条件付きスキル「スキル吸収」を駆使し、冒険者から成り上がれ
37話 アクセサリー
ルリは王女様を見つめながら、
「私はどうしたらいいのでしょうか?」
「貴女はどうしたいの?」
「私は好きなアクセサリーを作れるなら、どんなことでも従います」
「女の子がどんなことでもなんて言うもんじゃないよ」
アスランは再度考えながら、
「本当はルリのお父さんも手伝ってもらおうかと考えたんだけど、作るものがアクセサリーだからルリとの契約にしようかな。それでもいい?」
「私は大丈夫です」
「契約内容も決めてないのに、簡単に返事をしてはダメだよ」
「はい、スミマセン。あの本当に子供ですか?」
「よく言われるけど、6歳の子供だよ」
「ろ、ろくさい?私よりも大人に見える」
みんな笑いながらも契約内容を決めたのであった。
・素材や商売に関してはこちらで行う。
・ルリに対しては、鍛冶場の使用料も含めて日給計算し月末に支払う。
・規定の時間外や休みの日に働いた場合は別途支給すること。
・ルリがデザインした場合はデザイン料を支払う。
・練習用の素材や環境の設備は費用として提供し、その費用の中でやり繰りすること。
以上のことを約束して契約するけどいいかな?
「あ、あの~、こんな良い条件で契約してもいいのですか?仮に商品が売れなくても私にお金が入るんですよ」
「ルリの商品は売れるよ。ちなみに最初のデザインは決めているから、後でデザインを描いた紙を渡すから宜しくね」
エリーナとエミリアは興味深々で、
「アスラン、どんなデザインなんですか?」
「しょうがない、ここで描くから見てて」
アスランは、始めにハートを描きその真ん中に宝石の絵を書いた。最後にハートの横に天使の翼をイメージさせて描いたのだ。
エリーナとエミリアは興奮しながら、
「これが私達のネックレスですわよね」
「そうだよ。まあ、エミリアとエリーナがつけていれば宣伝になってすぐに売れるだろうから、デザインは二人だけの物では無くなってしまうだろうけど…、宝石を二人専用に珍しい物にして、その宝石は使わないようにしようと考えているよ」
エリーナとエミリアは目を輝かせて喜んでいる。
二人のはしゃぐ姿を満足そうに見ながらハクを撫でていると、
ハクは撫でられて気持ちよさそうにし、期待の眼差しでアスランを見つめて、
「クゥーン・クゥーン」
「え、ハクもほしいの?」
「ワォン」
「じゃあ、従魔の首輪に上から嵌め込むタイプで飾ろうか?」
「ワォン」
ハクは嬉しそうに尻尾を振って、アスランの周りを走りまわっている。
そうしてハクにもプレゼントが決まったのであった。
翌日、学校の帰りの時刻となり、
「お疲れ、クラリッサ」
「お疲れ様です。アスラン君」
「実は頼みたいことがあるんだ」
「何かな?ついに私を愛人候補にしてくれるの?」
「アホか。しかもなんで愛人なんだよ。それはおいといて、商売の話に興味ない?」
クラリッサは後数センチでキスをする距離まで近づくと、
「なに、なに、なに?何でも言って。その話乗ったわ」
「近いよ。それにまだ何も話してないよ」
「大丈夫、アスラン君だもの。家でお父さんと話したいから商会に来てね。先に帰って待ってるから」
アスランは何も言えず、クラリッサの後ろ姿を見ていた。
別に一緒に行けばいいと思うのだが。ため息をつきながら商会に向かった。
ナガラ商会に着いて中に入ると、
「アスラン様、ようこそナガラ商会へ」
店員数名が待ち構え、一声に挨拶をする。
