ガチャスキル2つ貰ったら辺境の村に連れていかれたのでガチャスキル使って発展させようと思います
第10話 貴族がやってきた
王族が来てから1週間がたった。神聖石も14個貯まり明日になったら5連ガチャをしようと思う。
「わかったかい?」
「何となくわかりましたよ。要するに神話時代の戦いでは魔神軍に神を圧倒的に超える魔神獣と言うものが存在したと。それに加え神軍には神獣がいたが魔神によりこの村の周辺に封印されてると」
「そのとうりだね。うん、今日はここまでにしようか」
「はい。ありがとうございます」
「大したことないよ。ガイは鍛錬に出ているし、シイナはライム様と一緒に出かけているし、昌幸様は策を練っているからね。僕が教えるしかないって訳」
「そうなんですね。いやー「教えるのが上手いではないか」…陛下、なんでここにいるんですか?僕との予定はなかったはずですよ?」
ここ数日、することがないカリスは神話のことを知りたいと思いキルスに教えて貰っていた。もちろんそのほか、王国の歴史や算術などもだ。
今日も勉強会を終え話しているとハルムもとい陛下が入っていた。
「陛下、いつからそこにいたんですか?」
「最初からだな。シイナ殿に教えて貰ったのだ。キルス殿がカリス殿に勉強を教わっていると聞いてな。見に来たのだそれにしてもカリス殿は教えるのが上手いな」
「人に教えるのが好きなのです」
「ははっ。そうか……それにしても王国の歴史について聞いていたが驚いたぞ。学院では綺麗な所だけを教えていると言うのにキルス殿は正確に知っている。もうそろそろ私の子供達にも勉強を教えたいと思っていたのだ。明日から勉強に行かせよう」
「王子殿下や王女殿下にお教えできること光栄に思います」
「よいよい。それよりも外が騒がしいな…」
陛下がそうつぶやくと宰相が入ってきた。
「スト……宰相さん。誰か来たんですか?」
「はい。ただカリス様ではなく陛下にです」
「誰だ?辺境まで来るとは…」
「僕だよー。久しぶりだね陛下。そちらが噂のカリス君かい?」
部屋に入ってきたのは清潔感がある貴族だった。20代前半で髪色は金髪、瞳の色が青色だ。
「はい。カリスです。あなたは?」
「アストラル伯爵だ。しかしアストラル卿、何用でこちらに参ったのか?」
「カリス君、紹介してもらった通りアストラルだよー、名前は後で教えるね。実は陛下が辺境に追い出されスケル卿に王都を乗っ取られたと聞いてね。この間スケル卿の兄君であるカリス君もここに追放されたと聞いていたからねー、見に来たんだよ」
「そうであったか…」
「アストラル卿、長旅、大変でしたでしょう?場所を移しましょうか」
「ありがたいね。あ……改めて自己紹介しておくね。僕はアルト=アストラル、こう見えても34で息子と娘がいるよ。あとアルトでいいよ」
アルトが34歳だった。このことはカリスに大きな打撃を与えた。
「そうでしたか。ちょっと待ってください。ライムさーん。飲み物をお願い出来ますー?」
「いいわよー。その代わり早くガチャを回してねー」
「はーい」
「陛下、この会話は和むねー」
「アストラル卿は会話だけを聞いておるからな。相手を知れば崇めねばならん。もちろんカリス殿のこともな」
「そうなんですかー?」
「はい。紅茶を入れたわよ。とりあえず私も同席していいかしら?」
「いいですよ。陛下もいいですよね」
「ライム様の頼みとあっては仕方ないな」
「ありがとう」
「…陛下、様なんてつける必要ある?」
「アストラル卿よ。カリス殿がなぜこの地に追放されたのか知っておるか?」
「もちろんだよ。スキル授与の時に【神ガチャ】と【異界ガチャ】を授かり、無能と判断され追放されたって」
「そのとうりだな。ところでこの地に伝わる伝承は知っておるか?」
「そこまでは知らないよ」
「そうか。ライム様、話してくれませんか?」
「いいわよ。アルト、この地に伝わる伝承というのは噛み砕いていうと、魔神が復活する前にこの地に1人の少年が来て神や異界人を召喚し戦うって言うことよ。その召喚する方法というのが【神ガチャ】と【異界ガチャ】というわけ。ちなみに私は生命神ライムね。1万年の封印からカリスのおかげで解き放たれたの」
「……ライム…様?」
「何よ」
「召喚するということはカリス君が復活する魔神と戦うと言うことですか?」
「そうよ。まあ魔神が復活するまであと5年あるわ。あとからじっくり聞かせてあげる」
「わかりました」
「これでわかっであろう?まあそれは良いとして今王都はどうなっている?」
その言葉にアルトの表情は暗くなった。
「わかったかい?」
