【変態ゴレてん】変態少年が異世界に転生してゴーレムになったから魔改造を施したけれど変態は治りませんでした。追伸、ゴーレムでも変態でも女の子にモテたいです。
第5藁【傀儡の魔女】
マジで木人に転生なんて酷いぞ。
なんだよ、この丸い手は……。
女の子の手すら握れないじゃあないか。
とにかく、前世で童貞を捨てられなかったんだ、後世ではキッチリ男になりたいのである。
だが、クレアは無慈悲に述べた。
「人間に戻りたい……。転生の訂正、それは、私には叶えられません。恐らくマリアンヌ様でも無理かと」
俺とクレアがベッド上のマリアンヌを同時に見た。
マリアンヌはニッコリと微笑みながら「無理ですわ」っと一言述べる。
『何故に無理なのさ?』
クレアが答える。
「転生は神のみの技です。我々地上に生きる者たちには何とも出来ない奇跡みたいなもの、我々がどうこう出きる運命では御座いません」
『なら俺にどうしろと?』
「あなたはどうしたいのですか?」
『人間に戻りたい』
そして、童貞を可愛い彼女を相手に捨てたいぞ。
出来る事なら相思相愛の超ラブラブでね。
最悪、このクレア嬢でも構いませんぞ。
性格はともかく、フェイスとスタイルはストライクであるからな。
だが、無慈悲にマリアンヌが述べる。
「とにかく、人化は無理です」
ガタンっと俺は膝から崩れ落ちた。
ウッドボールで頭を抱え込む。
『それじゃあ俺は、第二の人生を、一生この木人として過ごさなければならないのか……。扉も一人であけれず、自分のチ◯コも握れずに生きろと……。秘め事すら出来ずに何が人生だ!』
マリアンヌが哀れみながら言った。
「握る指どころか握られる一物も無いからね……」
そうだよ、無いんだよ……。
俺の股間には一物どころか小枝の一本すら生えていないのだ。
『あ、あんまりだ……。俺は毎晩毎晩何をしてから眠りに付けばいいんだよ……。こんなんじゃあ寝れね〜よ!!』
クレアが言った。
「あなたは毎晩毎晩何をしてから寝ていたのですか?」
こいつ、真面目に訊いてるぞ……。
ツッコミでもボケでもないぞ……。
ピュアに疑問に思ってやがる……。
天然か!?
俺が絶望にくれているとマリアンヌが言う。
「あなたの魂はゴーレムコアに宿っているようだから、その体から別の体に移れるわよ。ただし、別のゴーレムにだけど」
『えっ、マジで!?』
「クレア、彼のコアを抜いて見せてあげて」
「はい、マリアンヌ様」
返事をしたクレアが俺の前に立つと木製の胸に手を当てる。
そして、目を瞑ると呪文を唱え始めた。
ああ、綺麗な顔だな。
クレアって、キリッと厳しいイメージだけど、褐色の顔は超美人だよね。
眼鏡っ娘ってのもポイントが高い。
スタイルも抜群だし。
胸はボンっで、腰はキュッと閉まってて、お尻はセクシー、脚はスカートで見えないけれど、たぶんスラリと長いはず。
こんな娘さんが前世で彼女だったら俺も木人になんか生まれ変わらず成仏できていただろうにさ。
目を閉じて呪文を唱えている隙にキスとかしたら殴られるかな?
オッパイぐらい揉んでも気が付かれないかな?