「ねぇ、クラリッサ。このために先に帰ったの?」
「半分はね。ナガラ商会の店員が失礼なことをしないように先に先手を打っておいたわ。些細なことで商談を破綻にしたくないわ」
アスランは呆れながらも感心しながら、
「商売魂は本当にたくましいと思うよ」
「私には褒め言葉ね。それではアスラン君ついて来て」
アスランはついて行き、商談の部屋と思われる豪華な部屋へと入っていく。
「アスラン君元気にしてたかい?」
「元気にしていました。戦盤の時はお世話になりました」
「何を言うお世話になったのはこっちの方だよ。アスラン君のおかげで知名度も上げさせてもらったよ。有り難う」
「お父さん、その辺で。早く聞きましょうよ。どんな商品か気になるじゃない」
「お前はセッカチな癖を直しなさい。商売にはタイミングが必要と…」
「あの、長くなるようなら下で商品を見てていいですか?」
「これは失礼。お待たせして申し訳ない。よければ商品の話を聞かせてくれないか」
そうしてアクセサリーのデザインや素材の事を伝えた。
「これは素敵なデザインだ。素材を考えても貴族に売れるのは間違いないが、特許を考えれば後一押しほしいところだが、なにかないかな?」
「このネックレスはエリーナとエミリアにプレゼントするために考えたんですよ。それを理由に似たデザインを作られたり、変な素材を使われては名を汚すってことでは無理ですかね?」
深く考え、
「流石はアスラン君。王妃にエリーナ王女へのプレゼントの品として特許を貰えるように話してくる」
そうしてクラリッサのお父さんはいなくなった。
「君たち親子は、本当に一直線だね。まだ完成もしてないのに」
「大丈夫だわ。今日は王妃の予定を合わせる段取りね」
「まあいいや。職人は用意してるから、鍛冶場に素材を運んであげて。後、赤色と青色の綺麗で珍しい宝石を宜しく」
「任せといて」
商談が終わり、アスランは屋敷へと帰っていった。
そして、一ヶ月後。
アスランはナガラ商会に呼ばれ、足を運んでいた。
「アスラン君、有り難う。これが完成品だよ」
「男の僕が言うのもなんですが、凄く綺麗ですね」
「王妃に献上できるほどの見栄えだよ。では、アスラン君一緒に行くよ」
「え、何処にですか?」
「王城だよ」
「行ってらっしゃい」
「えっ」
「えっ、僕は必要ないですよね」
「王妃に連れてきなさいって言われてるんだよ。機嫌を損なうと特許もらえないかもだし」
「え~。どうしても?」
「エリーナ様達のプレゼントのためにも」
アスランは渋々王城に行くのであった。
ちなみにクラリッサのお父さんはナデルである。
ナデルと一緒に王城に入り、豪華な応接室に案内され待っていると。
エリーナと王妃、そして何故かベルトラン王が入ってきた。
王妃がいるので、ナデルと一緒に丁寧な挨拶をしたのだが、
「ようアスラン。そんな堅苦しい挨拶なんて必要ない」
「必要ないと言われましても、王妃様の前ですので…」
エリネス王妃はアスランを見ながら
「あら、私とは仲良くしていただけませんこと?」
「子爵の三男の僕には恐れ多いことです」
ベルトラン王はニヤリと笑いながら、
「アスラン、エリネスを怒らせると余よりも怖いぞ」
「エリネス王妃、今後とも宜しくお願いします」
「ね、アスランは物分かりがいいでしょ」
エリネス王妃は楽しそうに
「そうですわね。謁見以外では私もアスランと呼ばせてもらうわ。いいわね」
「もちろんです」
「それでは、エリーナにプレゼントするネックレスを見せてくださる?」
