条件付きスキル「スキル吸収」を駆使し、冒険者から成り上がれ
4話 宝珠の儀
以前の記憶が戻り、子供ながらに話をているだけで、かなりの知識が得られた。以前と比べると話しもスムーズにできることに気づいたアスランは今後どうするか迷っているうちに教会についた。
馬車をおり、教会を見てみると日本でいうキリスト教のような建物があった。
アデールは教会に入り受付を済ますと、案内を経て司教に挨拶をしアスランを紹介する。
中年の優しそうな男性の隣でアーデルが、
「アスラン、ダーヴェル司教にご挨拶しなさい。」
すこし悩んだ末にアスランはゆっくりと話すことにした。
「アスラン・アーバインです。本日は宜しくお願いします。」
「アスラン様、私はダーヴェルと申します。宜しくお願いしますね。ところでアスラン様は宝珠の儀をご存知ですか?」
「もちろん知ってるよ。神様からスキルをもらうんだよね?」
「もちろんそうなのですが、神様の教えを広めるための教会で儀式を行うことで、神様が3歳になる子にスキルを宿してくれるのですよ。ちなみに人族の神様はエステア様を信仰しているのですよ」
転生神はお爺さんだったから、エステア様は別の神様なのかと考えながらお礼を言った
「有難うございます」
「では、さっそく宝珠の儀式を行いますので、エステア様の像の前に行き、片膝をついてお祈りをして下さい」
そう言われエステア様の像の前に行き、片膝をついてお祈りをしていると
「神エステアよ、アスラン・アーバインに祝福の力を宿し、新たな道を示したまえ」
司教の言葉の後に、まばゆい光がアスランに向かい、アスランの心臓部分に吸収されていく。
「お~、素晴らしい光だ」
「ええ、素敵な光だこと」
いつも以上の光だったことから、周りから賛辞の言葉が飛び交う。
興味津々の司教様が優しい笑顔を向けて訪ねてきた
「アスラン様、スキルは手に入りましたかな?よければ、こちらの水晶に手をあてステータスと唱えて下さい」
アスランはアデールに確認のために顔を向けると、頷かれたので水晶に手をあてることにした。
「ステータス」
半透明な板が目の前に表示された
【名前】アスラン・アーバイン
【種族】人間族 【性別】男性 【年齢】3歳
【称号】アーバイン子爵三男
【レベル】1
【体力】50/50
【魔力】20/20
【能力適正】E
【身体適正】E-
【魔法適正】E+
【スキル】
【固有スキル】 アイテムBOX(強)Lev:1 ・ 鑑定(強)Lev:1
周りからは見えないようで、みんながこちらを見ていた。
「無事にスキルをいただきました」
「そうか、それはよかった。では帰るとしよう。ダーヴェル司教ご苦労であった。」
「アーデル子爵様、素晴らしい光が見れて私も感激しております。有難うございました」
アスランも司教にお礼を言い、アーデルの後ろを追いかけ馬車にのると
「アスラン、スキルは夕食の時に教えてくれ。馬車の中では言うでないぞ。スキルは大切なもの故に他の者に軽く教えるでないぞ」
「解りました。父様」
そんな話をしていると自宅に着き、自分の部屋に戻った。
部屋へ戻ったアスランは、心の中で鑑定を自分に使ってみた。
同じように半透明な板が目の前に表示されたが、しかし内容は、
【名前】アスラン・アーバイン
【種族】人間族 【性別】男性 【年齢】3歳
うん?これだけ?
鑑定 強なのにこれだけしか見れないの?
深く考えても何も解らず、とりあえずレベルのせいだとすることにした。
しばらく今後の事を考えていると、
あ、そう言えばスキル吸収があるはずだ。ステータスに載ってないってことは、ちゃんと神様は見えないようにしてくれたのだろう。ただ今現状じゃ、スキル吸収は使えないだろうから、使える状況になった時の為に鑑定のレベルを上げよう。そして今後を考えると偽装のスキルがほしいところだな。
そうこうしているうちにメイドが夕食の準備ができたことを伝えにきた。
食堂に入るとみんな座っており、こちらを興味深そうに見ていた。
「遅くなってすみません」
「気にしなくていい。皆楽しみで先にきただけだ。それでは夕食をいただこう。神の恵みに感謝を」
皆声を合わせて
「神の恵みに感謝を」
前の食事で言った記憶がないが、考え事に夢中で気づいていないだけだと気づき、食卓に並ぶお肉を食べていると
「ところでアスラン、スキルは何を授かったのか教えてくれるか?」
「はい、父様。スキルはアイテムBOX(強)と鑑定(強)をいただきました」
みんなビックリした顔でこちらを見ていた
「どうされたのですか?」
「いや、なんでもない。強のスキルを2つと聞いてビックリしていたのだ」
「強のスキルは凄いのですか?」
「ああ、簡単にいうと固有スキルにしか(強・中・弱)はないのだが、一般的に覚えるスキルにはレベルしかない。そのレベルで言うと弱は最大Lev:10まで。中はLev:20まで。強に至ってはLev:30までとなっている。一般のスキルも弱と同じでLev:10までだが、固有スキルをもっていると覚えが早く、効果も1.2倍ほど上がると言われている。なので固有スキル強を最大まで上げると…スキルによっては軍隊をも相手できると言われておる。ちなみに強のスキルを授かる人は極稀らしい」
