あの瞬間キミに恋した

桜川椿

101

そして昼休み・・・。


櫂斗の所へ行こうとしたら、薫を発見!!!


あっ!!薫だ・・・。


よし薫に直接聞いてみようっと♪




「薫久しぶりぃ~~~!!」


「紗羅か・・・確かに久しぶりだなお前」


「そうそう、最近マリとはどんな感じ?」


「う~ん・・・。微妙って感じ?」






いや私に聞かれても困るんですけど・・・あははっ。






「ねぇ薫・・・いつものふざけた感じじゃなくて真剣に告白したらいいんじゃない?」


「お前な、簡単に言うなよ。真剣に言って、断られたらどうしてくれるんだよ?」


「それは私は知りませぇ~ん。振られたとしても、私が悪いわけじゃないし!でもマリのことだから、ちゃんと答えてくれるよ」


「そっか・・・分かった。言ってみる・・・」


「ファイトぉ~~薫!!!」


「サンキュ」




薫と別れた後、私は櫂斗の元へ向かった。


そして屋上にいる私達。


「あっ!!今日も晃君の家に行くから」


「そっか分かった。でも紗羅ほぼ毎日行ってねぇか?」


「そう言われればそうだね!!」


「なぁ・・・楽しかったりするわけ?」


「うん、おばさんと話してると楽しいよ。おばさんなんか可愛いし♪」


「そっか・・・」




ん?なんか櫂斗寂しそうな顔してる・・・。


もしかして寂しいのかな?




「ねぇ櫂斗もしかして寂しい?」


「うん、寂しいマジで」






おっ今日の櫂斗素直で可愛い。


私と一緒に帰れなくて寂しいって言ってくれる櫂斗が、すごく愛しい・・・。




「ぷっ!!櫂斗可愛い」


「紗羅の方が可愛いから!!!っうか男に可愛いは禁止だ紗羅」


「ふふっ。分かったよ櫂斗♪」


そして放課後・・・。






「紗羅ちゃん行こうか」と晃君がやって来た。


「うん」


「そういえば、紗羅ちゃんの誕生日っていつ?」


「7月18日だよ」


「本当に?俺と一緒だ・・・」








ん?




今、俺って言った?




いつも僕って言ってたような・・・?


まっいっかどうでも!!




「え?本当に?じゃあさらちゃんも同じなんだよね?」


「うんそうだよ」


「なんか、びっくりすること多いよね私達」


「確かに」と言って笑う晃君。

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