ナデルは綺麗な宝石箱をだし、箱を開けた。
「………。」
「………。」
「綺麗~~。」
エリネス王妃とエリーナはウットリとしている。
それを静かに見守る男性陣。
「ねぇ、アスラン。これ私へのプレゼントで間違えないよね?」
「もちろん」
目を輝かせて喜んでいるエリーナとは対照的に、エリネス王妃は機嫌が悪そうだ。
アスランに鋭い眼光で見つめ、
「ワタクシへのプレゼントや献上品はないのかしら?」
アスランは慌てながらナデルを見る、
「エリネス王妃様、こちらナデル商会からの献上品となります」
そこには一般的に豪華で綺麗な真珠のネックレスがあった。
エリネス王妃はさらに鋭い視線でアスランを見て、
「ねぇ、アスラン。ワ・タ・ク・シ・へのプレゼントや献上品はないのかしら?」
アスランはやっぱりこうなったと考えながら、
「エリネス王妃に相応しいデザインを現在考え作製している段階となっていますので、現在はお持ちできていません」
エリネス王妃はやっと笑顔になり、
「そうよね。楽しみだわ。娘達だけこんな素敵なネックレスをつけていたら、私の顔がたちませんわ」
「あの、エリネス王妃?一般的な価値観として真珠のネックレスの方が良い物ですし値段も高いと思いますが?」
「うふふ。高くて綺麗な物なんて見飽きましたわ。繊細で綺麗で、些細な施しがさらに宝石を引き立て一枚の絵画のように素敵ですわ。そんな物を娘達だけがつけるなんてズルイですわ」
ベルトラン王が呆れながら、
「エリネスよ。本音が駄々洩れだ。まあアスランだからいいが。それにしても、そんな特技まで持っていたとは流石だの~。俺にはないのか?」
「え、ベルトラン王にもですか?必要なのですか?」
「物にもよるが、価値のあるネックレスよりも、技術面やデザインで優れた物の方が他国の王も驚くだろうからな」
「デザインや制作は良いのですが、できれば中心部分の宝石は用意していただけないですか?僕の懐にダメージが」
「そうだな。戦盤で儲かっているとは言え、まだ子供だったな。エリネスよどうする」
「宝石はもちろん用意するわ。それとは別に褒美と特許の許可もあげるわ。その代わり、娘達の様な素敵なネックレスをお願いね」
「畏まりました。宝石さえあれば2週間でできると思います」
「ナデルよ、帰りに宝石を受け取って帰るように」
こうして無事に特許は貰えたが、デザインの作成に徹夜する嵌めになったアスランであった。
「私はどうしたらいいのでしょうか?」
「貴女はどうしたいの?」
「私は好きなアクセサリーを作れるなら、どんなことでも従います」
「女の子がどんなことでもなんて言うもんじゃないよ」
アスランは再度考えながら、
「本当はルリのお父さんも手伝ってもらおうかと考えたんだけど、作るものがアクセサリーだからルリとの契約にしようかな。それでもいい?」
「私は大丈夫です」
「契約内容も決めてないのに、簡単に返事をしてはダメだよ」
「はい、スミマセン。あの本当に子供ですか?」
「よく言われるけど、6歳の子供だよ」
「ろ、ろくさい?私よりも大人に見える」
みんな笑いながらも契約内容を決めたのであった。
・素材や商売に関してはこちらで行う。
・ルリに対しては、鍛冶場の使用料も含めて日給計算し月末に支払う。
・規定の時間外や休みの日に働いた場合は別途支給すること。
・ルリがデザインした場合はデザイン料を支払う。
・練習用の素材や環境の設備は費用として提供し、その費用の中でやり繰りすること。
以上のことを約束して契約するけどいいかな?
