魔王と勇者は転生者ー絶対こいつには殺されん!ー

根暗貧乏

初めての友人

ミトラが[アーツ]を習得して2週間。ミトラは、飛躍的な成長を遂げていた。

ミトラ「フゥ、今日の鍛練は終わり。ステータスを確認するか。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名前[ミトラ]
ステータス 攻撃力[E]
                     防御力[F]
                     魔力    [F]
                     スタミナ[D]
種族[人間族]
称号[勇者の卵][勇者の息子]
スキル[成長速度EX][成長限界無効][武器の才能][全属性]    
              [魔法の才能][努力は身になる][鑑定][言語習得EX]
   [剣術][F][体術][F][身体強化][アーツ][2個]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ミトラ(だいぶ強くなったんじゃないか。同年代の子に負けることは
   ないくらいには強くなれただろ。)

クラウス「ミトラ、今日も頑張っているな。」

ミトラ「はい。アーツも新しく[鉄切]というものを習得しました。」

クラウス「そりゃすごいな!おめでとう。」

ミトラ「ありがとうございます。」

クラウス「.....なぁミトラ。お前、〈冒険学園〉に行きたいか?」

ミトラ「ぇ、冒険学園ですか?そりゃ行きたいですけど学園に行け
    るのは11歳からでは?しかも冒険学園は極一部の天才し
    か行けないエリート学園じゃないですか。」
 
クラウス「俺のコネがあれば、普通に行けるぞ。試験は受けること
     になるが、ミトラなら心配ないしな。」

ミトラ「えぇ........。」

ミトラ(同年代には負けないとは言ったが五歳も歳上の天才に負けな
   いとは言ってねぇぞ。)

クラウス「お前はもう冒険学園で必死に頑張れば、ついていける
     レベルに達している。」   

ミトラ「はい、ありがとうございます。頑張ります!!」

ミトラ(まぁ、頑張るか。)

そして2週間後ーーーーーーーー

ミトラ(今日が試験か。かなり勉強したから、筆記試験は大丈夫だろ
   うけど実技試験がどのくらいのレベルか分からんからな。緊    
   張するな。)

そして試験の会場に到着した。

ミトラ「はぁ、緊張するなぁ。」

そして会場に入ろうとしたその時ーーーーーーーー

「オラ!!平民の癖に調子のってんじゃねぇぞ!!」

ミトラ(なんだなんだ?この❬ザ、いじめ❭な声。)

その声のほうに行くと、一人の女の子と豪華な服装の男の子がいた

アグル「平民風情がこのナムル伯爵家の跡継ぎであるアグル=ナム
   ルにぶつかって、ただで済むと思っているのか!」

??「すみません!急いでいて前を見ていませんでした。お許し         
  を」

アグル「許すか!平民がぁ!二度とその生意気な口を聞けなくして
   やる!!」

そう叫ぶと、アグルは拳を女の子に向けてつきだした。

パシッ!!

ミトラ「ぶつかった位で女の子を殴るなんて、あんた相当短気だ
   な。」

アグル「なんだと!平民のガキが、でしゃばりやがって!」

ミトラ「仮にも貴族なら、少し位貴族らしく優雅に振る舞えよ。伯
   爵家の名が泣くぞ。」

アグル「ッ!!!.......どこのクソ野郎のガキかは知らんが親にまと
   もな教育をして貰えなかったことを恨めよ!てめえは完全に
   この俺を怒らせた!!!!」

ミトラ「.........クソ野郎だと...!.........てめえ、殺す!!!!」

アグル「いいぜ。これより一週間後に、決闘を執り行う!!!!異
    論は認めねぇ。そこで、徹底的に痛め付けて殺してやる
    よ。」

ミトラ「俺はここでやってもいいんだが?」

アグル「クソガキ。決闘ってのはな、殺しが犯罪にならんのよ。て
    めえを殺すには、決闘が一番だ。」

ミトラ「あっそ。じゃあ一週間でせいぜい痛め付けられる覚悟をし
    とくんだな。」

アグル「ッ!!!.....一週間後が楽しみだせ。」

そしてアグルは去っていった。

??「あの。」

ミトラ「ん?」

ルリ「私、ルリっていいます。助けてくれて、ありがとうございま
   す。」

ミトラ「別にいいよ気にしないで。じゃあ。」

ルリ「待ってください。あの、お願いがあるのですが。」

ミトラ「なんだい?」

ルリ「あ、あの、わ、私と、友達になってくれませんか?」

ミトラ「は?」

ミトラ(え?友達?俺が?この美人さんと?)

そう、ミトラは前世を含め、彼女どころか女友達すら出来たことがない女性経験0の童貞くんなのだ。

ミトラ(こんなチャンス二度とねぇ!)「俺でよろしければぜひ。」

そして、ミトラは初めての友人を手に入れたのだった。



「魔王と勇者は転生者ー絶対こいつには殺されん!ー」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く