元最強のおっさんすべて失ったけどもう一回世界荒らします
NO
全く本当馬鹿だな、あの時からペーシェントはすべて俺の敵だってのに、綾瀬にあとで謝らなきゃな。
「まさか入ってきたネズミが追放された佐山先輩だったとはねって、すごいなあれ変身してんじゃん」
「油断するな、封印されているとはいえ元最強だ」
赤井はかなりのパイロキネシスの使い手だ、後ろの炎には入ったら焼けこげそうなほどの熱気を感じる。山室は念力で鉄の棒を操るスタイルの戦闘方法だ。鉄の棒に念力をかけ、射出し敵の行動を制限するサポートタイプだったかな。
「幼馴染の最後の警告だ、まだお前がここにいることは私たち二人しか知らない、今帰るなら逃がす」
「いやだと言ったら?」
「殺す」
赤井は手に掲げる炎を向け言ってくる。
「じゃあNOで」
「話して少しはまるくなったと思ったんだけどな...でもそのほうが殺しやすくて助かるよ」
赤井は俺のふざけた発言に怒りが隠しきれていない。
「屁理屈こいてんじゃねーよ!さっさと死ね!」
山室が会話の間に割り込み、出した鉄の棒が俺が飛んでくる。
俺はそれをぎりぎりでよけ、殴りの射程圏内まで入り山室の顔面を目掛け腕を振り上げた。
「うお、はや」
その時の山室の口の口角が上がるのを俺は見逃さなかった。
「【炎柱】」
「————————ッ!」
赤井の炎が俺の頬をかすめる。こいつ自分をおとりにして、、、
「おっしいーてかはやすぎでしょー」
互いに信頼しあったコンビネーション、ワンマンな昔の俺にはわからなかったものだ。
「お前と真壁の試合は見てたよ、やっぱり近距離でしか攻撃できないみたいだな」
しかもよく見ると薄い鉄、いや糸のようなものも大量に張り巡らされているのがわかる。ここは奴らの独壇場ってことだ。対策は万全、数も不利、これは本気でやんなきゃ負ける、20%の力でどこまでいけるか。
【超感覚】全開
「!?」
一気に空気が変わり、それに気づいた赤井は警戒を強める。これだよこれ、昔を思い出させる力だ。俺は異常なまでの自信に包まれた、昔のような。
「ほらひよってないでちゃっちゃとこいよ!」
俺は笑いながら言った。赤井は直線状に山室がかぶって攻撃できないがある程度山室に近づけばしっかり打ってくるみたいだ。
「相変わらずうざいなぁ、わかってないみたいっすね、あんたはもう終わりなんすよ、あんたが逃げられなくなってから勝負はついてたんすよ、でもそこまで自信があるならお言葉に甘えて!」
山室の鉄の棒は俺を目掛けとんでくる。今度はかなり量が多い、たしかに攻撃もよけにくい狭い路地裏だが俺なら。
俺は山室が出した鉄パイプを躱し、手ではじく。
「それで勝ったつもりっすか!」
俺は出力全開で壁をキックして上り山室の攻撃をよける。上からの攻撃ならさすがに罠もないはずだ。
「上に逃げる気か」
赤井は直線状に入った俺を射程にとらえる。
「はやっマジでどんな身体能力してんすか、でもにがさないっすよ」
山室は余裕そうな顔で糸を集め大きな剣を作り射出しようとしている。しかしこいつはまだわかっていない俺の20%がどんなものか、シックを使えない俺を相手に狩る側だと考えている。
「教えてやるよ、自分が狩られる側だってことをな」
「はあ?」
俺は壁を全力で蹴り、一瞬で山室を自分の射程圏内まで入れ、俺の手の突きが山室の腹を貫く。
「ガハッ、嘘っしょ、、、なんでシックを使えないはずのお前がバリアをこわせるんだ、、、、まだ本気、、だし、、、」
「馬鹿がお前の敗因は油断だ、地獄に行く前に学べてよかったな」
俺は手を振り、鮮血を飛び散らせる。赤井は一瞬の出来事に目をまるくしその目を俺と合わせる。
「山室、、、!こんな一瞬でシックの壁ごと破られるなんて、、、」
「分析としては十分だがこの俺がそれだけの対策で戻ってきたと思った?残念でしたぁ!」
俺は山室の後ろにいた、赤井に近づく。
「よくも山室を!」
しかし赤井は手に構えた技ををすぐ打てる状態だ、今行けば鎧も貫通し俺の体は炭にされるだろう。なら!
