草原五一五
鰓
今鳥を書く、
「旱芹菜、」と書いた。
「世濟」と書いた。
待ち合わせを約束したが
筴くく私のさくごと
桜の昨年に逅うた貴方
私は今日服を買つた
一週間7日間美し
君を待たずに居れる
一週間7日間
此寂声のさくごとかなし
ぎゆうと菊ばれ、自由と男
貴方を好きになつて苦熱に太つた月をかつにない
朝も青空に「い」を描く粒の近間の藺
幕帷に
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