詩とは言いきれない短文の呟き

SSKK

【友達はひとりだけ】

「人生に楽しさなんて求めてない」
あの時、どんな顔して言ったんだ
そんな風に嘯いてるから
まだまだでしょ。って
人生これからじゃない?って
絶望しかない本気の言葉を
いつもの調子で受け流した
好んだのは薄い付き合い
学校もバイト先も就職後でも
持ち帰る交友は仕事より少ない
機微に疎いふりをして過ごす
"仕事してます"集中する体
関係は全て選定にかける
大抵残らず 特別困らず
なのに、ずっと引っ掛かってる
今頃気にするくらいなら
もっとちゃんと関われよって
"実家に戻る"噂に聞いても
連絡先は交わさなかった
知ってしまったあの情報は
本人の口から出たものじゃない
真相究明動いたところで
誰が親身になれると言うのか
俺の方こそ信じられない
過去の自分をどう取り繕っても
興味本位になりそうで

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