テイマーと錬金術の職業で冒険したい!
バルグ邸でお叱りを受ける2人
 サシャさんに引きづられた形でバルグさんの邸にやって来た俺は、強制的に椅子に座らせられてサシャさんに怒られたんだけれども……「これからはマナを甘やかさないで下さい」の一言で終わってしまった。
 それに対して一緒に連れて来られたマナはと言うと……。
 「……なので、今後は誰かと一緒に行動させるようにします。それと私の下でメイドとしての再訓練をして貰います。わかりましたか?」
 「はい……わかりましたぁ〜…………」
 コッテリ絞られたマナさんは半泣き状態でそう返事をした。
 「キュゥ〜ン……」
 マナの説教が終わるのと同時にルルがカイリの足元にやって来たので、カイリはルルを抱き上げて膝の上に乗せた。
 「ホント、ルルは甘えん坊だなぁ〜!」
 そう言いながら身体を撫でてあげると、嬉しそうに身を寄せて来た。
 この甘えた姿たまらないなぁ〜〜〜っ! ︎
 そんなことを思いながらルルの身体を撫でていると背中をチョンチョンと突かれたので振り返って見ってみてみたら、ファニーちゃんが構って欲しそうな顔をさせていた。
 「ファニーちゃんもこっちにおいで」
 「〜〜〜♪」
 カイリの言葉を聞いたファニーは嬉しそうな顔をさせながら、カイリの頬に自分の頬をスリスリさせる。
 これはもしかして……妖精ふうの愛情表現なのかな?
 ……プルンッ ︎
 プル太郎の方に顔を向けて見ると、ルル達のように甘えたそうに震えてた。
 「プル太郎もおいで」
 カイリがそういうと。嬉しそうな感じで肩に乗って身体をペタペタカイリにくっ付けて来る。
 ああ〜……心が満たされるぅ〜〜〜…………。
 「みんなカイリに甘えられていいなぁ〜……」
 「マナ、仕事に戻りなさい」
 「……はい」
 サシャに逆らえないマナは素直に言うことを聞いていた。
 「可愛い従魔達と触れ合えるカイリ様が羨ましいなぁ〜」
 羨ましそうにカイリを見ているメイドにサシャさんが近づいて話し始める。
 「羨むのはいいですし、ペットを飼うのはアナタの自由なので構いませんよ」
 「えっ ︎ 本当いいんですか?」
 「はい。いいですよ」
 「やったぁ ︎ じゃあ私猫を飼おう!」
 彼女俺と違って猫派なんですね。
 「ただ、ペットを邸に連れて来るのは許可出来ませんし、犬や猫ましてや鳥を飼うのはアナタですから、我々に面倒を頼まないようにして下さいね」
 「えっ ︎」
 「えっ ︎ じゃありません。飼い主はアナタなのですから責任を持って育てるのが当たり前ですよ」
 「そ…そう言われると飼う自身がなくなっちゃいますぅ……」
 「ではペットを飼うのは諦めて下さいね」
 いや、それはそれで極端過ぎる答えじゃないかなぁ? なんて言ったら、サシャさんが何か言って気そうだから言わないようにしよう。
 「うぅ〜……じゃあ、カイリ様のルルで私は我慢しますぅぅぅううううううっ! ︎」
 彼女はそう言うと俺の膝の上に乗っかっているルルに抱き付いて頬擦りし始めた!
