条件付きスキル「スキル吸収」を駆使し、冒険者から成り上がれ
9話 驚愕
アンシャンテ先生の授業の時間となり、アスランは挨拶をする。
「アンシャンテ先生、おはようございます」
「アスラン君。おはよう。今日は魔力を感じるところからやるわよ」
「先生、昨日教えてくれたことを頑張って実戦したらできました」
「そう。もう魔力がわかったのね。凄いわね。じゃあ、次は難しいけど魔力操作を行いましょう。それによって魔力を感じれているか確認もできるからね」
「先生、魔力操作もできるようになりました」
「えっ、もう一回言ってもらえる?」
「魔力操作もできるようになりました」
「えっ、」
「えっ、そんなはずは…」
奇妙な目を向けられながら、
「試しにやってみてもらえる?」
「はい、やりますね」
そう言うと、昨日のように魔力を感じ維持しながら、次に点で結び魔力を移動させ手のひらにテニスボールくらいの光のエネルギーを放った。
「………。」
「………。」
「アンシャンテ先生?」
アンシャンテ先生は驚愕のあまり、小さい声で呟く。
「ありえないわ」
「アンシャンテ先生?」
「アスラン君、君は実は魔力操作を誰かに教えてもらっていたり、固有スキルに魔力操作をもっていたりしますか?」
「いえ、昨日先生に始めて聞きました。固有スキルはまったく違うスキルです」
それを聞いたアンシャンテ先生は、目をつむりすこし考えながら
「アスラン君、今日の授業は終わりです。明日また見ますので、今日は魔力操作をスムーズに時間をかけずにできるように復習しといてね」
そう言いおわると、アンシャンテ先生は急ぎ足でその場を離れていった。
………。
今度はアスランが固まるのだった。
早く魔法が使いたかったのと、胸を張ってドヤ顔がしたくて披露したのに……。
「やっちまったぁ~~~」
さらにはアンシャンテ先生の鑑定もできず、今後のことを考えると膝をついてうな垂れるのであった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
場所を移り、アンシャンテ先生と両親の会話
「アンシャンテ先生、授業中なはずだが話があると聞いたのだが?」
アンシャンテ先生は、一息つきながら
「アスラン君の将来をどう考えていらっしゃいますか?」
「え、アスランの将来?アスランがどうかしたのかね?」
「アスラン君は天才です」
「まあ、たしかにアスランは天才だと思うが…」
「いえ、そうではなくて。いや、そうなんですが。あ~もう…」
困った表情をしながらもアンシャンテ先生は考え閃いた
「そうだ、アスラン君を私にくださいませんか?」
両親は、疑問符を浮かべながら
「アスランに結婚はまだ早かろう。それにアスランは3男だから自由にさせてあげたいと考えている」
「あ、スミマセン。結婚とかではなく、王都の学校に通う前の1年~2年、私に預けていただけませんか?」
「え、急にどうしたんだアンシャンテ先生?」
興奮しすぎて、今日の内容を伝えてないことを思いだし、
「実は、昨日に魔力操作の内容を簡単に伝えたんですが、アスラン君は今日魔力操作を実践されました。たった1日で魔力操作の基礎を習得したんですよ。たった1日で!」
両親も開いた口が塞がらないとはこのことなのか、固まっている。
「………。」
アドリーヌはようやく思考を再開させ
「私が魔力操作を習得できたのは、だいだい5ヶ月くらいだったかしら。」
「そうですわ。早い人でも3ヶ月はかけて魔力操作を体に馴染ませて、やっとできるようになりますわ。あ、申し訳ありません。興奮しすぎて言葉使いが素になっていました。」
「まあ、それはいい。アスランを今後どうするかだったね?」
「はい。私の元で旅にでて修行をすれば1年で一般的な魔導士以上にできると思います」
アデールはしばらく考えてから口にした
「もちろん、かの優秀なエルフのアンシャンテ先生に付きっきりで習えば魔導士以上になれるかもしれないが、アスランには他の事にも目を向けさせたいのだよ」
真剣な表情でアデールは再び
「この1年間、アスランにはほとんど屋敷以外にだしてないのだよ。天才だと騒がれると後継者問題や許嫁候補が殺到し大変なことになるだろう。やっと4歳になって普通の会話をしても、周りはすこし頭がいいくらいに思ってくれるだろう。だから、しばらくしたら領地を案内し、そして犯罪者の処刑などに立ち合わせて、まずは善悪や悪い大人に騙されないようにしたいと考えている」
アドリーヌも真剣な表情で頷いている。
「解りました。興奮しすぎて私は目先のことばっかし考えていました。申し訳ございません。今後は魔法と同時にいろんな事を教えていこうと思います」
「アンシャンテ先生有難う。それはそうと今夜はめでたいな。アンシャンテ先生一緒に飲み明かさないか?なぁ、アドリーヌ?」
「ええ、アスランについて語り明かしましょう」
「承知しました。有難うございます」
三人は微笑みながら今後のアスランについて話し合ったのであった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
両親やアンシャンテ先生が話し合っている時アスランは、もくもくと魔力操作をスムーズにするために励んでいたのであった。
