ガチャスキル2つ貰ったら辺境の村に連れていかれたのでガチャスキル使って発展させようと思います
第3話 伝承を聞こう
「おはよう、カリス。もう村着いたのか?」
「はい。着きましたよ。30分ほど前に」
「そうか。挨拶にゃぁ行ったのか?」
「まだですよ。皆で行った方が楽しいじゃないですか。ほら行きますよ」
そう言ってカリスはガイを1人おいて外に出た。
相変わらず外の空気は美味いな。
「待たせたなカリス」
「ようやく出てきましたね。それじゃ行きますよ」
「分かった」
カリスはガイを連れてシイナ達がいる村の中心広場まで歩いていった。
「シイナさーん、キルスさーんお待たせしましたー」
「ガイ、何をしていたんだ?」
「わりぃ寝坊した」
「お義父さんは寝すぎだよー。少しはボクを見習って欲しいな」
「分かった。見習ってみる」
そういう話をしていると村の人々が集まってきた。どうやらキルスが村長に頼んだらしい。
「初めましてこの村の皆さん。僕はカリス=スカイと言います。今日から訳あってこの村に住むことになりました。スカイ家とは縁を切りましたが元貴族の子息としてこの村を発展させれたらいいなと思っています」
「随分と賢い人ですね。私はこの村の村長のガリスと申します。この村には昔からとある伝承があるのですがまた後にいいでしょう。カリス様、この村を発展させてくれますでしょうか?」
「分かりました。あと敬語じゃなくてもいいですよ。みなさんもよろしくお願いします」
「ならそう致す。ところでカリス殿よそちらの冒険者達もこの村に留まるのか?」
「はい。そうですよ。皆さん、挨拶お願いします」
「おうよ。俺はこのパーティーのリーダー。Cランク冒険者のガイだ。よろしく頼む」
「僕は同じくパーティーのサブリーダーのキルスだよ。同じくCランク冒険者だよ」
「ボクはパーティーメンバーのシイナと言うんだ。よろしくね」
カリス達は自己紹介を済ますと気になっていたことを聞いてみた。
「ところでガリスさん、昔から伝わる伝承ってなんですか?」
「話せばながいが良いか?」
「大丈夫ですよ」
「ではお話いたそう。儂は朧げで自信はあまりない。サク、話してやれ」
「村長、分かりました」
サクと呼ばれた人物は見たところ年齢は30代くらいの細い人だった。
「どうもカリスさん。ならどこから話していきましょうか?」
「カリスよぉ全部聞かねぇか?俺よくわかんねぇけど壮大な感じがするんだ。勘でな」
「お義父さんの勘はよく当たるからね。全部聞いた方がいいんじゃない?ボクも気になるし」
「ガイやシイナが言ってるからカリス君、全部聞いてからスキル試そうか」
「分かりました。じゃあサクさん全てお願いします」
「はい。じゃあちょっとここじゃ暑いので私の家に来てください」
そう言われて4人はサクの家で話を聞くことにした。
部屋の隅側に置かれた質素な椅子に座りその向かい側にサクは座った。
「ではこの村の始まりからお話しましょう。この村は約4500年前に出来ました。当時戦争に巻き込まれ国を追われた人がここに集まり村を作ったと言われています。しかし当時この周辺は竜が住み着いており村を時々襲撃されていたそうです。それで開拓が進められず竜が眠りについたあとも人々は竜を恐れ開拓することをやめました。ですので今の村は当初からほとんど変わっていません。約3000年前にはこの村ができる前から住んでいた先住民の生き残りを保護しています。その先住民は子孫も残さず死んだらしいです。その時にある伝承を伝えました。その伝承が現在まで伝えられて来たのです」
「歴史は分かりました。じゃあその伝承というのはなんです?」
「はい。先住民から伝えられた伝承は『魔神どもが解き放たれしときこの地に神が降り立つであろう』というものです」
「なぜここに神が降り立つんだぁ?」
「なぜと言われましても…先住民が持っていたとある書物にこう書かれています。『この地はかつて神々と魔神どもの最大の戦いが起こった。その戦いで封印された神の生まれ変わりがこの地に降り立ち神々を従え戦うであろう』……と。要するにここは約1万年に起こった神々と魔神との戦いが起こった場所なんです。そして今さっきまでいた場所はとある神が戦死した場所です。魔神が解き放たれるということはどういうことか分かりませんが」
カリスは心の中で焦っていた。もしかしたらカリスがその伝承にある本人かもしれないからだ。
やばいやばい。まだ決まった訳では無いし。早くスキル試してみたい。
「だいたい分かったよ。そんな伝承があるんだね。カリス君、伝承も聞いた事だしスキル試そう。広場で」
「そうですね。サクさん。伝承を聞かせていただきありがとうございます。スキルを試しますのでガリスさん達を集めて貰えませんか?」
「分かりました。ではまた後ほど」
そうして作成と別れ広場に行った。しばらくするとまた村の皆が集まってきた。
「カリス殿、伝承はどうであったか?」
「はい。とても興味深いものでしたよ」
「それは良かった。ところでスキルを見せてくれんか」
「ボク達も早くカリス君のスキルみたいよ」
「分かりました。何が起こるか分からないので少し離れてくだいい」
「うむ。これで良いか?」
「大丈夫です。スキル【神ガチャ】発動!!」
カリスがそう唱えると空間が歪んだと同時に虹色の光が歪みから出てきた。その光が落ち着くと1人の女性がたっていた。
