助っ人まん(あなたの修羅場私が引き受けます)

デジャヴ

犯人VS犯人

僕と犯人が玄関で準備をする。

「下手な真似したらぶっ〇〇ぞ」

「ほら金だ」

僕は100万の札束を犯人の左手にひとつ、もうひとつを右手に渡した。

「チュイーーーン」何かの電子音

「チャージ完了、お陀仏だ」

「ビリビリビリビリ ️」

札束に仕込んだ電気ショックで男は感電

「生きてる人間電気ショックこれをやったらお陀仏だ、スタンガンみたいな物だからな」

犯人は痙攣して、玄関に倒れ込む、僕は犯人を玄関の外に転がした。

「お母さん、もう大丈夫です。」

あとは真島お前にかかってる

「誰かわかりませんが、玄関の前で倒れこんでいます。犯人はまた建物中に入っていきました。」

サイレンが鳴り響き
建物の前に救急車が横付けされた。

「リョウなのかい?」

「訳あってリョウさんと僕は入れ替わってます」

「お母さん一緒に外へ」

救急車から出てきたのは真島だ。

そして救急車の荷台には本当の僕。

眠っている僕と対面。

天井がみえる、この毛むくじゃらの手

僕の手だ。

僕は救急車から降り、魚屋のリョウは母親と共に警察へ。

犯人も拘束されて連行されていった。

「真島さん、さっきは偉そうな言葉使い
すみませんでした。」

「いゃ兄貴信じられなかったですょ」

「これで真島さんもヒーローですよ」


「やばい婆ちゃん迎えにいかないと、また今度ゆっくり話しましょう」


その後、真島と人質3人は警察から
表彰され、魚屋は軽い罪ですみそうだ。

300万は真島に頼んで魚屋の口座へ
弁護士費用にでも当ててくれれば。

長い一日が幕を閉じた。

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