 「ハァ〜〜〜〜〜〜…………やっぱりこのモフモフボディに癒されますねぇ〜! やっぱり飼うなら犬の方にしようかなぁ〜? でも猫ちゃんのツンデレ具合も捨て難いんですよねぇ〜〜〜……」
 「ク、クゥ〜ンッ ︎」
 ルルが助けて欲しそうな目でカイリを見つめる。
 「あの、メイドさん。ルルが困っているので離してあげて下さい」
 「あ、そうですか?」
 「…はい」
 「ゴメンね、ルルちゃん」
 メイドさんはそう言うと、名残惜しそうにルルを見つめながら手を離してあげた。
 そして解放されたルルの方はと言うと、再びカイリの膝の上で甘えだした。
 「クゥ〜ン。クゥ〜ン……キャンッ ︎」
 「もっと撫でて欲しいんだな」
 「キャンッ ︎」
 ルルの「うん!」と言っているような鳴き声を聞いたのち、身体を優しく撫でてあげる。
 「そう言えば今日キバネズミを討伐しに行く予定だったけどぉ……今日はもう無理そうだな」
 「〜〜〜♪」
 ファニーちゃんが「そうだね」と言いたそうな返事をする。
 プルンッ ︎
 「ん? ……今日はもう帰る? って言いたいのか?」
 プルンッ ︎
 プル太郎は「そう!」と言いたそうに震えた。
 「そうだよ。帰ってポーション作りに勤しむことにする。ルル、降りてくれ」
 「キャンッ ︎」
 「わかった!」と言いたそうな鳴き声をあげると、膝の上から飛び降りてくれて、ファニーちゃんも離れてくれた。しかしプル太郎だけは肩から頭の上へと移動しただけ。
 俺の頭の上がそんなに気に入ってるのか? 重いとか迷惑じゃないからいいけど。
 「じゃあ、宿の方に帰らせて頂きます」
 「はい。また今度迷宮へ行きましょう」
 「その時はマナさんも連れて行きましょうか。行きたがってましたし」
 「……前向きに検討しておきます」
 「はい」じゃないんだね。しかも身体から嫌そうな雰囲気を漂わせているし。
 「今度こそ私を連れてってよ! サシャァアアアアアアアアアアアアッ! ︎」
 どうやらマナがカイリ達の話を聞いてたみたいで、出入り口の陰から顔を覗かせて懇願している。
 「………….……前向きに検討しておきます」
 さっきよりも間があるぞ。
 なんてカイリが思っている間に、サシャは部屋からそそくさと出て行ってしまった。
 「待ってよサシャ! その言い方は絶対連れて行かない時の答え方だよねぇ? ちゃんと連れて行くって言って!」
 「………………マナ。お仕事に戻って下さい」
 「誤魔化さないでよ! サシャぁッ ︎」
 ありゃま、攻防戦が続きそうな予感だなぁ〜。
 カイリはそんなことを思った後、ルルに抱き付いたメイドさんに顔を向ける。
 「じゃあ、バルグさんによろしく伝えておいて下さい」
 「かしこまりますた。カイリ様」
 カイリはその言葉を聞いた後、ルル達と共にバルグの邸を後にして泊まっている宿へと帰って行く。
 「ただいま戻りましたぁ!」
 「ん。……鍵を渡すから待っていてくれ」
 宿屋主人のユーダさんはそう言うと、壁に掛けている鍵を渡してくれる。
 「夕食になったら声を掛けるから、それまで待っててくれ」
 「わかりました!」
 「キャンッ ︎」
 プルンッ ︎
 「〜〜〜♪」
 おおっ ︎ ルル達も返事をしているぞ! 関心関心!
 「はいはい。他の客の迷惑が掛かるから、カウンターに居座らないでくれ」
 「あ、はい。みんな行こうか」
 自室に向かいながら、ユーダさん満更でもないような雰囲気がしたんだけどなぁ〜。と思うカイリだった。
 そして借りている部屋に入ると椅子に座り、アイテムボックスを開く。
 今回はポーションとマナポーションに、新しく作れるようになった弾薬に挑戦してみようかな?
 「先にポーションを……って思ったけど、新しい弾薬の製作にどれぐらいMP必要なのか把握してないよなぁ〜。
 先に弾薬を作って様子を見てからポーションを作ろうか」
 「〜〜〜♪」
 ファニーちゃんは「それがいいと思うよ!」と言った。
 「それじゃあ、万物の書を見ながらチャチャっと作っちゃいましょうかぁ!」
 アクセサリーにしている万物の書を変化させると、昨日見た弾薬のページを開く。
 強化弾LV1を作るのに必要な素材は……通常弾が1つにキバネズミの牙でOKか。
 そう思いながら必要な素材をアイテムボックスから取り出すと、テーブルに置いてから手をかざした。
 「キャンッ ︎」
 プルンッ ︎
 「〜〜〜♪」
 ルル達は新しいアイテムが出来るが楽しみなのか、興味深々といった感じで見て来る。
 「【錬成】」
 そう言うと光が弾薬とキバを包み込んだ。そして光が消えると1つ弾薬が置いてあった。
 「出来た! ……のか?」
 普通の弾薬と違って頭の部分がオレンジ色に変わっている弾薬を、手に取ってそう思うカイリであった。
 それに対して一緒に連れて来られたマナはと言うと……。
 「……なので、今後は誰かと一緒に行動させるようにします。それと私の下でメイドとしての再訓練をして貰います。わかりましたか?」
 「はい……わかりましたぁ〜…………」
 コッテリ絞られたマナさんは半泣き状態でそう返事をした。
 「キュゥ〜ン……」
 マナの説教が終わるのと同時にルルがカイリの足元にやって来たので、カイリはルルを抱き上げて膝の上に乗せた。
 「ホント、ルルは甘えん坊だなぁ〜!」
 そう言いながら身体を撫でてあげると、嬉しそうに身を寄せて来た。
 この甘えた姿たまらないなぁ〜〜〜っ! ︎
 そんなことを思いながらルルの身体を撫でていると背中をチョンチョンと突かれたので振り返って見ってみてみたら、ファニーちゃんが構って欲しそうな顔をさせていた。
 「ファニーちゃんもこっちにおいで」
 「〜〜〜♪」
 カイリの言葉を聞いたファニーは嬉しそうな顔をさせながら、カイリの頬に自分の頬をスリスリさせる。
 これはもしかして……妖精ふうの愛情表現なのかな?
