第44話　あやめとの別れ

あやめが青ざめている。
僕がいると解ったからだ。

ユリは、キョトンとしている。
何がおきているのかわかっていない感じだ。

「久しぶりだな。あやめ、ユリ」
・・・
何もしゃべらない。

「あやめ、何で裏切ったんだ？」
・・・
何もしゃべらない。

「ユリ、何で裏切ったんだ？」
・・・
何もしゃべらない。

「何もしゃべらないとわからん！」
僕は怒鳴る。

あやめは、何か決意をした感じだった。
そして、あやめがユリの方に向かった。
ユリのネックレスを外した。

「ノブシゲ、これでしばらくするとユリは話ができるようになった」
「どういう事だ」
「邪術だ。
ユリの記憶に封印をした。
お前を忘れる為に・・・」
「何のために？」
「あっしは、ノブシゲを裏切った。
お金の為に・・・。
ユリの鍛冶師の能力も欲しかった。
だから、邪術を使って思い通りにした。
けど、鍛冶師の能力も落ちて使い物にならなかった」
「ユリは、僕を捨ててなかったのか？」
「そうだ」

僕は茫然としていた。
結婚を約束していたユリが裏切っていなかった。

「うっ！」
急にあやめが苦しみだした。

「あやめ、どうした？」
「邪術の影響だ。
もう助からない・・・。
ノブシゲの長時間再会した段階で・・・。
この手紙をユリに・・・」

あやめは死んだ。
あっけない最後だった。

--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--#--
※　ユリとあやめの説明追加

◆ノブシゲ
・冒険者ランク　Ｃランク
・情報師　Lv50
・人間族　18歳
・武器：ショートボウ（毒属性付与）レイピア
・防具：皮の兜と鎧（認識妨害属性付与）皮の靴（スピード付与）
皮の小手（光魔法付与）
裏切られた事が多く、人の見る目はない
172cmでそれなりにかっこいい
攻略に関する準備や作戦立案、索敵活動が得意
秘密にしているが、様々な装備や道具を作る準備をすると神級
サクラとエリザベスのハーレム関係


◆サクラ
・冒険者ランク　Ｂランク
・レンジャー　Lv43
・エルフ　17歳
・武器：弓（威力は凄い）ショートソード
防具：皮の兜と鎧、靴、小手
165㎝でおっぱいが小さいがすらっとした美人さん
特に緑のショートヘアーと眼の可愛い


◆エリザベス
・冒険者ランク　Aランク
・情報師　Lv60
・猫耳族　19歳
152㎝でおっぱいとお尻が大きくエロい体つき
みんなのアイドル
人間関係等人に関する情報収集が得意
コープのリーダー


◆アイリ
・冒険者ランク　不明
・聖者　Lv52
・小人族　18歳
ノブシゲの学友。
お人よしで騙されやすい
ノブシゲと奴隷商でのびっくりする再会を果たし、購入され、助けられる

◆ユリ
・冒険者ランク　現在は不明　別れた時はCランク
・鍛冶師　現在は不明　別れた時はLv40
・ドワーフ　18歳
ノブシゲを裏切ったパーティのメンバーで結婚を誓い合った仲＆幼馴染
今回、ビスマルク侯爵の討伐会議で再会する。
あやめがノブシゲを裏切った時の事は覚えていない。

◆あやめ
・冒険者ランク　現在は不明　別れた時はＢランク
・剣士　現在は不明　別れた時はLv45
・狐獣族　19歳
ノブシゲを裏切ったパーティのリーダー＆幼馴染
あやめがノブシゲを裏切った時の首謀者
邪術の影響で死す

◆ビスマルク侯爵
ノブシゲ達の街を統治する侯爵。
評判は良い。