それを聞いたアスランは鑑定のスキルを思い出し理解した。レベル1では例え1.2倍になってもたかが知れている。しかし、アスランはついつい嬉しくて笑顔になり、楽しく夕食をいただくのであった。
馬車をおり、教会を見てみると日本でいうキリスト教のような建物があった。
アデールは教会に入り受付を済ますと、案内を経て司教に挨拶をしアスランを紹介する。
中年の優しそうな男性の隣でアーデルが、
「アスラン、ダーヴェル司教にご挨拶しなさい。」
すこし悩んだ末にアスランはゆっくりと話すことにした。
「アスラン・アーバインです。本日は宜しくお願いします。」
「アスラン様、私はダーヴェルと申します。宜しくお願いしますね。ところでアスラン様は宝珠の儀をご存知ですか?」
「もちろん知ってるよ。神様からスキルをもらうんだよね?」
「もちろんそうなのですが、神様の教えを広めるための教会で儀式を行うことで、神様が3歳になる子にスキルを宿してくれるのですよ。ちなみに人族の神様はエステア様を信仰しているのですよ」
転生神はお爺さんだったから、エステア様は別の神様なのかと考えながらお礼を言った
「有難うございます」
「では、さっそく宝珠の儀式を行いますので、エステア様の像の前に行き、片膝をついてお祈りをして下さい」
そう言われエステア様の像の前に行き、片膝をついてお祈りをしていると
「神エステアよ、アスラン・アーバインに祝福の力を宿し、新たな道を示したまえ」
司教の言葉の後に、まばゆい光がアスランに向かい、アスランの心臓部分に吸収されていく。
「お~、素晴らしい光だ」
「ええ、素敵な光だこと」
いつも以上の光だったことから、周りから賛辞の言葉が飛び交う。
興味津々の司教様が優しい笑顔を向けて訪ねてきた
「アスラン様、スキルは手に入りましたかな?よければ、こちらの水晶に手をあてステータスと唱えて下さい」
アスランはアデールに確認のために顔を向けると、頷かれたので水晶に手をあてることにした。
「ステータス」
半透明な板が目の前に表示された
【名前】アスラン・アーバイン
【種族】人間族 【性別】男性 【年齢】3歳
【称号】アーバイン子爵三男
【レベル】1
【体力】50/50
【魔力】20/20
【能力適正】E
【身体適正】E-
【魔法適正】E+
【スキル】
【固有スキル】 アイテムBOX(強)Lev:1 ・ 鑑定(強)Lev:1
周りからは見えないようで、みんながこちらを見ていた。
「無事にスキルをいただきました」
「そうか、それはよかった。では帰るとしよう。ダーヴェル司教ご苦労であった。」
「アーデル子爵様、素晴らしい光が見れて私も感激しております。有難うございました」
アスランも司教にお礼を言い、アーデルの後ろを追いかけ馬車にのると
「アスラン、スキルは夕食の時に教えてくれ。馬車の中では言うでないぞ。スキルは大切なもの故に他の者に軽く教えるでないぞ」
「解りました。父様」
そんな話をしていると自宅に着き、自分の部屋に戻った。
部屋へ戻ったアスランは、心の中で鑑定を自分に使ってみた。
同じように半透明な板が目の前に表示されたが、しかし内容は、
【名前】アスラン・アーバイン
【種族】人間族 【性別】男性 【年齢】3歳
うん?これだけ?
鑑定 強なのにこれだけしか見れないの?
深く考えても何も解らず、とりあえずレベルのせいだとすることにした。
しばらく今後の事を考えていると、
あ、そう言えばスキル吸収があるはずだ。ステータスに載ってないってことは、ちゃんと神様は見えないようにしてくれたのだろう。ただ今現状じゃ、スキル吸収は使えないだろうから、使える状況になった時の為に鑑定のレベルを上げよう。そして今後を考えると偽装のスキルがほしいところだな。
そうこうしているうちにメイドが夕食の準備ができたことを伝えにきた。
食堂に入るとみんな座っており、こちらを興味深そうに見ていた。
「遅くなってすみません」
「気にしなくていい。皆楽しみで先にきただけだ。それでは夕食をいただこう。神の恵みに感謝を」
皆声を合わせて
「神の恵みに感謝を」
前の食事で言った記憶がないが、考え事に夢中で気づいていないだけだと気づき、食卓に並ぶお肉を食べていると
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「はい、父様。スキルはアイテムBOX(強)と鑑定(強)をいただきました」
みんなビックリした顔でこちらを見ていた
「どうされたのですか?」
「いや、なんでもない。強のスキルを2つと聞いてビックリしていたのだ」
「強のスキルは凄いのですか?」
「ああ、簡単にいうと固有スキルにしか(強・中・弱)はないのだが、一般的に覚えるスキルにはレベルしかない。そのレベルで言うと弱は最大Lev:10まで。中はLev:20まで。強に至ってはLev:30までとなっている。一般のスキルも弱と同じでLev:10までだが、固有スキルをもっていると覚えが早く、効果も1.2倍ほど上がると言われている。なので固有スキル強を最大まで上げると…スキルによっては軍隊をも相手できると言われておる。ちなみに強のスキルを授かる人は極稀らしい」
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