僕の姉的存在の幼馴染が、あきらかに僕に好意を持っている件〜
第十三話・5
最近、香奈姉ちゃんの着替えを見てもドキドキしない。
やっぱり、下着姿を見慣れてしまうと、色んな意味で損をしてしまうんだな。
「どうしたの?」
「ううん。別に……」
僕は、そう言うと香奈姉ちゃんから視線を逸らす。
視線を逸らしたところで、僕の部屋で堂々と着替えをしてるんだから、無駄なんだけど。
香奈姉ちゃんは、そんなところを指摘してくる。
「何で、視線を逸らすのよ?」
「いや、なんとなく……」
僕は、そう答えた。
ハッキリと言えないところが、もどかしいというかなんというか。
まぁ、普通に女の子の着替えを黙って見ているわけにもいかないでしょ。道徳的に考えても。
「なんとなくって……。私って、そんなに魅力が無いのかな?」
香奈姉ちゃんは、そう言って僕の目の前まで来る。
着替え途中だから、まだ完璧には服は着ていない。
その証拠に下の方はまだ穿いておらずパンツが丸見えだ。
代わりに下に穿くはずのミニスカートが、その手に握られている。
そんな香奈姉ちゃんに対して、僕は微笑を浮かべていた。
「そんなことないよ。香奈姉ちゃんは、普通の女の子としても十分に魅力的だよ」
「楓がそう言うのなら、信じてあげてもいいけど。…だけど、そこまで言うのなら、ちゃんと最後まで私の着替えを見ていてほしいな」
「え……」
またなのか。
またしても、僕は香奈姉ちゃんの着替えを黙って見ていなきゃいけないのか。
これも、信用問題に関わるから、しょうがないのかな。
香奈姉ちゃんは、何を思ったのか僕のベッドに倒れこんで両足を僕に向ける。
「そうだ。楓に任せちゃえばいいんだよ」
「任せるって、何を?」
僕がそう訊くと、香奈姉ちゃんは手に持ってたミニスカートを僕に差し出した。
「楓が、私にスカートを穿かせるの。私は、こうして待っているから。…ね」
「えええ ︎」
香奈姉ちゃんからミニスカートを渡された僕は、思わず声をあげた。
要するに香奈姉ちゃんは、僕の着せ替え人形になるってことなのか。
香奈姉ちゃんは、魅惑的な笑みを浮かべて、パンツに手を伸ばす。
「なんなら、パンツから穿かせるっていうのもアリだよ。…どうする?」
「それは……」
僕は、香奈姉ちゃんのアソコに視線が行く。
もしかしたら、香奈姉ちゃんのアソコが拝めるチャンスかもしれない。
男としては、女の子のアソコは魅力的で、性的な意味でも見ておきたい欲がある。
──だけど。
やっぱり、やめておこう。
「やめておくよ。香奈姉ちゃんの大事なところを僕が見るわけには──」
「そう。なんか残念ね。楓なら、喜んで見たがると思っていたのに……」
「そんなこと言わないでよ。僕だって、我慢してるんだからね」
「我慢する必要はないんだよ。今だって、やろうと思えばやれるでしょ?」
そう言って、香奈姉ちゃんは僕に見えやすいようにパンツの両端に指をかける。
まさか、このままパンツを下ろすのかな。
頼むから、僕の部屋でそういうことはやめてほしい。
「やれるけど。そういうのは、ちゃんと着替えを済ませてからだよ」
僕は、問答無用で手に持っていたミニスカートを香奈姉ちゃんの両足に通し、そのまま穿かせた。
この時の香奈姉ちゃんは冗談が通用しないから、このままやらせたら本気でパンツを下ろしそうな感じだ。
「…もう。楓ったら。真面目なんだから」
「香奈姉ちゃんもでしょ? ほら。しっかり穿いてよ」
僕は、ミニスカートを腰の近くまで穿かせ、最後は香奈姉ちゃんに任せた。
「エッチなことはオアズケか……。仕方ないなぁ……」
香奈姉ちゃんは、残念そうにそう言って起き上がり、ミニスカートを穿き直す。
