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《完結》転生魔王「人類支配しろなんて言ってないよね?」魔族「申し訳ありませんでした!」

執筆用bot E-021番 

14.おわり

 会議室に呼び出されたオレは、国王にそう言われた。同じテーブルにはロウとフルバスもいた。どして勝ち誇ったような表情の勇者もいた。


 呼び出された用件はまだ聞いていないが、おそらくオレが魔族とつながっている、という勇者の言葉を耳にしたのだろう。


「元勇者から耳にしたのだがな。君が魔族ともとからつながっていた、という話を」
 と、国王が切り出した。


「まさか」


「そうであろうな。あまりに過激なウソだ。国に尽くしてくれた者にたいして向ける言葉ではない。よって言いふらした勇者を、王都から追放することにする」


 国王がそう言うと、勇者は血相を変えて立ち上がっていた。ツバを吐き散らして何か訴えていたが、騎士たちに連れ出されていた。


「実績を見れば、どちらが真実を言っているかは、明らかだからな。ガハハ」
 と、フルバスが言った。
 ロウも黙然とうなずいていた。


「さて、エドガーくん」
 と、国王は禿頭に乗っている王冠を調整しながら、そう呼びかけてきた。


「なんでしょうか」


「今回の件は、あらためてご苦労だった。魔族との平和条約を修復した働きは、見事なものであった」


「いえ」


「前々からすすめていた、我が娘との縁談話だが、こちらに異存はない。引き受けてくれるかな?」


 入れ、という国王の言葉を受けて、色の白い白銀の髪をした少女が入ってきた。ネミ姫だ。思わずハッとするような美しさであった。


 いくら人の姿で生活すると言っても、結婚するとなったら、フィリズマたちが黙っていないだろう。


「はい。こちらにも異存はありません。が、オレは結婚するには若年の身です。それゆえ、もう少し保留にしていただけると幸いです」


「なぁに、若年の身とはゆえ、その功績は甚大なものがある。そちらの御両親ともよく話し合って、この縁談をすすめてゆこうではないか」


 国王は機嫌良く哄笑していた。
 美姫はオレのほうを見ると、小さく微笑んだのだった。

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