転機に気付け!風に乗れ!

風乃音羽

第4話 フワッ ポヨン ポン!の魔法

このサプライズプレゼントのエアチケットのように、宇宙からのサプライズは、何度も体験しました。

コツがあるとすれば、フワッと「こんなことあったら幸せ。きっとあるよね。」ってポヨンと空想する。

力が入ってない感じが良いようです。
是が非でも!みたいな感じで、固執、執着してる時はかえって何も起きてくれない。
イメージして、すぐ忘れるくらいの感じなんです。フワッ、ボヨン、ポン!です。
そのあと、「あっ、これやっとこー」と眉間のあたりによぎる事をすぐやる。
今やってることを、ちょっと置いといて、それをやります。
自分のその夢や目標と、一見、関係ないことが降りてくることもありますが、それが、ワクワクすることなら、そっちをチョイスします。
そしたら、思いもかけず、欲しいものが手に入る方向に導かれます。

ドイツ行きのエアチケットも、そんな風にして手に入りました。
初めてドイツに行った時の、感動、感激、刺激が忘れられず、帰国の日、絶対ここにまた来るんだろうな。と思いました。
その旅行で友達になったマークが見送りに来てくれていて、何気に住所を交換し合いました。忘れた頃にマークから最初の手紙が来ました。
その手紙を読むと、ドイツでの感動がよみがえりました。
そして、マークはとても日本に興味を持っていたので、写真を添えて、大好きな京都のことを手紙に書きました。
でも、日常は、大学生活や、アルバイト、友だちと遊びに行ったりと、色々な予定があったので、ドイツのことは、忘れていました。
手紙も2ヶ月に一回ほどのペースで、来れば返信するぐらいのことですから、そのうちに、ドイツにまた行きたい!!という想いも、薄れて行きました。
卒論や、就活で忙しい最中に、マークからの例の手紙が来て、
「あー、マークの友だちが来るんだー。懐かしいな、マーク。」っていうぐらいな感じです。
まさか、その後、1ヶ月もしないうちにドイツに行くことになるなんて、1ミリも思ってなかったです。
でも、それが現実、自分が、約1年前に、またここに来るんだ!ってフワッとリアルに想い描いた現実が、時空を超えて、一年のタイムラグを経て目の前にやって来たのです。
フワッ、ポヨン、ポン!です。

想いは実現する!


少し脱線します。
突然降りかかる問題も、
何かを気づかせてくれるためのサプライズプレゼントなのかもしれません。


こんなことがありました。比較的最近の話です。

毎年、主人がホノルルマラソンに出場しているので、応援のためこのイベントに参加してました。
約3万人近い人が参加しているこのイベント会場で、わたしは携帯電話を落としてしまったのです。その時の気持ちは最悪です。
「どうしよう!やばいやばい!なんで?どこで?落としてしまったんだろ。」

この最悪な気持ちとは裏腹に、ハワイの気候も、そよ風も最高に気持ちがいいし、
ゴールドのサンセットは、美しすぎます。


ハワイステイは毎年の家族の楽しみの一つで、わたしはハワイが大好きだし、このネガティヴな出来事に対して悲嘆して、大好きなハワイを楽しめないことのほうが悲しい!という結論にすぐなりました。
まあ、縁があれば戻るでしょう。と切り替えました。
「無くても、ハワイは楽しめる。むしろ、携帯なんかない方が縛るものが何にも無くて開放されるやん!」
そして一応やるべきことはやりました。
大会主催者の遺失物届けを出し、警察にも連絡し、マラソン応援の帰りに乗ったタクシー会社にも電話をしました。
それだけやって、あとは、せっかくのハワイステイを家族や仲間と心から楽しんでいました。


to be continued

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