あの瞬間キミに恋した

桜川椿

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そして晃君宅に到着!!!




「晃様紗羅様おかえりなさいませ」と執事&メイド全員が言う。






おかえりなさいって、いつも言われるけど。




晃君はいいとして、私はここの家の子供じゃありませんが・・・あははははっ。


みんな言ってくれてるし、言わなきゃ失礼だよ。うん。






「ただいま帰りました」と笑顔で言った。


「ただいま。母さんは?」と晃君は専用執事の安藤さんに聞いた。


「今庭におられます」と安藤さんが答えた。


「そうか分かった」


「あっ!紗羅様、今日から紗羅様専用のメイドを付けさせて頂きますので」


「え?あの・・・安藤さん、そこまでしてもらわなくていいです」


「いえ、旦那様から言われましたので気にしないで下さい。さあご挨拶しなさい」と隣にいる女の子に言った。


「紗羅様今日からお使えする小林こばやし瑶子ようこと申します。これからよろしくお願い致します」






うわあ綺麗な女の子だ・・・。


仲良くしてくれるかな?




「紗羅です。こちらこそよろしくね。瑶子ちゃん」と私が言うと瑶子ちゃんは慌てたように「紗羅様、瑶子でいいです」と言った。


「ううん、瑶子ちゃんって呼びたいから呼ばせて、ね?」


「ふふっ。紗羅様らしいですね」と安藤さんは言った。


「じゃあ紗羅ちゃん行こうか」


「は~い♪」


そして庭に向かった。




「お母様ただいま帰りました」


「紗羅ちゃん晃おかえりなさい」と笑顔で言うおばさん。


「母さんなにやってたの?」


「ふふっ。お花のお手入れをしていたの」


「私も手伝います」


「紗羅ちゃんいいのよ。もう終わったところだから。それより、もうすぐあなた達の誕生日ね♪今年は盛大にしなきゃね!!パーティーよパーティー❤楽しみだわぁ♪」






えっ、あの・・・パーティーってなんですか?




まさか・・・大きな会場でやるんじゃないよね?と私は焦っていた。

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