あっ、俺にはキスする口も、揉む指も無いや。
美人が眼前で目を閉じているのに、なんたる不覚だ。
残念無念……。
そのような美人なクレアが俺の前で呪文を唱えていると、その掌が光り出す。
『なんだっ!?』
俺が驚いていると、クレアが俺の胸に手を突っ込んだ。
透き通るようにクレアの手が俺の胸に入って行く。
そして、何かを掴み取り引っ張り出した。
『これは……』
「貴方のコアよ」
『コア……』
それは赤い玉だった。
大きさは野球のボール程度だ。
真っ赤な水晶玉で、ぼんやりと輝いている。
その赤玉に胸から伸びた釣糸のような物が数本絡み付いていた。
マリアンヌが言う。
「そのコアを別のゴーレムに移せば今よりましなボディーになるでしょう」
『別のボディー……』
「この部屋にある人形はゴーレムに使えるように加工されているわ。好きな物をひとつ選びなさい。あなたに差し上げるわよ」
『ゴーレムって……』
クレアが説明する。
「ゴーレムは人型や動物型に組み立てられた魔法人形よ。主にガーディアンに使われる魔道兵士なの。そしてゴーレムコアを魔法で埋め込むことでゴーレムとして完成するの。あなたの魂はコアに宿っているから、ゴーレムと同じ技法で身体を交換できるはずよ」
マリアンヌが言う。
「さあ、好きな身体を選びなさい」
俺は室内に並ぶ人形たちを品定めをするように見渡した。
小型のフランス人形からのっぺらぼうなマネキンに、大きな無骨な人形まで様々ある。
「んん~、迷うな~……」
俺のコアを手に持つクレアが述べた。
「何度でもコアは移動できるから、さっさと決めてください。もしも選んだボディーが気にくわなかったら、またコアを移せばいいんだから」
『じゃあ、せめて指とチ◯コが付いてる人形がいいな~』
マリアンヌが満面の笑みで冷たく述べた。
「この部屋にはダッチワイフなんて無いわよ……」
『じゃあ、クレアから象られた、エッチな人形とかない?』
クレアが凄い握力で俺のコアを握りしめた。
ミシッと音が鳴る。
「コアを砕くわよ……」
『いやいや、冗談だよ、クレアさん!!』
「言い忘れてたけど、たぶんコアが砕けたらあなたは死ぬわ」
『マジでっ!!』
「さあ、早く決めて、私が怒りでコアを床に叩き付ける前に!」
『じゃあ、これで!!』
咄嗟に俺は背の高い木偶人形を丸い手で指した。
この部屋で一番身長の高い人形である。
安直だが小より大だ。
その背丈は190センチはありそうだ。
男性の体型で顔はビー玉のような瞳が二つだけ付いたシンプルな人形である。
間接はボールジョイントで全体的にデザインドール風であった。
口が無い。
鼻は有るが、鼻の穴は無い。
でも、指はちゃんと有る。
俺が選んだボディーを見てマリアンヌが言う。
「なるほどね。あなたの魂が、その体格を選んだのね」
『そうなの?』
「クレア、まずはコアを移してあげて」
「はい、マリアンヌ様」
俺のコアを手に持ったクレアが木人から離れると、数本の釣糸が伸び出たコアが俺の体から離れた。
すると俺の視界が闇に染まる。
『うわっ、真っ暗になったぞ!!』
「騒がないで。ボディーとのリンクが切れただけよ。今から代わりのボディーに移すから」
しばらくすると俺の視界が復活する。
眼前の下側にはクレアの綺麗な顔があった。
近いっ!
あれれ、でも、景色が変わった。
居た場所が違う。
クレアが俺を見上げていた。
高い位置からクレアを俺は見下ろしている。
身長が変わったんだ。
「どう、もう見えるてしょう?」
『ああ、見えているよ……』
上から見下ろすクレアの谷間が微笑ましい。
豊満だな。
俺に表情が有るなら顔面の筋肉が緩んで今頃ガン見がバレていただろう。
あぶねぇ~、あぶねぇ~、セーフだセーフ。
そして、クレアの背後にはマリアンヌが寝ているベッドがあり、その横に木人が倒れていた。
さっきまで俺が入って居た木人なのだろう。