「あ、あの~、こんな良い条件で契約してもいいのですか?仮に商品が売れなくても私にお金が入るんですよ」
「ルリの商品は売れるよ。ちなみに最初のデザインは決めているから、後でデザインを描いた紙を渡すから宜しくね」
エリーナとエミリアは興味深々で、
「アスラン、どんなデザインなんですか?」
「しょうがない、ここで描くから見てて」
アスランは、始めにハートを描きその真ん中に宝石の絵を書いた。最後にハートの横に天使の翼をイメージさせて描いたのだ。
エリーナとエミリアは興奮しながら、
「これが私達のネックレスですわよね」
「そうだよ。まあ、エミリアとエリーナがつけていれば宣伝になってすぐに売れるだろうから、デザインは二人だけの物では無くなってしまうだろうけど…、宝石を二人専用に珍しい物にして、その宝石は使わないようにしようと考えているよ」
エリーナとエミリアは目を輝かせて喜んでいる。
二人のはしゃぐ姿を満足そうに見ながらハクを撫でていると、
ハクは撫でられて気持ちよさそうにし、期待の眼差しでアスランを見つめて、
「クゥーン・クゥーン」
「え、ハクもほしいの?」
「ワォン」
「じゃあ、従魔の首輪に上から嵌め込むタイプで飾ろうか?」
「ワォン」
ハクは嬉しそうに尻尾を振って、アスランの周りを走りまわっている。
そうしてハクにもプレゼントが決まったのであった。
翌日、学校の帰りの時刻となり、
「お疲れ、クラリッサ」
「お疲れ様です。アスラン君」
「実は頼みたいことがあるんだ」
「何かな?ついに私を愛人候補にしてくれるの?」
「アホか。しかもなんで愛人なんだよ。それはおいといて、商売の話に興味ない?」
クラリッサは後数センチでキスをする距離まで近づくと、
「なに、なに、なに?何でも言って。その話乗ったわ」
「近いよ。それにまだ何も話してないよ」
「大丈夫、アスラン君だもの。家でお父さんと話したいから商会に来てね。先に帰って待ってるから」
アスランは何も言えず、クラリッサの後ろ姿を見ていた。
別に一緒に行けばいいと思うのだが。ため息をつきながら商会に向かった。
ナガラ商会に着いて中に入ると、
「アスラン様、ようこそナガラ商会へ」
店員数名が待ち構え、一声に挨拶をする。
「ねぇ、クラリッサ。このために先に帰ったの?」
「半分はね。ナガラ商会の店員が失礼なことをしないように先に先手を打っておいたわ。些細なことで商談を破綻にしたくないわ」
アスランは呆れながらも感心しながら、
「商売魂は本当にたくましいと思うよ」
「私には褒め言葉ね。それではアスラン君ついて来て」
アスランはついて行き、商談の部屋と思われる豪華な部屋へと入っていく。
「アスラン君元気にしてたかい?」
「元気にしていました。戦盤の時はお世話になりました」
「何を言うお世話になったのはこっちの方だよ。アスラン君のおかげで知名度も上げさせてもらったよ。有り難う」
「お父さん、その辺で。早く聞きましょうよ。どんな商品か気になるじゃない」
「お前はセッカチな癖を直しなさい。商売にはタイミングが必要と…」
「あの、長くなるようなら下で商品を見てていいですか?」
「これは失礼。お待たせして申し訳ない。よければ商品の話を聞かせてくれないか」
そうしてアクセサリーのデザインや素材の事を伝えた。
「これは素敵なデザインだ。素材を考えても貴族に売れるのは間違いないが、特許を考えれば後一押しほしいところだが、なにかないかな?」
「このネックレスはエリーナとエミリアにプレゼントするために考えたんですよ。それを理由に似たデザインを作られたり、変な素材を使われては名を汚すってことでは無理ですかね?」
深く考え、
「流石はアスラン君。王妃にエリーナ王女へのプレゼントの品として特許を貰えるように話してくる」
そうしてクラリッサのお父さんはいなくなった。
「君たち親子は、本当に一直線だね。まだ完成もしてないのに」
「大丈夫だわ。今日は王妃の予定を合わせる段取りね」
「まあいいや。職人は用意してるから、鍛冶場に素材を運んであげて。後、赤色と青色の綺麗で珍しい宝石を宜しく」
「任せといて」
商談が終わり、アスランは屋敷へと帰っていった。
