出会い厨vsゲイの男子

ゆーわさん

出会い

出会いとは何か、主人公の大和大輔は考えていた...

ピコーン

ある日スマホに通知が来た。どうせゲームの通知だろ、と思ってみたら...
そこにはこう書いてあった。

「一緒に話しませんか?」

というメールが来たのだ。絶対女子だろ、と思った大輔は適当に返事をして会話を終らせようとした。
が、相手もぐいぐい来るので、仕方なくはなすことにした。まず、

「性別は何ですか?」

と、聞かれた。返しに困ったが

「一応男性です」

と、答えた。今更ながら何ですんなり答えちゃったんだろうか。
次に相手はこんな質問をしてきた。

「好きな動物は何ですか?」

と、聞かれた。そこは普通好きな食べ物でしょうが、とツッコミたかったが普通に

「狼です」

と答えた。そしたら...

「奇遇ですね。僕も同じですよ」

と返ってきた。まずこの人はボクッ娘ということが分かった。
次の質問を待っていると、何故だかトゥイッターの写真がと共にこんなメッセージが送られてきた。

「このアカウント、君の?」

と、書かれてあった。
確かに写真に乗っているアカウントは、自分のアカウントだ。
何故分かったのか気味が悪いので、嘘をつくことにした。

「いや違うよ?」

と、言ったが相手はあっそと言ってきた。
それにしても気味が悪い。アカウントは」鍵垢にしてあって、かつフォロワーも、数人しかいない。かつ全くかすりもしない「玉風」という名前だ。あまりにも怖いので、今日は一旦寝ることにした。

翌日、通知が朝から通知が999+件来てた。とんでもない数だ。
開いてみると、全部昨日の人からのメッセージだ。まぁほとんど全部スタンプだけど、確認したところ、その人の名前は、春川というらしい。
聞いたことない苗字だ。

とりあえず学校もあるので、一旦会話は終わらせることにした。
電車に乗り、学校のある開都かいと駅についた。
とりあえず、教室に入った。まずクラスメートである、海斗と拓也に事情を話した。
そしたら拓也からこんな返事が返ってきた。

「それ出合い厨っていうらしいぜ。気をつけてな」

と言われた。出合い厨の存在は実は前から知ってたが、まさか実在するとは思わんかった。気を付けるようにしよう、と思ったが、時すでに遅しだった。相手からこんなメッセージが送られてきた。

「10日後に会いませんか?」

と、送られてきた。反動でokを出してしまった。まぁでも送ってきた人の正体を暴きたい、という感情もあるので、それはそれで良かったと、思ってしまう自分が怖い。

今日は海斗達と一緒に帰ることにした。
ただ自分は二駅先の駅の、小川都おがわと駅なので、すぐに別れを告げることになった。

帰ってきたら通知が一件来ていた。そこには、こんな文章が書かれていた。

「10」

たったこれだけだ。後に考えてみたら、会うまで日数ということが分かった。
意図が分からないので、一旦晩御飯を食って寝ることにした。

翌日、今度は違うクラスメートの史路喜しろきと話した。
するとこんな答えが返ってきた。

「まぁ気を付けたほうがいいよ。うん」

と、返ってきた。意外な答えだ。あいつが心配するなんて珍しい。なんてこと言うと失礼だけど。

帰ったら、また更新されていた。予想どおり

「9」

と書かれていた。だがそれ以外のメッセージがない。

それ以降も数字だけが送り続けられ、8日がたち、ついに明日となった。

ただ待ち合わせ場所も時間もわからない。

一旦トゥイッターを見ることにした。そこに書いてあったのは、


「a9ksisrk」

という、謎の文字配列があった。ただ少し解読でき、a9が9時。
ksが開都駅ということが分かったが、それ以降は解読できなかった。

とりあえず、そこに行ってみることにした。

駅で史路喜が飯を食っていたので、話しかけた。そしたらこんな返事が返ったきた。

















「もしかして、玉風君?」

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