普段は真面目なのに、僕の前では子供みたいに甘えん坊になってしまうのって、一体何なのかな。
兄の前では、そんな風にはならないのに……。
「ところで、今日もなんだけど」
「わかってるよ。今日も、僕の部屋に泊まっていくんでしょ?」
「うん。不束者ですが、よろしくお願いします」
香奈姉ちゃんは、礼儀正しくお辞儀をする。
まぁ、香奈姉ちゃんと付き合いだしてからは、いつもの事かな。
断る理由もないし。
でも、僕の部屋が香奈姉ちゃんの私物や服で溢れてきてるのは無視できないな。
僕の母も、特に気にしてない風だし。
もう少しだけ様子を見てみよう。
──寝る少し前。
僕は、机の横に置いてあるベースを手に取った。
「──さて。寝る前に少しだけ練習しようかな」
「私も、手伝おうか?」
「歌ってくれるの?」
「さすがに歌えないけど、楓の傍にいることならできるよ」
それって、僕の傍にいるだけってことじゃないか。
まぁ、それだけでも構わないんだけど。
僕は、さっそくベースを弾いてみる。
ソロでベースを弾くっていうのは、ちょっと寂しいかもしれないが、楽譜を見ながらだと割と楽しく感じるものだ。
香奈姉ちゃんは目を閉じて、僕の肩に寄りかかってくる。
その表情は、どこか幸せそうだ。
幸せそうなその笑顔を見ていると、こっちまで自然と笑顔になる。
「どうしたの?」
ふいに香奈姉ちゃんから、声をかけられた。
どうやら、ベースを弾くのをやめていたようだ。
僕は、香奈姉ちゃんに心配させまいと微笑を浮かべる。
「なんか、香奈姉ちゃんの顔を見ていたら安心しちゃって……」
「そっか。楽譜が読めなくなってやめたわけじゃないんだね。安心したよ」
「さすがにそれは……」
それは、ベースを弾く以前の話だと思うけど。
「わかってるよ。楓は、私たちのバンドの大切なメンバーだからね。だから、演奏するときはしっかりしてもらわないとダメなんだから」
「うん。足を引っ張らないように頑張るよ」
僕は、香奈姉ちゃんの顔を見てそう言った。
時間を確認すると、もう夜の十時になっていた。
そろそろ寝る時間か。
寝間着に着替えないとな。
「──さてと。そろそろ寝間着に着替えようかな」
「え? もうそんな時間なの?」
香奈姉ちゃんは、ベッドの傍にある置き時計を見る。
ちなみに、僕の部屋に香奈姉ちゃんの寝間着はない。
香奈姉ちゃん自身も、今日は寝間着を持ってきてはいない様子だった。
「仕方ないから、今日は下着姿で寝ようかな」
それは、わざと僕に聞こえるように言ったとも考えられるものだ。
まともに裸で寝るような人に、『下着姿で寝る』と言われても、なにも感じないんだよな。
エッチなことをしたいとも思わないし……。
「どんな格好で寝ても構わないけど、風邪だけは引かないようにね」
僕がそう言うと、香奈姉ちゃんは魅惑的な笑みを浮かべる。
「心配なら、私と一緒に寝ようよ。それだったら温かいし、風邪も引かないと思うんだよね」
「別にいいけど……。この前みたいに、エッチなことはしないよ」
「エッチなこと、しないの? 私的には、少し楽しみにしてたんだけどなぁ」
「まさか裸で寝るだなんて言わないよね?」
「どんな格好で寝ても構わないって、楓は言ったよね。それだったら、裸で寝ても別にいいってことでしょ?」
「それは……」
しまった……。
まったく気づかずに、失言をしてしまったよ。
まぁ、言ってしまった手前、取り消すってことはできそうにないし。
仕方ない。
「──わかった。裸で寝てもいいけど、ちゃんと胸は隠すんだよ」
「うん。わかってるって。…楓の前でしか、見せないから安心していいよ」
そう言って、香奈姉ちゃんは親指を立てる。
僕に見せられても、困るんだけどな。
僕は、そう思いながら寝間着に着替えていた。
