スライムふたりは最強なのか
第1話
妖精や精霊が舞い踊り、朝日に輝き照り返す湖のように僕は冒険者ギルド直営の宿屋『ルーディア』で気持ちよく目を覚ました。
はずだった。
目を開けると簡素な造りのシングルベッドの上の両隣に見知らぬ美少女が小さな寝息を立てながら寝ていたのだ。
僕は二人の少女の寝顔をまじまじと見つめた。
そしてそっと優しく頬に触れた。もちもちしていて柔らかかった。
「うーん、マスター?」
あ、ヤバい。起こしてしまったか!?
「えへへ、おはようございます」
おはようございます、じゃないよ!?
僕は咄嗟に頬から手を離した。
動揺しつつも出来るだけ自然に挨拶を返した。
「ああ、おはよう」
「おはようございます、マスター」
口角を少し上げてにこりと笑った。
素直に可愛いと思ってしまった。
いや、そうじゃなくて。
「君はどこ誰かな?」
「えっと、そうですね。私たち二人はマスターに使役されているスライム……」
「スライム?」
「お、お姉ちゃん!起きて私たちスライムから人になっちゃってるよ!」
そう言うともう一人隣で寝ているピンク髪のロングの子をゆすり起こした。
因みに頬を撫でた子は青髪のショートだ。
「んー、どうしたの?イーム」
「どうしたの?じゃないよ!私たち人になっちゃったの」
「え?あ、本当だ。どうしてだろう」
僕はもう何が何だか分からなくなってしまった。
「えっと要するに、二人はマスターである僕に使役されていたスライム2匹で何らかの影響で人になってしまったと」
「そうみたいです」
はずだった。
目を開けると簡素な造りのシングルベッドの上の両隣に見知らぬ美少女が小さな寝息を立てながら寝ていたのだ。
僕は二人の少女の寝顔をまじまじと見つめた。
そしてそっと優しく頬に触れた。もちもちしていて柔らかかった。
「うーん、マスター?」
あ、ヤバい。起こしてしまったか!?
「えへへ、おはようございます」
おはようございます、じゃないよ!?
僕は咄嗟に頬から手を離した。
動揺しつつも出来るだけ自然に挨拶を返した。
「ああ、おはよう」
「おはようございます、マスター」
口角を少し上げてにこりと笑った。
素直に可愛いと思ってしまった。
いや、そうじゃなくて。
「君はどこ誰かな?」
「えっと、そうですね。私たち二人はマスターに使役されているスライム……」
「スライム?」
「お、お姉ちゃん!起きて私たちスライムから人になっちゃってるよ!」
そう言うともう一人隣で寝ているピンク髪のロングの子をゆすり起こした。
因みに頬を撫でた子は青髪のショートだ。
「んー、どうしたの?イーム」
「どうしたの?じゃないよ!私たち人になっちゃったの」
「え?あ、本当だ。どうしてだろう」
僕はもう何が何だか分からなくなってしまった。
「えっと要するに、二人はマスターである僕に使役されていたスライム2匹で何らかの影響で人になってしまったと」
「そうみたいです」
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