あの瞬間キミに恋した

桜川椿

82 ☆櫂斗視点☆

そして紗羅の親友の七瀬がやって来た。


俺は七瀬に「そっかまた同じクラスなんだな。七瀬さん紗羅のことよろしくね」と言った。




七瀬、紗羅のことちゃんと見てやってくれ。悪い虫がつかないように・・・と俺は心の中で願った。


そして俺の大嫌いなヤツがやって来た。


そう・・・相沢だ!!


コイツは紗羅のことが好きで、俺と付き合ってること知ってるくせに まだ紗羅を諦めないムカつく奴・・・。




「おはよう紗羅ちゃん」と相沢が爽やかな笑顔で言った。


「拓哉君おはよう」と紗羅も言う。




紗羅、こんな奴に挨拶なんてしなくていいんだぞ?




そして相沢は「紗羅ちゃんと同じクラスで嬉しいよ♪」と笑顔で言いやがった。


え?コイツ紗羅と同じクラスなのか?


ダメだ!!コイツだけはダメだ・・・。


紗羅が危険だ!!!




そんな事を思ってると、紗羅は「そうだね。1年よろしくね」と相沢に言った。




相沢によろしくね、なんて言うなよ・・・。




そして俺は紗羅を睨み付けてしまった。




紗羅は、少し戸惑った表情で俺を見ていた・・・。


そして放課後になった。




「岡田君1組の渋谷さんと付き合ってるって本当?」と同じクラスの女が聞いてきた。


「うん、そうだよ。それがどうしたんだ?」


「そうなんだ・・・。分かったじゃあまた明日ね」と言って教室を出て行った。




は?なんなんだよ?
付き合ってるかどうか聞きたかっただけなのか?
女って意味わかんねぇ!!!




って紗羅は別だけど。




「櫂斗!!」


この声は紗羅だ!
ドアの方を見ると紗羅がいた。
そして俺は紗羅のいるドアへ向かった。




「紗羅か、そろそろ帰ろうぜ」と紗羅に離し掛ける。


「うん。で、あの子となに話してたの?」




え?さっきの見られてたのか。




なんか紗羅誤解してるっぽい・・・。


早く誤解を解かないと、紗羅に嫌われるな!!!

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