神の加護を受け転生した超天才少年 〜とりま世界最強の自作魔法と神様達の加護を使って、無自覚無双します〜

RIA

第27話 頂上





ここは精霊神城の【第五層・精霊神の間】でのこと。
そこではリアードと精霊神が対面していた。


「よくここまで辿り着きました。あなたの力を認めます。私に出来る事ならひとつ、叶えましょう。」


「そうか,なら死ね。」


「何ですと?」


「お前が目障りなんだよ。【魔司能力・自然操作】《自然・氷槍》」


リアードの周りに無数の氷の槍が現れた。


「【精霊神】」


だがその精霊神は全てを跡形もなく消した。


(あのフード、ダークスキル、悪栄教ですか。また復活したのですか。)


「自然は私の支配下です。私に自然が効くと?神に逆らった無礼。わきまえなさい。」


「そりゃ失敬、俺程度の自然では倒せないか、ならこっちにしよう。【魔司能力・人体操作】」


「何度しても無駄と……な!?身動きがとれない!」


「堕ちろ。」


精霊神の身体は鎖に繋がれ、リアードの命により、抵抗できずに落ちてしまった。


「そこそこの高さでしたからね、頭にヒビくらいはいってますかね?もっと続けましょう。私の気が済むまで…」




その頃,白斗は第五層まで登ってきていた。


「ここが、この城の頂上か?」


【第五層・精霊神の間】


「考えていた通り、第二層は精霊神海底、第三層は精霊神地脈迷路、第四層は精霊神崖、地水火風の 4つ、そして第五層、どうなってるのか?」


そして目の前には結界があった。


「…転移結界。この先にいるのか、悪栄教。…行くか,」


そして白斗は結界に入っていった。
だが、そこには残酷な光景が広がっていた。


「え?」


辺り一面、血で染まっていた。
そしてその中央に、男と血まみれの女。


「己!悪栄教!」


「あらあら,鼠がいましたか。このままではこの精霊神を消滅させれないですから……お前から潰しましょうか,餓鬼」


「望むところだ。」


「《自然・氷槍》」


白斗に幾多の氷の槍が放たれた。
白斗が氷槍を消そうとした時,氷槍は別のところに現れた。


「なるほど,プラズマで錯覚を起こし,場所を惑わせる。かなりの実力だな。」


だが白斗は氷槍を剣で砕く。


「なんだ?その剣は…俺の能力を何度も砕いて!」


「《空間支配の剣》だ。この剣に錯覚は効かない、全てを正しく読み取れるから。」


「そんなもの!理解しても避けられなければ意味がない!《自然・竜巻ハリケーン》」


リアードは竜巻を放つが、白斗はそれを避ける。


「俺にはその身体能力があるってことだ。《風雷神》」


リアードは白斗の風に吹き飛ばされる。
その隙に白斗は倒れた女性のところに向かった。


「《外部操作不可の結界》《全治療エクストラヒール》」


精霊神の傷が全て治った。


「これで安心だな。精霊神は自然系が効かないだろうし、結界で人体操作も無効だからこの中にいてくれ,」


そう言い放つと白斗は剣を構えてリアードにきりかかった。


「…凄い。私が苦戦した相手を一瞬で……。」


「想像せよ。……久しぶりだな、宜しく頼むぞ【絶】。」


白斗は【絶】から光線を出した。


「そんなもの!効かな……」


光線はリアードの氷槍ごとリアードを貫いた。


「……な……ぜ……。」


「お前が勝つのは不可能、精霊を消すことは不可能、ということだ。」


「黙れ!俺の魔司能力で消し炭にしてやる!」


「人体操作か?結界で既に効かないぞ?」


「お前は俺の全力を出させた!その事を誇りに思って死ね!【悪魔契約解放】!そして、【魔司能力・威力干渉】《人体操作・人体操作の鎖》!!」


「聞かないと何度言えば……な!?体が……動かない!?なぜ!?」


「説明してやろう。俺の魔司能力、威力干渉によって、俺の人体操作の威力を上げ、お前の結界の効力を下げる、そうすれば人体操作の鎖が通るって訳だ。」


「……くそ、こんなところで……諦めるか!」


「諦めろ、そして堕ちろ。さあ、殺せ、精霊神を」


「やめろやめろやめろやめろーーー!!!!!ぐわあぁぁぁぁぁ!!!!!!!」


その傍らで精霊神が見ていた。


「助けないと……私を救ってくれたんだ、絶対に……でも私に何ができる?私はあの人体操作を破れない。……!あるじゃないですか、あの方の従属になれば、いけるかもしれない。幸いあの人は【共鳴】を持っているんだ。…けど契約するということはこの城を放棄するということ…そんなこと……今やらなければ精霊が滅ぶ!それを防げるなら私なんてどうでもいいんだ!やってやる!【契約】!!!」




                  To be continued 





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