シュー―――――――――――
俺は綾瀬にもらった武器一式の中にあった、スモークグレネードを使い、後ろに下がった。
「いい手だけどこれで終わりだ!【獄・炎柱】!」
赤井は一瞬動作を遅らせたが俺を最後に見たところに最大火力のシックを打ち込んだ。その炎は路地裏直線状にあるものをすべて焼き尽くした。
しかしそこに俺の死体はない。
「!?まさか」
俺はもう一度上に飛び壁を思いっきり蹴り上げて赤井の技をよけていた。赤井の目の前まで飛ぶ。
「幼馴染の最後の警告だ、俺の仲間になれ、いやだと言ったら殺す」
俺はナイフを赤井の心臓に突きつけ最後の警告を告げた。これで、こんどこそ。
「じゃあNOで」
赤井は殺される直前だというのに笑顔で茶化しながら言う。
「なんでだよ...」
「私はこの町を裏切りたくない、結構昔は好きだったよ、佐山のこと」
「・・・そうか」
震える手を抑え、俺は彼女の胸にナイフをゆっくり差し込んだ。
「まさか入ってきたネズミが追放された佐山先輩だったとはねって、すごいなあれ変身してんじゃん」
「油断するな、封印されているとはいえ元最強だ」
赤井はかなりのパイロキネシスの使い手だ、後ろの炎には入ったら焼けこげそうなほどの熱気を感じる。山室は念力で鉄の棒を操るスタイルの戦闘方法だ。鉄の棒に念力をかけ、射出し敵の行動を制限するサポートタイプだったかな。
「幼馴染の最後の警告だ、まだお前がここにいることは私たち二人しか知らない、今帰るなら逃がす」
「いやだと言ったら?」
「殺す」
赤井は手に掲げる炎を向け言ってくる。
「じゃあNOで」
「話して少しはまるくなったと思ったんだけどな...でもそのほうが殺しやすくて助かるよ」
赤井は俺のふざけた発言に怒りが隠しきれていない。
「屁理屈こいてんじゃねーよ!さっさと死ね!」
山室が会話の間に割り込み、出した鉄の棒が俺が飛んでくる。
俺はそれをぎりぎりでよけ、殴りの射程圏内まで入り山室の顔面を目掛け腕を振り上げた。
「うお、はや」
その時の山室の口の口角が上がるのを俺は見逃さなかった。
「【炎柱】」
「————————ッ!」
赤井の炎が俺の頬をかすめる。こいつ自分をおとりにして、、、
「おっしいーてかはやすぎでしょー」
互いに信頼しあったコンビネーション、ワンマンな昔の俺にはわからなかったものだ。
「お前と真壁の試合は見てたよ、やっぱり近距離でしか攻撃できないみたいだな」
しかもよく見ると薄い鉄、いや糸のようなものも大量に張り巡らされているのがわかる。ここは奴らの独壇場ってことだ。対策は万全、数も不利、これは本気でやんなきゃ負ける、20%の力でどこまでいけるか。
【超感覚】全開
「!?」
一気に空気が変わり、それに気づいた赤井は警戒を強める。これだよこれ、昔を思い出させる力だ。俺は異常なまでの自信に包まれた、昔のような。
「ほらひよってないでちゃっちゃとこいよ!」
俺は笑いながら言った。赤井は直線状に山室がかぶって攻撃できないがある程度山室に近づけばしっかり打ってくるみたいだ。
「相変わらずうざいなぁ、わかってないみたいっすね、あんたはもう終わりなんすよ、あんたが逃げられなくなってから勝負はついてたんすよ、でもそこまで自信があるならお言葉に甘えて!」
山室の鉄の棒は俺を目掛けとんでくる。今度はかなり量が多い、たしかに攻撃もよけにくい狭い路地裏だが俺なら。
俺は山室が出した鉄パイプを躱し、手ではじく。
「それで勝ったつもりっすか!」
俺は出力全開で壁をキックして上り山室の攻撃をよける。上からの攻撃ならさすがに罠もないはずだ。
「上に逃げる気か」
赤井は直線状に入った俺を射程にとらえる。
「はやっマジでどんな身体能力してんすか、でもにがさないっすよ」
山室は余裕そうな顔で糸を集め大きな剣を作り射出しようとしている。しかしこいつはまだわかっていない俺の20%がどんなものか、シックを使えない俺を相手に狩る側だと考えている。
「教えてやるよ、自分が狩られる側だってことをな」
「はあ?」
俺は壁を全力で蹴り、一瞬で山室を自分の射程圏内まで入れ、俺の手の突きが山室の腹を貫く。
「ガハッ、嘘っしょ、、、なんでシックを使えないはずのお前がバリアをこわせるんだ、、、、まだ本気、、だし、、、」
「馬鹿がお前の敗因は油断だ、地獄に行く前に学べてよかったな」
俺は手を振り、鮮血を飛び散らせる。赤井は一瞬の出来事に目をまるくしその目を俺と合わせる。
「山室、、、!こんな一瞬でシックの壁ごと破られるなんて、、、」
「分析としては十分だがこの俺がそれだけの対策で戻ってきたと思った?残念でしたぁ!」
俺は山室の後ろにいた、赤井に近づく。
「よくも山室を!」
しかし赤井は手に構えた技ををすぐ打てる状態だ、今行けば鎧も貫通し俺の体は炭にされるだろう。なら!
シュー―――――――――――
俺は綾瀬にもらった武器一式の中にあった、スモークグレネードを使い、後ろに下がった。
「いい手だけどこれで終わりだ!【獄・炎柱】!」
赤井は一瞬動作を遅らせたが俺を最後に見たところに最大火力のシックを打ち込んだ。その炎は路地裏直線状にあるものをすべて焼き尽くした。
しかしそこに俺の死体はない。
「!?まさか」
俺はもう一度上に飛び壁を思いっきり蹴り上げて赤井の技をよけていた。赤井の目の前まで飛ぶ。
「幼馴染の最後の警告だ、俺の仲間になれ、いやだと言ったら殺す」
俺はナイフを赤井の心臓に突きつけ最後の警告を告げた。これで、こんどこそ。
「じゃあNOで」
赤井は殺される直前だというのに笑顔で茶化しながら言う。
「なんでだよ...」
「私はこの町を裏切りたくない、結構昔は好きだったよ、佐山のこと」
「・・・そうか」
震える手を抑え、俺は彼女の胸にナイフをゆっくり差し込んだ。
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