そして、一ヶ月後。
アスランはナガラ商会に呼ばれ、足を運んでいた。
「アスラン君、有り難う。これが完成品だよ」
「男の僕が言うのもなんですが、凄く綺麗ですね」
「王妃に献上できるほどの見栄えだよ。では、アスラン君一緒に行くよ」
「え、何処にですか?」
「王城だよ」
「行ってらっしゃい」
「えっ」
「えっ、僕は必要ないですよね」
「王妃に連れてきなさいって言われてるんだよ。機嫌を損なうと特許もらえないかもだし」
「え~。どうしても?」
「エリーナ様達のプレゼントのためにも」
アスランは渋々王城に行くのであった。
ちなみにクラリッサのお父さんはナデルである。
ナデルと一緒に王城に入り、豪華な応接室に案内され待っていると。
エリーナと王妃、そして何故かベルトラン王が入ってきた。
王妃がいるので、ナデルと一緒に丁寧な挨拶をしたのだが、
「ようアスラン。そんな堅苦しい挨拶なんて必要ない」
「必要ないと言われましても、王妃様の前ですので…」
エリネス王妃はアスランを見ながら
「あら、私とは仲良くしていただけませんこと?」
「子爵の三男の僕には恐れ多いことです」
ベルトラン王はニヤリと笑いながら、
「アスラン、エリネスを怒らせると余よりも怖いぞ」
「エリネス王妃、今後とも宜しくお願いします」
「ね、アスランは物分かりがいいでしょ」
エリネス王妃は楽しそうに
「そうですわね。謁見以外では私もアスランと呼ばせてもらうわ。いいわね」
「もちろんです」
「それでは、エリーナにプレゼントするネックレスを見せてくださる?」
ナデルは綺麗な宝石箱をだし、箱を開けた。
「………。」
「………。」
「綺麗~~。」
エリネス王妃とエリーナはウットリとしている。
それを静かに見守る男性陣。
「ねぇ、アスラン。これ私へのプレゼントで間違えないよね?」
「もちろん」
目を輝かせて喜んでいるエリーナとは対照的に、エリネス王妃は機嫌が悪そうだ。
アスランに鋭い眼光で見つめ、
「ワタクシへのプレゼントや献上品はないのかしら?」
アスランは慌てながらナデルを見る、
「エリネス王妃様、こちらナデル商会からの献上品となります」
そこには一般的に豪華で綺麗な真珠のネックレスがあった。
エリネス王妃はさらに鋭い視線でアスランを見て、
「ねぇ、アスラン。ワ・タ・ク・シ・へのプレゼントや献上品はないのかしら?」
アスランはやっぱりこうなったと考えながら、
「エリネス王妃に相応しいデザインを現在考え作製している段階となっていますので、現在はお持ちできていません」
エリネス王妃はやっと笑顔になり、
「そうよね。楽しみだわ。娘達だけこんな素敵なネックレスをつけていたら、私の顔がたちませんわ」
「あの、エリネス王妃?一般的な価値観として真珠のネックレスの方が良い物ですし値段も高いと思いますが?」
「うふふ。高くて綺麗な物なんて見飽きましたわ。繊細で綺麗で、些細な施しがさらに宝石を引き立て一枚の絵画のように素敵ですわ。そんな物を娘達だけがつけるなんてズルイですわ」
ベルトラン王が呆れながら、
「エリネスよ。本音が駄々洩れだ。まあアスランだからいいが。それにしても、そんな特技まで持っていたとは流石だの~。俺にはないのか?」
「え、ベルトラン王にもですか?必要なのですか?」
「物にもよるが、価値のあるネックレスよりも、技術面やデザインで優れた物の方が他国の王も驚くだろうからな」
「デザインや制作は良いのですが、できれば中心部分の宝石は用意していただけないですか?僕の懐にダメージが」
「そうだな。戦盤で儲かっているとは言え、まだ子供だったな。エリネスよどうする」
「宝石はもちろん用意するわ。それとは別に褒美と特許の許可もあげるわ。その代わり、娘達の様な素敵なネックレスをお願いね」
「畏まりました。宝石さえあれば2週間でできると思います」
「ナデルよ、帰りに宝石を受け取って帰るように」
こうして無事に特許は貰えたが、デザインの作成に徹夜する嵌めになったアスランであった。
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