今まで俺に冷たくしていた美少女が席替えで隣の席になった途端優しくしてくるんだが

時雨古鷹

第30話  編集がこんなに大変だったなんて

「はい!!これでどういう経緯でグループを結成することになったかわかったかな?」

「こういうことだから…しかし夢がかなったんだもの。精一杯やらないと」

「まあね!じゃあ今からこの四人はどういう関係かを話していくよー!!」

「これは俺が説明するぜ!まず俺、ユシンとリキトの関係は親友だ!!小学校から同じだからな!そしてザノシと俺は恋人どうし、ザノシとリキトは親友、俺とリカンは親友、そしてリカンとリキトは恋人どうしだ!!一気に説明したからわからなかっただろうが動画の最後に図で表しとくぜ!」

「ユシン、ありがとう!!次にそれぞれのチャンネルのジャンルを説明してもらうよー!!まず俺、リキトから。これまでと変わらずピアノに料理、歌ってみた動画、オリジナルソロ楽曲をあげていくよー!」

「次は私だね‼️私はリキトくんと同じ歌ってみた動画とオリジナル曲に加え街づくりゲーム実況をするよー!」

「次は俺だぜ!俺も歌ってみた動画、オリジナル楽曲に加えリカンちゃんとは違うジャンルでゲーム実況をするからな!」

「次に私ね。私もオリジナル楽曲、歌ってみた動画に加えて教育系の動画をあげていくわ」

「最後に清雲チャンネル!!これはみんなのオリジナルソロ楽曲のプレイリストや清雲のオリジナル楽曲、歌ってみた動画、さらにプライベートや撮影の裏側動画、四人でのゲーム実況などをあげていくよー!」

「ということだからこれからよろしくね!!」

「今回の動画はここまで!!みんな!!清雲チャンネルの登録まってるよー!!」

「リカンチャンネルも登録よろしくね!!」

「ユシンチャンネルも登録してくれよな!!」

「ザノシチャンネルもよろしくね」

「まあこの動画を見ている人はほとんどリキトチャンネルの登録者だと思うけどまだ登録してない人はリキトチャンネルもよろしくね!!それでは!!」

「「またねー!!」」

そうして杉山と美緒がカメラを止める。霧斗は杉山の給料と美緒のお小遣いをあげた。

「杉山、ありがとう。もう帰っていいよ」

「はい。わかりました。編集頑張ってくださいね」

「うん」

杉山を見送ると早速霧斗はパソコンを立ち上げ編集を始めた。

「三人とも、慣れてないんだから早く編集に取り掛からないと眠れないよ?」

「わかった」

三人も同じようにパソコンを立ち上げる。そして編集を始めたのだが…

「霧斗、これってどうすればいいんだ?」

「霧斗君、ここ教えてくれる?」

「霧斗くん、ここをどうすればいいか分からないよー」

五分も立たないうちに聞いてきた。霧斗は一人づつ丁寧に教えていく。その作業を延々と続けた。

「二つとも終わったー」

編集開始から約四時間半。霧斗は二つのチャンネルの動画編集を済ませ三人の進行具合を見た。ちなみに時刻は夜中の二時半だ。

「分からないところある?」

「めっちゃあるな!これどういうことかさっぱりわかんねえ」

「霧斗くん、私もう少しで終わるよー」

「霧斗君、私も編集終わったわよ。それにしても編集がこんなに大変だったなんて知らなかったわ」

「茨乃は早いな。瞬に教えてやってくれ、俺は梨華に教えるねから」

「わかったわ」

編集が終わった茨乃と分担して二人に教えた。編集が終わったのは午前四時だ。

「俺はピアノ練習してくるけど三人はどうする?」

「「寝る」」

「わかった。五時半に起こしに来る」

そうして霧斗は一人でピアノを練習していたのだった。

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