「久しぶりに目覚めたわ。ありがとう!!」
「はい。着きましたよ。30分ほど前に」
「そうか。挨拶にゃぁ行ったのか?」
「まだですよ。皆で行った方が楽しいじゃないですか。ほら行きますよ」
そう言ってカリスはガイを1人おいて外に出た。
相変わらず外の空気は美味いな。
「待たせたなカリス」
「ようやく出てきましたね。それじゃ行きますよ」
「分かった」
カリスはガイを連れてシイナ達がいる村の中心広場まで歩いていった。
「シイナさーん、キルスさーんお待たせしましたー」
「ガイ、何をしていたんだ?」
「わりぃ寝坊した」
「お義父さんは寝すぎだよー。少しはボクを見習って欲しいな」
「分かった。見習ってみる」
そういう話をしていると村の人々が集まってきた。どうやらキルスが村長に頼んだらしい。
「初めましてこの村の皆さん。僕はカリス=スカイと言います。今日から訳あってこの村に住むことになりました。スカイ家とは縁を切りましたが元貴族の子息としてこの村を発展させれたらいいなと思っています」
「随分と賢い人ですね。私はこの村の村長のガリスと申します。この村には昔からとある伝承があるのですがまた後にいいでしょう。カリス様、この村を発展させてくれますでしょうか?」
「分かりました。あと敬語じゃなくてもいいですよ。みなさんもよろしくお願いします」
「ならそう致す。ところでカリス殿よそちらの冒険者達もこの村に留まるのか?」
「はい。そうですよ。皆さん、挨拶お願いします」
「おうよ。俺はこのパーティーのリーダー。Cランク冒険者のガイだ。よろしく頼む」
「僕は同じくパーティーのサブリーダーのキルスだよ。同じくCランク冒険者だよ」
「ボクはパーティーメンバーのシイナと言うんだ。よろしくね」
カリス達は自己紹介を済ますと気になっていたことを聞いてみた。
「ところでガリスさん、昔から伝わる伝承ってなんですか?」
「話せばながいが良いか?」
「大丈夫ですよ」
「ではお話いたそう。儂は朧げで自信はあまりない。サク、話してやれ」
「村長、分かりました」
サクと呼ばれた人物は見たところ年齢は30代くらいの細い人だった。
「どうもカリスさん。ならどこから話していきましょうか?」
「カリスよぉ全部聞かねぇか?俺よくわかんねぇけど壮大な感じがするんだ。勘でな」
「お義父さんの勘はよく当たるからね。全部聞いた方がいいんじゃない?ボクも気になるし」
「ガイやシイナが言ってるからカリス君、全部聞いてからスキル試そうか」
「分かりました。じゃあサクさん全てお願いします」
「はい。じゃあちょっとここじゃ暑いので私の家に来てください」
そう言われて4人はサクの家で話を聞くことにした。
部屋の隅側に置かれた質素な椅子に座りその向かい側にサクは座った。
「ではこの村の始まりからお話しましょう。この村は約4500年前に出来ました。当時戦争に巻き込まれ国を追われた人がここに集まり村を作ったと言われています。しかし当時この周辺は竜が住み着いており村を時々襲撃されていたそうです。それで開拓が進められず竜が眠りについたあとも人々は竜を恐れ開拓することをやめました。ですので今の村は当初からほとんど変わっていません。約3000年前にはこの村ができる前から住んでいた先住民の生き残りを保護しています。その先住民は子孫も残さず死んだらしいです。その時にある伝承を伝えました。その伝承が現在まで伝えられて来たのです」
「歴史は分かりました。じゃあその伝承というのはなんです?」
「はい。先住民から伝えられた伝承は『魔神どもが解き放たれしときこの地に神が降り立つであろう』というものです」
「なぜここに神が降り立つんだぁ?」
「なぜと言われましても…先住民が持っていたとある書物にこう書かれています。『この地はかつて神々と魔神どもの最大の戦いが起こった。その戦いで封印された神の生まれ変わりがこの地に降り立ち神々を従え戦うであろう』……と。要するにここは約1万年に起こった神々と魔神との戦いが起こった場所なんです。そして今さっきまでいた場所はとある神が戦死した場所です。魔神が解き放たれるということはどういうことか分かりませんが」
カリスは心の中で焦っていた。もしかしたらカリスがその伝承にある本人かもしれないからだ。
やばいやばい。まだ決まった訳では無いし。早くスキル試してみたい。
「だいたい分かったよ。そんな伝承があるんだね。カリス君、伝承も聞いた事だしスキル試そう。広場で」
「そうですね。サクさん。伝承を聞かせていただきありがとうございます。スキルを試しますのでガリスさん達を集めて貰えませんか?」
「分かりました。ではまた後ほど」
そうして作成と別れ広場に行った。しばらくするとまた村の皆が集まってきた。
「カリス殿、伝承はどうであったか?」
「はい。とても興味深いものでしたよ」
「それは良かった。ところでスキルを見せてくれんか」
「ボク達も早くカリス君のスキルみたいよ」
「分かりました。何が起こるか分からないので少し離れてくだいい」
「うむ。これで良いか?」
「大丈夫です。スキル【神ガチャ】発動!!」
カリスがそう唱えると空間が歪んだと同時に虹色の光が歪みから出てきた。その光が落ち着くと1人の女性がたっていた。
「久しぶりに目覚めたわ。ありがとう!!」
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