やっぱり、下着姿を見慣れてしまうと、色んな意味で損をしてしまうんだな。
「どうしたの?」
「ううん。別に……」
僕は、そう言うと香奈姉ちゃんから視線を逸らす。
視線を逸らしたところで、僕の部屋で堂々と着替えをしてるんだから、無駄なんだけど。
香奈姉ちゃんは、そんなところを指摘してくる。
「何で、視線を逸らすのよ?」
「いや、なんとなく……」
僕は、そう答えた。
ハッキリと言えないところが、もどかしいというかなんというか。
まぁ、普通に女の子の着替えを黙って見ているわけにもいかないでしょ。道徳的に考えても。
「なんとなくって……。私って、そんなに魅力が無いのかな?」
香奈姉ちゃんは、そう言って僕の目の前まで来る。
着替え途中だから、まだ完璧には服は着ていない。
その証拠に下の方はまだ穿いておらずパンツが丸見えだ。
代わりに下に穿くはずのミニスカートが、その手に握られている。
そんな香奈姉ちゃんに対して、僕は微笑を浮かべていた。
「そんなことないよ。香奈姉ちゃんは、普通の女の子としても十分に魅力的だよ」
「楓がそう言うのなら、信じてあげてもいいけど。…だけど、そこまで言うのなら、ちゃんと最後まで私の着替えを見ていてほしいな」
「え……」
またなのか。
またしても、僕は香奈姉ちゃんの着替えを黙って見ていなきゃいけないのか。
これも、信用問題に関わるから、しょうがないのかな。
香奈姉ちゃんは、何を思ったのか僕のベッドに倒れこんで両足を僕に向ける。
「そうだ。楓に任せちゃえばいいんだよ」
「任せるって、何を?」
僕がそう訊くと、香奈姉ちゃんは手に持ってたミニスカートを僕に差し出した。
「楓が、私にスカートを穿かせるの。私は、こうして待っているから。…ね」
「えええ ︎」
香奈姉ちゃんからミニスカートを渡された僕は、思わず声をあげた。
要するに香奈姉ちゃんは、僕の着せ替え人形になるってことなのか。
香奈姉ちゃんは、魅惑的な笑みを浮かべて、パンツに手を伸ばす。
「なんなら、パンツから穿かせるっていうのもアリだよ。…どうする?」
「それは……」
僕は、香奈姉ちゃんのアソコに視線が行く。
もしかしたら、香奈姉ちゃんのアソコが拝めるチャンスかもしれない。
男としては、女の子のアソコは魅力的で、性的な意味でも見ておきたい欲がある。
──だけど。
やっぱり、やめておこう。
「やめておくよ。香奈姉ちゃんの大事なところを僕が見るわけには──」
「そう。なんか残念ね。楓なら、喜んで見たがると思っていたのに……」
「そんなこと言わないでよ。僕だって、我慢してるんだからね」
「我慢する必要はないんだよ。今だって、やろうと思えばやれるでしょ?」
そう言って、香奈姉ちゃんは僕に見えやすいようにパンツの両端に指をかける。
まさか、このままパンツを下ろすのかな。
頼むから、僕の部屋でそういうことはやめてほしい。
「やれるけど。そういうのは、ちゃんと着替えを済ませてからだよ」
僕は、問答無用で手に持っていたミニスカートを香奈姉ちゃんの両足に通し、そのまま穿かせた。
この時の香奈姉ちゃんは冗談が通用しないから、このままやらせたら本気でパンツを下ろしそうな感じだ。
「…もう。楓ったら。真面目なんだから」
「香奈姉ちゃんもでしょ? ほら。しっかり穿いてよ」
僕は、ミニスカートを腰の近くまで穿かせ、最後は香奈姉ちゃんに任せた。
「エッチなことはオアズケか……。仕方ないなぁ……」
香奈姉ちゃんは、残念そうにそう言って起き上がり、ミニスカートを穿き直す。
普段は真面目なのに、僕の前では子供みたいに甘えん坊になってしまうのって、一体何なのかな。
兄の前では、そんな風にはならないのに……。
