ナカムラ

私は、狩人だ。
私は、実は、鷹の目を持っている。
奥の方にいる鹿も、猪も、一発で、仕留める。
私には、ライバルがいた。私より、多く狩って自慢気に、その男は、その度に、自慢した。
「ほれ、お前より、多く狩ったぞ。お前も、まだまだだな。」
そう言われると、沸々と、毎回、怒りが、こみ上げてきた。
私は、どんどんその男のことが、嫌いに、なってきた。
あと、一匹で、その男に負けるところだった。
はるか遠くに、その男が鹿に向かって、構えて今にも撃つところだった。
このままでは、負けてしまう。
私は、とっさに、銃でその男を撃った。
私は、警察に、捕まった。
私は、しばらくして、無実で、釈放された。
何せ、私は、はるか遠くにいて、普通の人だったら、見つけられないところにいたのだから。

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