あの瞬間キミに恋した

桜川椿

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「紗羅ちゃんこれはどうかしら?」


「おばさまいいんじゃないですか?」とマリが言う。




お母様が選んだドレスは、紫色で胸元にはレースが入っていてフワっとしたドレスだった。




うわぁ~~このドレスも可愛い❤




「すっごく可愛い、お母様着て見ていい?」


「ええもちろんよ」






そして私は前と同じように店員さんにドレス・メイク・髪型をセットしてもらった。






「お母様、マリどうかな?」


「紗羅すっごく似合ってるよ~~❤ねっおばさま」


「ええ、紗羅ちゃんにぴったりのドレスだわ❤」






よかった・・・変じゃないみたい。








「じゃあこれお願いね」とお母様は店員さんに言った。






そして会計を済ました私達は車に向かう。






「マリちゃん今日は楽しかったわ♪また一緒にお買い物しましょうね❤」


「ええ、おばさま」


「ふふっ楽しかったぁ~~♪」


「じゃあ帰りましょうか。マリちゃんのお家まで送るわ」


「え?いいんですか?ありがとうございます」




そしてマリの家に到着。






「じゃあマリまた明日ね♪」


「うん。おばさま今日は楽しかったです。ありがとうございました♪」


「いいえ、私の方こそ楽しかったわ。またいつでもいらっしゃいねマリちゃん♪」


「はい、おばさま」




そしてマリと別れた。




「マリちゃん、とてもいい子ね」


「うん綺麗で大好きなの❤」


「ふふっ紗羅ちゃんは素直ね♪」












そして我が家に到着~~!!








「お帰りなさいませ奥様、紗羅様」






う~んいつ帰ってきても、みんな揃って出迎えてくれるのは凄い!!!






「奥様、紗羅様お帰りなさいませ」と瑶子ちゃんがやって来た。


「瑶子ちゃんただいま♪」


「瑶子ちゃんは紗羅ちゃんの専属のメイドさんかしら?」


「あっはいそうです!!」


「ふふっこれからよろしくね♪」


「はい奥様」


「じゃあ私は部屋へ行くわね。紗羅ちゃんまた後で♪」


「はいお母様」


「紗羅様今日はどちらへ行かれたんですか?」


「お母様とマリと一緒にドレス選び」


「そうですか。良いドレスありましたか?」


「うん、可愛いドレスで気に入っちゃった❤」


「それはよかったですね♪そう言えばもうすぐパーティーですね。楽しみです♪」と笑顔で言う瑶子ちゃん。






楽しみかぁ。私はどっちかって言うと不安・・・。
上手くやれるといいんだけどなぁ・・・。




「うん、私も楽しみ♪」と瑶子ちゃんに心配かけたくなくて、私は嘘を付いた。

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