「ところで、今日もなんだけど」
「わかってるよ。今日も、僕の部屋に泊まっていくんでしょ?」
「うん。不束者ですが、よろしくお願いします」
香奈姉ちゃんは、礼儀正しくお辞儀をする。
まぁ、香奈姉ちゃんと付き合いだしてからは、いつもの事かな。
断る理由もないし。
でも、僕の部屋が香奈姉ちゃんの私物や服で溢れてきてるのは無視できないな。
僕の母も、特に気にしてない風だし。
もう少しだけ様子を見てみよう。
──寝る少し前。
僕は、机の横に置いてあるベースを手に取った。
「──さて。寝る前に少しだけ練習しようかな」
「私も、手伝おうか?」
「歌ってくれるの?」
「さすがに歌えないけど、楓の傍にいることならできるよ」
それって、僕の傍にいるだけってことじゃないか。
まぁ、それだけでも構わないんだけど。
僕は、さっそくベースを弾いてみる。
ソロでベースを弾くっていうのは、ちょっと寂しいかもしれないが、楽譜を見ながらだと割と楽しく感じるものだ。
香奈姉ちゃんは目を閉じて、僕の肩に寄りかかってくる。
その表情は、どこか幸せそうだ。
幸せそうなその笑顔を見ていると、こっちまで自然と笑顔になる。
「どうしたの?」
ふいに香奈姉ちゃんから、声をかけられた。
どうやら、ベースを弾くのをやめていたようだ。
僕は、香奈姉ちゃんに心配させまいと微笑を浮かべる。
「なんか、香奈姉ちゃんの顔を見ていたら安心しちゃって……」
「そっか。楽譜が読めなくなってやめたわけじゃないんだね。安心したよ」
「さすがにそれは……」
それは、ベースを弾く以前の話だと思うけど。
「わかってるよ。楓は、私たちのバンドの大切なメンバーだからね。だから、演奏するときはしっかりしてもらわないとダメなんだから」
「うん。足を引っ張らないように頑張るよ」
僕は、香奈姉ちゃんの顔を見てそう言った。
時間を確認すると、もう夜の十時になっていた。
そろそろ寝る時間か。
寝間着に着替えないとな。
「──さてと。そろそろ寝間着に着替えようかな」
「え? もうそんな時間なの?」
香奈姉ちゃんは、ベッドの傍にある置き時計を見る。
ちなみに、僕の部屋に香奈姉ちゃんの寝間着はない。
香奈姉ちゃん自身も、今日は寝間着を持ってきてはいない様子だった。
「仕方ないから、今日は下着姿で寝ようかな」
それは、わざと僕に聞こえるように言ったとも考えられるものだ。
まともに裸で寝るような人に、『下着姿で寝る』と言われても、なにも感じないんだよな。
エッチなことをしたいとも思わないし……。
「どんな格好で寝ても構わないけど、風邪だけは引かないようにね」
僕がそう言うと、香奈姉ちゃんは魅惑的な笑みを浮かべる。
「心配なら、私と一緒に寝ようよ。それだったら温かいし、風邪も引かないと思うんだよね」
「別にいいけど……。この前みたいに、エッチなことはしないよ」
「エッチなこと、しないの? 私的には、少し楽しみにしてたんだけどなぁ」
「まさか裸で寝るだなんて言わないよね?」
「どんな格好で寝ても構わないって、楓は言ったよね。それだったら、裸で寝ても別にいいってことでしょ?」
「それは……」
しまった……。
まったく気づかずに、失言をしてしまったよ。
まぁ、言ってしまった手前、取り消すってことはできそうにないし。
仕方ない。
「──わかった。裸で寝てもいいけど、ちゃんと胸は隠すんだよ」
「うん。わかってるって。…楓の前でしか、見せないから安心していいよ」
そう言って、香奈姉ちゃんは親指を立てる。
僕に見せられても、困るんだけどな。
僕は、そう思いながら寝間着に着替えていた。
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