「何となくわかりましたよ。要するに神話時代の戦いでは魔神軍に神を圧倒的に超える魔神獣と言うものが存在したと。それに加え神軍には神獣がいたが魔神によりこの村の周辺に封印されてると」
「そのとうりだね。うん、今日はここまでにしようか」
「はい。ありがとうございます」
「大したことないよ。ガイは鍛錬に出ているし、シイナはライム様と一緒に出かけているし、昌幸様は策を練っているからね。僕が教えるしかないって訳」
「そうなんですね。いやー「教えるのが上手いではないか」…陛下、なんでここにいるんですか?僕との予定はなかったはずですよ?」
ここ数日、することがないカリスは神話のことを知りたいと思いキルスに教えて貰っていた。もちろんそのほか、王国の歴史や算術などもだ。
今日も勉強会を終え話しているとハルムもとい陛下が入っていた。
「陛下、いつからそこにいたんですか?」
「最初からだな。シイナ殿に教えて貰ったのだ。キルス殿がカリス殿に勉強を教わっていると聞いてな。見に来たのだそれにしてもカリス殿は教えるのが上手いな」
「人に教えるのが好きなのです」
「ははっ。そうか……それにしても王国の歴史について聞いていたが驚いたぞ。学院では綺麗な所だけを教えていると言うのにキルス殿は正確に知っている。もうそろそろ私の子供達にも勉強を教えたいと思っていたのだ。明日から勉強に行かせよう」
「王子殿下や王女殿下にお教えできること光栄に思います」
「よいよい。それよりも外が騒がしいな…」
陛下がそうつぶやくと宰相が入ってきた。
「スト……宰相さん。誰か来たんですか?」
「はい。ただカリス様ではなく陛下にです」
「誰だ?辺境まで来るとは…」
「僕だよー。久しぶりだね陛下。そちらが噂のカリス君かい?」
部屋に入ってきたのは清潔感がある貴族だった。20代前半で髪色は金髪、瞳の色が青色だ。
「はい。カリスです。あなたは?」
「アストラル伯爵だ。しかしアストラル卿、何用でこちらに参ったのか?」
「カリス君、紹介してもらった通りアストラルだよー、名前は後で教えるね。実は陛下が辺境に追い出されスケル卿に王都を乗っ取られたと聞いてね。この間スケル卿の兄君であるカリス君もここに追放されたと聞いていたからねー、見に来たんだよ」
「そうであったか…」
「アストラル卿、長旅、大変でしたでしょう?場所を移しましょうか」
「ありがたいね。あ……改めて自己紹介しておくね。僕はアルト=アストラル、こう見えても34で息子と娘がいるよ。あとアルトでいいよ」
アルトが34歳だった。このことはカリスに大きな打撃を与えた。
「そうでしたか。ちょっと待ってください。ライムさーん。飲み物をお願い出来ますー?」
「いいわよー。その代わり早くガチャを回してねー」
「はーい」
「陛下、この会話は和むねー」
「アストラル卿は会話だけを聞いておるからな。相手を知れば崇めねばならん。もちろんカリス殿のこともな」
「そうなんですかー?」
「はい。紅茶を入れたわよ。とりあえず私も同席していいかしら?」
「いいですよ。陛下もいいですよね」
「ライム様の頼みとあっては仕方ないな」
「ありがとう」
「…陛下、様なんてつける必要ある?」
「アストラル卿よ。カリス殿がなぜこの地に追放されたのか知っておるか?」
「もちろんだよ。スキル授与の時に【神ガチャ】と【異界ガチャ】を授かり、無能と判断され追放されたって」
「そのとうりだな。ところでこの地に伝わる伝承は知っておるか?」
「そこまでは知らないよ」
「そうか。ライム様、話してくれませんか?」
「いいわよ。アルト、この地に伝わる伝承というのは噛み砕いていうと、魔神が復活する前にこの地に1人の少年が来て神や異界人を召喚し戦うって言うことよ。その召喚する方法というのが【神ガチャ】と【異界ガチャ】というわけ。ちなみに私は生命神ライムね。1万年の封印からカリスのおかげで解き放たれたの」
「……ライム…様?」
「何よ」
「召喚するということはカリス君が復活する魔神と戦うと言うことですか?」
「そうよ。まあ魔神が復活するまであと5年あるわ。あとからじっくり聞かせてあげる」
「わかりました」
「これでわかっであろう?まあそれは良いとして今王都はどうなっている?」
その言葉にアルトの表情は暗くなった。
「ファンタジー」の人気作品
-
-
3万
-
4.9万
-
-
2.1万
-
7万
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
1.2万
-
4.8万
-
-
1万
-
2.3万
-
-
9,711
-
1.6万
-
-
9,545
-
1.1万
-
-
9,448
-
2.4万
-
-
9,173
-
2.3万
コメント