クレアが踵を返してベッドの側に戻る。
俺は自分の掌を眼前に運んで眺めてみた。
『指が五本ずつあるぞ……。でも、木だな』
両手の指には人間と同じ形で間接が有り、俺の意思のままに自由に動く。
木製だが、まるで本物の指と代わらない機動性だった。
しかし、何かに触れても感触は無い。
それは、さっきまでと同じである。
ベッドに横になるマリアンヌが述べた。
「それは戦闘用のゴーレムよ。この部屋の警護に置いといた兵士なの」
『戦闘用?』
「そう、ウッドゴーレムファイターよ」
『なあ、ひとつ訊いていいか……』
「もうひとつどころじゃあないわね。あなたはさっきから何度も質問しているわよ」
ババァ、揚げ足を取るなよ……。
それより──。
『あんた、何者だ……。もしかして、ただ者じゃあないのか……?』
マリアンヌに代わってクレアが答える。
その口調は何故か威張っていた。
「マリアンヌ様は傀儡の魔女と恐れられた、伝説のゴーレムマスターよ」
『傀儡の魔女……。伝説のゴーレムマスター……』
この婆さん、かなり凄いんだ~。
なんだよ、この丸い手は……。
女の子の手すら握れないじゃあないか。
とにかく、前世で童貞を捨てられなかったんだ、後世ではキッチリ男になりたいのである。
だが、クレアは無慈悲に述べた。
「人間に戻りたい……。転生の訂正、それは、私には叶えられません。恐らくマリアンヌ様でも無理かと」
俺とクレアがベッド上のマリアンヌを同時に見た。
マリアンヌはニッコリと微笑みながら「無理ですわ」っと一言述べる。
『何故に無理なのさ?』
クレアが答える。
「転生は神のみの技です。我々地上に生きる者たちには何とも出来ない奇跡みたいなもの、我々がどうこう出きる運命では御座いません」
『なら俺にどうしろと?』
「あなたはどうしたいのですか?」
『人間に戻りたい』
そして、童貞を可愛い彼女を相手に捨てたいぞ。
出来る事なら相思相愛の超ラブラブでね。
最悪、このクレア嬢でも構いませんぞ。
性格はともかく、フェイスとスタイルはストライクであるからな。
だが、無慈悲にマリアンヌが述べる。
「とにかく、人化は無理です」
ガタンっと俺は膝から崩れ落ちた。
ウッドボールで頭を抱え込む。
『それじゃあ俺は、第二の人生を、一生この木人として過ごさなければならないのか……。扉も一人であけれず、自分のチ◯コも握れずに生きろと……。秘め事すら出来ずに何が人生だ!』
マリアンヌが哀れみながら言った。
「握る指どころか握られる一物も無いからね……」
そうだよ、無いんだよ……。
俺の股間には一物どころか小枝の一本すら生えていないのだ。
『あ、あんまりだ……。俺は毎晩毎晩何をしてから眠りに付けばいいんだよ……。こんなんじゃあ寝れね〜よ!!』
クレアが言った。
「あなたは毎晩毎晩何をしてから寝ていたのですか?」
こいつ、真面目に訊いてるぞ……。
ツッコミでもボケでもないぞ……。
ピュアに疑問に思ってやがる……。
天然か!?
俺が絶望にくれているとマリアンヌが言う。
「あなたの魂はゴーレムコアに宿っているようだから、その体から別の体に移れるわよ。ただし、別のゴーレムにだけど」
『えっ、マジで!?』
「クレア、彼のコアを抜いて見せてあげて」
「はい、マリアンヌ様」
返事をしたクレアが俺の前に立つと木製の胸に手を当てる。
そして、目を瞑ると呪文を唱え始めた。
ああ、綺麗な顔だな。
クレアって、キリッと厳しいイメージだけど、褐色の顔は超美人だよね。
眼鏡っ娘ってのもポイントが高い。
スタイルも抜群だし。
胸はボンっで、腰はキュッと閉まってて、お尻はセクシー、脚はスカートで見えないけれど、たぶんスラリと長いはず。
こんな娘さんが前世で彼女だったら俺も木人になんか生まれ変わらず成仏できていただろうにさ。
目を閉じて呪文を唱えている隙にキスとかしたら殴られるかな?
オッパイぐらい揉んでも気が付かれないかな?