「アンシャンテ先生、おはようございます」
「アスラン君。おはよう。今日は魔力を感じるところからやるわよ」
「先生、昨日教えてくれたことを頑張って実戦したらできました」
「そう。もう魔力がわかったのね。凄いわね。じゃあ、次は難しいけど魔力操作を行いましょう。それによって魔力を感じれているか確認もできるからね」
「先生、魔力操作もできるようになりました」
「えっ、もう一回言ってもらえる?」
「魔力操作もできるようになりました」
「えっ、」
「えっ、そんなはずは…」
奇妙な目を向けられながら、
「試しにやってみてもらえる?」
「はい、やりますね」
そう言うと、昨日のように魔力を感じ維持しながら、次に点で結び魔力を移動させ手のひらにテニスボールくらいの光のエネルギーを放った。
「………。」
「………。」
「アンシャンテ先生?」
アンシャンテ先生は驚愕のあまり、小さい声で呟く。
「ありえないわ」
「アンシャンテ先生?」
「アスラン君、君は実は魔力操作を誰かに教えてもらっていたり、固有スキルに魔力操作をもっていたりしますか?」
「いえ、昨日先生に始めて聞きました。固有スキルはまったく違うスキルです」
それを聞いたアンシャンテ先生は、目をつむりすこし考えながら
「アスラン君、今日の授業は終わりです。明日また見ますので、今日は魔力操作をスムーズに時間をかけずにできるように復習しといてね」
そう言いおわると、アンシャンテ先生は急ぎ足でその場を離れていった。
………。
今度はアスランが固まるのだった。
早く魔法が使いたかったのと、胸を張ってドヤ顔がしたくて披露したのに……。
「やっちまったぁ~~~」
さらにはアンシャンテ先生の鑑定もできず、今後のことを考えると膝をついてうな垂れるのであった。
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場所を移り、アンシャンテ先生と両親の会話
「アンシャンテ先生、授業中なはずだが話があると聞いたのだが?」
アンシャンテ先生は、一息つきながら
「アスラン君の将来をどう考えていらっしゃいますか?」
「え、アスランの将来?アスランがどうかしたのかね?」
「アスラン君は天才です」
「まあ、たしかにアスランは天才だと思うが…」
「いえ、そうではなくて。いや、そうなんですが。あ~もう…」
困った表情をしながらもアンシャンテ先生は考え閃いた
「そうだ、アスラン君を私にくださいませんか?」
両親は、疑問符を浮かべながら
「アスランに結婚はまだ早かろう。それにアスランは3男だから自由にさせてあげたいと考えている」
「あ、スミマセン。結婚とかではなく、王都の学校に通う前の1年~2年、私に預けていただけませんか?」
「え、急にどうしたんだアンシャンテ先生?」
興奮しすぎて、今日の内容を伝えてないことを思いだし、
「実は、昨日に魔力操作の内容を簡単に伝えたんですが、アスラン君は今日魔力操作を実践されました。たった1日で魔力操作の基礎を習得したんですよ。たった1日で!」
両親も開いた口が塞がらないとはこのことなのか、固まっている。
「………。」
アドリーヌはようやく思考を再開させ
「私が魔力操作を習得できたのは、だいだい5ヶ月くらいだったかしら。」
「そうですわ。早い人でも3ヶ月はかけて魔力操作を体に馴染ませて、やっとできるようになりますわ。あ、申し訳ありません。興奮しすぎて言葉使いが素になっていました。」
「まあ、それはいい。アスランを今後どうするかだったね?」
「はい。私の元で旅にでて修行をすれば1年で一般的な魔導士以上にできると思います」
アデールはしばらく考えてから口にした
「もちろん、かの優秀なエルフのアンシャンテ先生に付きっきりで習えば魔導士以上になれるかもしれないが、アスランには他の事にも目を向けさせたいのだよ」
真剣な表情でアデールは再び
「この1年間、アスランにはほとんど屋敷以外にだしてないのだよ。天才だと騒がれると後継者問題や許嫁候補が殺到し大変なことになるだろう。やっと4歳になって普通の会話をしても、周りはすこし頭がいいくらいに思ってくれるだろう。だから、しばらくしたら領地を案内し、そして犯罪者の処刑などに立ち合わせて、まずは善悪や悪い大人に騙されないようにしたいと考えている」
アドリーヌも真剣な表情で頷いている。
「解りました。興奮しすぎて私は目先のことばっかし考えていました。申し訳ございません。今後は魔法と同時にいろんな事を教えていこうと思います」
「アンシャンテ先生有難う。それはそうと今夜はめでたいな。アンシャンテ先生一緒に飲み明かさないか?なぁ、アドリーヌ?」
「ええ、アスランについて語り明かしましょう」
「承知しました。有難うございます」
三人は微笑みながら今後のアスランについて話し合ったのであった。
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両親やアンシャンテ先生が話し合っている時アスランは、もくもくと魔力操作をスムーズにするために励んでいたのであった。
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