去るまたな」

 そうやって安否確認を終えた、中年男性は部屋から、出ていく。

「稽古の件は、私でよければ、相手なります。」
 「それは助かります。 稽古場所の案内とかします。ついてきて、下され」

 お爺さんは杖なしで、立ち上がりすたすた歩きだし、玄関をでる。

「今から私、何処へ行かされるのですか?」
 「中央広場じゃよ。そこで、特訓していこうと思うんじゃがどうだろうかの」

 二人は話をしながら、中央広場へ歩く、姿は仲良しな孫に見える

「復興結構進んでいて、凄いですね。」
 「お陰様で、町の復興が順調に進んでます。ありがとうございます。」

 中央広場へ、歩いていくと広場には、たくさんな人が集まっている。

「町を守ってくれて、ありがとうな」
 「ありがとうございます。あの皆さん、中央広場で何してるのですか?」

 町の人から、感謝される私の後に、九町町長が話しかける。

「皆待たせてすまなかったの」
「隊長殿、今日はなんの魔法教えてくれんだい」
 「そお焦るでない。リーシャ殿すまないが、わしと戦ってはくれないだろうか」
 「わかりました。よろしくお願いします。」

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