あっ、俺にはキスする口も、揉む指も無いや。
美人が眼前で目を閉じているのに、なんたる不覚だ。
残念無念……。
そのような美人なクレアが俺の前で呪文を唱えていると、その掌が光り出す。
『なんだっ!?』
俺が驚いていると、クレアが俺の胸に手を突っ込んだ。
透き通るようにクレアの手が俺の胸に入って行く。
そして、何かを掴み取り引っ張り出した。
『これは……』
「貴方のコアよ」
『コア……』
それは赤い玉だった。
大きさは野球のボール程度だ。
真っ赤な水晶玉で、ぼんやりと輝いている。
その赤玉に胸から伸びた釣糸のような物が数本絡み付いていた。
マリアンヌが言う。
「そのコアを別のゴーレムに移せば今よりましなボディーになるでしょう」
『別のボディー……』
「この部屋にある人形はゴーレムに使えるように加工されているわ。好きな物をひとつ選びなさい。あなたに差し上げるわよ」
『ゴーレムって……』
クレアが説明する。
「ゴーレムは人型や動物型に組み立てられた魔法人形よ。主にガーディアンに使われる魔道兵士なの。そしてゴーレムコアを魔法で埋め込むことでゴーレムとして完成するの。あなたの魂はコアに宿っているから、ゴーレムと同じ技法で身体を交換できるはずよ」
マリアンヌが言う。
「さあ、好きな身体を選びなさい」
俺は室内に並ぶ人形たちを品定めをするように見渡した。
小型のフランス人形からのっぺらぼうなマネキンに、大きな無骨な人形まで様々ある。
「んん~、迷うな~……」
俺のコアを手に持つクレアが述べた。
「何度でもコアは移動できるから、さっさと決めてください。もしも選んだボディーが気にくわなかったら、またコアを移せばいいんだから」
『じゃあ、せめて指とチ◯コが付いてる人形がいいな~』
マリアンヌが満面の笑みで冷たく述べた。
「この部屋にはダッチワイフなんて無いわよ……」
『じゃあ、クレアから象られた、エッチな人形とかない?』
クレアが凄い握力で俺のコアを握りしめた。
ミシッと音が鳴る。
「コアを砕くわよ……」
『いやいや、冗談だよ、クレアさん!!』
「言い忘れてたけど、たぶんコアが砕けたらあなたは死ぬわ」
『マジでっ!!』
「さあ、早く決めて、私が怒りでコアを床に叩き付ける前に!」
『じゃあ、これで!!』
咄嗟に俺は背の高い木偶人形を丸い手で指した。
この部屋で一番身長の高い人形である。
安直だが小より大だ。
その背丈は190センチはありそうだ。
男性の体型で顔はビー玉のような瞳が二つだけ付いたシンプルな人形である。
間接はボールジョイントで全体的にデザインドール風であった。
口が無い。
鼻は有るが、鼻の穴は無い。
でも、指はちゃんと有る。
俺が選んだボディーを見てマリアンヌが言う。
「なるほどね。あなたの魂が、その体格を選んだのね」
『そうなの?』
「クレア、まずはコアを移してあげて」
「はい、マリアンヌ様」
俺のコアを手に持ったクレアが木人から離れると、数本の釣糸が伸び出たコアが俺の体から離れた。
すると俺の視界が闇に染まる。
『うわっ、真っ暗になったぞ!!』
「騒がないで。ボディーとのリンクが切れただけよ。今から代わりのボディーに移すから」
しばらくすると俺の視界が復活する。
眼前の下側にはクレアの綺麗な顔があった。
近いっ!
あれれ、でも、景色が変わった。
居た場所が違う。
クレアが俺を見上げていた。
高い位置からクレアを俺は見下ろしている。
身長が変わったんだ。
「どう、もう見えるてしょう?」
『ああ、見えているよ……』
上から見下ろすクレアの谷間が微笑ましい。
豊満だな。
俺に表情が有るなら顔面の筋肉が緩んで今頃ガン見がバレていただろう。
あぶねぇ~、あぶねぇ~、セーフだセーフ。
そして、クレアの背後にはマリアンヌが寝ているベッドがあり、その横に木人が倒れていた。
さっきまで俺が入って居た木人なのだろう。
クレアが踵を返してベッドの側に戻る。
俺は自分の掌を眼前に運んで眺めてみた。
『指が五本ずつあるぞ……。でも、木だな』
両手の指には人間と同じ形で間接が有り、俺の意思のままに自由に動く。
木製だが、まるで本物の指と代わらない機動性だった。
しかし、何かに触れても感触は無い。
それは、さっきまでと同じである。
ベッドに横になるマリアンヌが述べた。
「それは戦闘用のゴーレムよ。この部屋の警護に置いといた兵士なの」
『戦闘用?』
「そう、ウッドゴーレムファイターよ」
『なあ、ひとつ訊いていいか……』
「もうひとつどころじゃあないわね。あなたはさっきから何度も質問しているわよ」
ババァ、揚げ足を取るなよ……。
それより──。
『あんた、何者だ……。もしかして、ただ者じゃあないのか……?』
マリアンヌに代わってクレアが答える。
その口調は何故か威張っていた。
「マリアンヌ様は傀儡の魔女と恐れられた、伝説のゴーレムマスターよ」
『傀儡の魔女……。伝説のゴーレムマスター……』
この婆さん、かなり凄いんだ~。
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