9月9日11時
マモルの近況
その頃、西島佳子について調べていた護もまた高校の近くで、聞き込みをしていた。
それぞれの事を知らなければ、自殺の動機や共通点など見つかるはずもないのは百も承知だった。
高校生たちが学校からはきだされるようにして出てくる。
ーー今がチャンスだ。
護はこのチャンスを逃すまい、と賢明に駆け寄る。
「すいません。僕こーゆー者ですがーー」
足を止めて、名刺を差し出す。
そこにはジャーナリストである事などが印字されている。
女子高生の1人が足を止める。
「何ですか?」
不思議そうにこちらを見てきた。
「ーーこの子の事を知ってるかな?」
護は一枚の写真を差し出した。
そこには西島佳子がうつっている。
「ーーうーん。見覚えないなぁ?誰ですか?これ」
対応してくれている女子高生が、こちらを見て聞いた。
「彼女は先日、亡くなったんだ。それで僕は事実を調べてるんだ」
「事実って...?? 何か不審なところがあったの?」
護は黙ってうつむく。
「ーー分かった。ありがとう!!」
軽く会釈をして、また別の高校生に話を聞きに行く。
それぞれの事を知らなければ、自殺の動機や共通点など見つかるはずもないのは百も承知だった。
高校生たちが学校からはきだされるようにして出てくる。
ーー今がチャンスだ。
護はこのチャンスを逃すまい、と賢明に駆け寄る。
「すいません。僕こーゆー者ですがーー」
足を止めて、名刺を差し出す。
そこにはジャーナリストである事などが印字されている。
女子高生の1人が足を止める。
「何ですか?」
不思議そうにこちらを見てきた。
「ーーこの子の事を知ってるかな?」
護は一枚の写真を差し出した。
そこには西島佳子がうつっている。
「ーーうーん。見覚えないなぁ?誰ですか?これ」
対応してくれている女子高生が、こちらを見て聞いた。
「彼女は先日、亡くなったんだ。それで僕は事実を調べてるんだ」
「事実って...?? 何か不審なところがあったの?」
護は黙ってうつむく。
「ーー分かった。ありがとう!!」
軽く会釈をして、また別の高校生に話を聞きに行く。
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