歌舞伎町売上No1童貞ホストが異世界に転生し王室まで漕ぎ着けた物語。魔力はなんと言葉力に比例!

デジャヴ

歌舞伎町から異世界へ(前編)

今回の回収先は俺のデビューからずっと支えてくれた「風俗嬢のレナ」

俺の売上の為に身を売り、俺のテーブルに札束を毎回置いていった。

そんなレナの奉仕のカケラが、このスーツ、シャツ、ボタンまで染み込んでやがる。

「腐った時代だ。。。」

ウイルスで仕事が減ったのはお互い様、そんな女からも回収しないといけないのか。

「ピンポン」。。。
「ピンポンピンポンピンポーン」

「レナいるんだろ、俺だ、開けろ」

ガチャ「あ、翔か、借金取りかと思った」

(借金回収にきているだが)

「とにかく中に入れろ」

レナは快く部屋に通した。

「仕事はどうだ?」
「全然なくて、生活も厳しいよ」

「単刀直入に言うと、今日は売掛を回収にきた」

「無理だよ、だって仕事ないし」

このまま手ぶらで帰っては後輩にしめしがつかない、俺はレナの部屋から手当たり次第、現金を探した。だがマジでない。

イライラが最高潮に達した俺は、洗濯物の籠にある使用済み下着、ブランドバックや金目の物を手にした。

「これを駅前で売り捌いてこい!
ついでに自分のクビに値札つけて売りつけてでも稼いでこい」

俺は畜生だ、なんて酷いこと口にしてやがる、
ちくしょうだ。。。あっ

レナが俺に抱きついてきた
「レナごめんな、許してくれ、言い過ぎた」

初めて人に「ごめん」といった

俺はレナを強く抱きしめ返した。

「ん?」包丁が俺の腹に。。。

「あぁぁあああっ、わかってもらおうと刃先を向けただけなのにぃぃ、救急車呼ぶよ」

俺はそのまま倒れこんだ、抱き寄せたせいで、急所まで刃先が食い込んじまった。

意識が薄れていく。。。











コメント

コメントを書く

「冒険」の人気作品

書籍化作品