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凶悪勇者のパーティと王国から追放された結界の魔術師、追放条件クリアしたので魔王を滅ぼし世界を救ったが戻ってこいと凶悪勇者がうるさいのでボコして最凶最悪の魔王に転生して世界の変革を目指します

英雄譚

第1話 「追放された魔術師は条件をクリアしていく」


 俺の名前はアルフォンス、魔術師である。
 つい最近、依頼で片足を怪我した。
 そのせいか討伐対象である魔王の召喚した使い魔を逃してしまった。

 それが原因で、ある夜の宿屋。
 安静にしていようとした俺の部屋に勇者たちがやってきた。

「お前クビ、役に立たねぇタダ飯食らいは必要ねぇ」

 勇者の皮を被った悪人ヒューゲルに追放宣言。

《①解放条件クリア・追放宣言》

「足を怪我したせいで討伐対象を逃したのですよ、報酬も貰えなかったので貴方の所持金や武器防具を全部没収します」

《②解放条件クリア・所持品の回収》

 聖女アリスにも言われる。
 まさか、武器防具まで取られるだなんて。

 そして最後に、恋人のレイラ。
 擁護されることもなく彼女はヒューゲルの腕を抱いていた。

「悪いけどアンタにはもう興味はない。早くその怪我した足を引きずりながら出てってよ」

《③解放条件クリア・恋人寝取られ》

 絶望する俺を見下しながらレイラが言う。
 何故、彼女もとは問わない。
 知っていたのかもしれない、こういう事がいずれ起きることが。

「君たちがそういうのなら、大人しく出ていくよ。けどこれだけは教えて」
「なんだよ」
「レイラとはいつから?」

 驚きを隠せない勇者ヒューゲル。
 次第に表情を歪め、そして答えた。

「テメェと旅を始めた最初の日だよ」
「……そうか、気付いてあげられなくてごめん」
「もういいから出てけよ。せめての情けだが故郷への片道に必要な費用をやるよ」

 そういいヒューゲルは布袋を投げよこしてきた。

「ああ、世話になったよ」

《④解放条件クリア・追放》

 少し怒りがこもってしまう。
 彼らの言うとおり、ここから離れるために足を引きずりながら宿屋の外まで出ていった。

 さて、これからどうするべきか。
 魔術師としては一流と言われているが長い月日、凶悪勇者パーティの荷物運びをしていたせいで本来の力を発揮できずにいた。

 まず、目指すところは王都だ。
 勇者パーティを追放されたことを報告せねば。

「凶悪勇者のパーティと王国から追放された結界の魔術師、追放条件クリアしたので魔王を滅ぼし世界を救ったが戻ってこいと凶悪勇者がうるさいのでボコして最凶最悪の魔王に転生して世界の変革を目指します」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

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