Fantaz Mate World-ファンタズメイト・ワールド-
■5 洞窟
フローズンが見つけた宝の地図。それはとても貴重なレアアイテムでした。
宝の地図だけあって地図は宝の場所を示してくれています。それは洞窟のようで、フローズンは一人洞窟へ向けて足を運んでいました。
「宝ってどんなのだろう」
フローズンは想像を膨らませながら洞窟を目指します。
そんなフローズンが洞窟に向かっているとスライムやゴブリンなどのモンスターが次々に出現します。
「またスライムだ。ていっ!」
フローズンはお構いなしに剣をぶんぶん振り回してスライムをぺチッ!とはたき倒します。
そんなこんなでフローズンのレベルはいつの間にか3にまで上がっていました。
「ここが洞窟……」
フローズンは洞窟に辿り着きました。
まあ何と言いましょう。自然に出来たthe洞窟ってこんな時で、周りには邪魔をするようなものも隠すようなものもなく普通に存在していました。
フローズンが洞窟の中を覗いてみるとひんやりとした冷たい空気が流れています。如何やらここはただの洞窟ではなく鍾乳洞のようでした。
「さ、寒い……」
あいにくとフローズンの学校は寒さには適していませんでして。でもせっかく来たのだからとフローズンはちょっとだけ中に入ってみることにします。
「この先に宝があるんだよね。ちょっと我慢して行ってみよ」
フローズンは自分の腕をさすりながら洞窟の中に潜入します。
すると中では冷気が充満していて体は芯から冷たくなりました。
「うにゃぁ!」
変な声が出て肩が大きく波打つフローズン。
洞窟の中にはそんな鍾乳石が氷柱のように出来ており、目をパチクリさせます。
密集するようにたくさんの鍾乳石の数々をフローズンは感動して見つめていました。何故ならフローズンは鍾乳石が見るのは初めてでした。
「すっごく綺麗。魔法みたい」
圧巻の光景に目を丸くするフローズン。
しかしその体は次第に冷たくなりつつあったのでした。体の芯から凍ってしまう前にこの場を離れないと危険です。そう素早く反射的に悟ったフローズンは急ぎ先を目指します。
本来洞窟内部は入り組んでいるはずですが、如何やらこの洞窟はそんなに広くないみたいで五分も歩いていれば自然と洞窟の最深部に辿り着く程でした。
「ここが最奥」
ごくりと唾を飲みます。
体の冷え加減はピークに来ていたのでそそくさと洞窟の最奥に足を踏み入れたフローズン。そこは小さく空間が取られており、正面にはこれまた巨大な鍾乳石がお出迎えしてくれました。
「凄い……」
それしか言葉が出ません。
鍾乳石かと思ったそれは近づけば少し濁りがあるだけで透明な水晶だったのです。
フローズンは無意識に近づいてみます。そうして何となく水晶に手をかざすフローズン。冷たい。だけど優しい感じ。
そう乙女チックに知覚した手をそっと引っ込めようとした時です。急にピカーン!と水晶が輝き出しました。
「うわぁ、な、なに!?」
その場から後ろに跳んでしまいそうでした。しかしそう思いきや、フローズンは反射する前に水晶の中に飲み込まれてしまうのでした。
宝の地図だけあって地図は宝の場所を示してくれています。それは洞窟のようで、フローズンは一人洞窟へ向けて足を運んでいました。
「宝ってどんなのだろう」
フローズンは想像を膨らませながら洞窟を目指します。
そんなフローズンが洞窟に向かっているとスライムやゴブリンなどのモンスターが次々に出現します。
「またスライムだ。ていっ!」
フローズンはお構いなしに剣をぶんぶん振り回してスライムをぺチッ!とはたき倒します。
そんなこんなでフローズンのレベルはいつの間にか3にまで上がっていました。
「ここが洞窟……」
フローズンは洞窟に辿り着きました。
まあ何と言いましょう。自然に出来たthe洞窟ってこんな時で、周りには邪魔をするようなものも隠すようなものもなく普通に存在していました。
フローズンが洞窟の中を覗いてみるとひんやりとした冷たい空気が流れています。如何やらここはただの洞窟ではなく鍾乳洞のようでした。
「さ、寒い……」
あいにくとフローズンの学校は寒さには適していませんでして。でもせっかく来たのだからとフローズンはちょっとだけ中に入ってみることにします。
「この先に宝があるんだよね。ちょっと我慢して行ってみよ」
フローズンは自分の腕をさすりながら洞窟の中に潜入します。
すると中では冷気が充満していて体は芯から冷たくなりました。
「うにゃぁ!」
変な声が出て肩が大きく波打つフローズン。
洞窟の中にはそんな鍾乳石が氷柱のように出来ており、目をパチクリさせます。
密集するようにたくさんの鍾乳石の数々をフローズンは感動して見つめていました。何故ならフローズンは鍾乳石が見るのは初めてでした。
「すっごく綺麗。魔法みたい」
圧巻の光景に目を丸くするフローズン。
しかしその体は次第に冷たくなりつつあったのでした。体の芯から凍ってしまう前にこの場を離れないと危険です。そう素早く反射的に悟ったフローズンは急ぎ先を目指します。
本来洞窟内部は入り組んでいるはずですが、如何やらこの洞窟はそんなに広くないみたいで五分も歩いていれば自然と洞窟の最深部に辿り着く程でした。
「ここが最奥」
ごくりと唾を飲みます。
体の冷え加減はピークに来ていたのでそそくさと洞窟の最奥に足を踏み入れたフローズン。そこは小さく空間が取られており、正面にはこれまた巨大な鍾乳石がお出迎えしてくれました。
「凄い……」
それしか言葉が出ません。
鍾乳石かと思ったそれは近づけば少し濁りがあるだけで透明な水晶だったのです。
フローズンは無意識に近づいてみます。そうして何となく水晶に手をかざすフローズン。冷たい。だけど優しい感じ。
そう乙女チックに知覚した手をそっと引っ込めようとした時です。急にピカーン!と水晶が輝き出しました。
「うわぁ、な、なに!?」
その場から後ろに跳んでしまいそうでした。しかしそう思いきや、フローズンは反射する前に水晶の中に飲み込まれてしまうのでした。
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