詩とは言いきれない短文の呟き

SSKK

悠久に流れて

古来より古墳は

世を見守るものでも

あったとか

黒木鳥居の向こう側

鍵穴型に広がる森は

今に受け継ぐ

意志のあり方

決して出張らず

眠るように黙し

そこに出で坐す

純銀も白を保てない程

遠い大和の時代から

ずっと先の未来まで

永劫の時を

見送って行く

解錠の鍵は

誰しもが手にするも

開かれること無い

みささぎこそ

古(いにしえ)の約束ーー



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