あの瞬間キミに恋した

桜川椿

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時間は過ぎ放課後になった。




「紗羅ちゃん一緒に帰ろうか?」と笑顔で言って来る男・・・空。






なんで私がアンタと一緒に帰らなきゃいけないのよ!!




「いいえ結構です。櫂斗と帰るから、またね空」と言って足早に教室を出た。




そんなに急がなくてもいいのに・・・。と空はポツリと呟いた。








そして櫂斗のクラスへ向かった。






「か~いと❤」


「紗羅か。帰ろうか」


「うん」


「そういえばもうすぐ夏休み始まるな」


「そうだね」


「どっか行きたいよな?」


「え?うん♪」


「じゃあ決めとくな♪」


「ありがとう櫂斗」


「じゃあ私こっちだから、また明日ね」


「おう」




そして私は家に帰った。






そして日々は過ぎ夏休みに入った。




ピリリリリッと携帯が鳴った。


確かめるとマリからLINEがきていた。






「紗羅、今なにしてる?」


「ちょっと宿題してた(-_-)`」


「そっか、ねぇ今から会わない?」


「いいね♪」


「実は紗羅の家の前に来てるんだぁ(^o^)❤」






はい?


もう家の前なら、入ってきたらいいのに・・・。




そして私は急いで玄関に向かいドアを開けた。




「マリ~~突然びっくりするじゃない」


「ごめんごめん」


「それよりどっか行く?私ん家でまったりしてもいいけど」


「じゃあ紗羅んとこでまったりに決定~❤」


「はいはい了解です」








そして家の中に入り、私の部屋へ行った。






「紗羅の部屋も広いよね」


「突然どうしたの?確かに広いけどね、あははっ」


「紗羅さぁ・・・。幸せ?」


「うん幸せだよ」


「そっか・・・。いや色々とあったから、紗羅大丈夫なのかと思ってさ」


「心配してくれてありがとう。マリって優しいね」


「友達の心配をするのは当たり前のことなの!」


「あははっそうだよね」


「こっちのおじさんとおばさんと上手くやってる?」


「うんお父様とお母様優しいからね。でも・・・正直言うと、まだ実感ないんだよね・・・。私の本当の親なんだってことは分かってるんだけど、お父さんとお母さんとの思い出が強過ぎて・・・」


「そっか。紗羅焦らなくてゆっくりでいいと思うよ?」


「うんありがとうマリ」






マリって本当に優しい・・・大好きだよ❤


ずっと友達でいてね。






「そうだなんかする?マリ。」


「う~んそうだな・・・。ゲームとかってある?」


「うんあるよ♪ちなみに全部あるみたい」


「全部って?」


「ゲーム機全般って感じ?前にお父様にゲーム好きなのって言ったら次の日には、もう揃ってたんだ」


「へえ~~それは凄いね」


「うん、さすがにちょっとビックリしちゃったけどね。あははっ」


「紗羅のお勧めのゲームってなに?」


「う~んと・・・。デリオパーティーかな」


「紗羅相変わらずデリオのキャラ好きなのね」


「うん♪だって可愛いから❤」




デリオパーティーとはボードゲームのTVゲーム版って感じのゲームで大好き♪






「紗羅負けないわよ!」


「私だって負けないもん!」

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