おじいちゃんに見守られて感謝しながら無双する

サクサク

プロローグ

春。新学期。暖かな日差しが差し込み、一部の学生は気合いを入れ、また一部の学生は気 だるげに学び舎へと向かう。

彼、氷室創太(ひむろそうた)もその一人だ。

実は彼は儂の孫である。あの子がまだ小さいとき、原因不明の心臓発作で死んでしまった。

けれども今こうして見守れている。そしてもうすぐ会える。楽しみだが、悲しくもある。

儂は神。ここは神界。つまり、もうすぐ彼は死んでしまうのだ。あまりに若い。

どうか次の世界は安全に生きられるように望むものをあげよう。

ああ、創太が死んだ。早く迎えに位ってあげよう。

最近の若者っぽく喋ったほうが良いかの…

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