 ……プルンッ ︎
 プル太郎の方に顔を向けて見ると、ルル達のように甘えたそうに震えてた。
 「プル太郎もおいで」
 カイリがそういうと。嬉しそうな感じで肩に乗って身体をペタペタカイリにくっ付けて来る。
 ああ〜……心が満たされるぅ〜〜〜…………。
 「みんなカイリに甘えられていいなぁ〜……」
 「マナ、仕事に戻りなさい」
 「……はい」
 サシャに逆らえないマナは素直に言うことを聞いていた。
 「可愛い従魔達と触れ合えるカイリ様が羨ましいなぁ〜」
 羨ましそうにカイリを見ているメイドにサシャさんが近づいて話し始める。
 「羨むのはいいですし、ペットを飼うのはアナタの自由なので構いませんよ」
 「えっ ︎ 本当いいんですか?」
 「はい。いいですよ」
 「やったぁ ︎ じゃあ私猫を飼おう!」
 彼女俺と違って猫派なんですね。
 「ただ、ペットを邸に連れて来るのは許可出来ませんし、犬や猫ましてや鳥を飼うのはアナタですから、我々に面倒を頼まないようにして下さいね」
 「えっ ︎」
 「えっ ︎ じゃありません。飼い主はアナタなのですから責任を持って育てるのが当たり前ですよ」
 「そ…そう言われると飼う自身がなくなっちゃいますぅ……」
 「ではペットを飼うのは諦めて下さいね」
 いや、それはそれで極端過ぎる答えじゃないかなぁ? なんて言ったら、サシャさんが何か言って気そうだから言わないようにしよう。
 「うぅ〜……じゃあ、カイリ様のルルで私は我慢しますぅぅぅううううううっ! ︎」
 彼女はそう言うと俺の膝の上に乗っかっているルルに抱き付いて頬擦りし始めた!
 「ハァ〜〜〜〜〜〜…………やっぱりこのモフモフボディに癒されますねぇ〜! やっぱり飼うなら犬の方にしようかなぁ〜? でも猫ちゃんのツンデレ具合も捨て難いんですよねぇ〜〜〜……」
 「ク、クゥ〜ンッ ︎」
 ルルが助けて欲しそうな目でカイリを見つめる。
 「あの、メイドさん。ルルが困っているので離してあげて下さい」
 「あ、そうですか?」
 「…はい」
 「ゴメンね、ルルちゃん」
 メイドさんはそう言うと、名残惜しそうにルルを見つめながら手を離してあげた。
 そして解放されたルルの方はと言うと、再びカイリの膝の上で甘えだした。
 「クゥ〜ン。クゥ〜ン……キャンッ ︎」
 「もっと撫でて欲しいんだな」
 「キャンッ ︎」
 ルルの「うん!」と言っているような鳴き声を聞いたのち、身体を優しく撫でてあげる。
 「そう言えば今日キバネズミを討伐しに行く予定だったけどぉ……今日はもう無理そうだな」
 「〜〜〜♪」
 ファニーちゃんが「そうだね」と言いたそうな返事をする。
 プルンッ ︎
 「ん? ……今日はもう帰る? って言いたいのか?」
 プルンッ ︎
 プル太郎は「そう!」と言いたそうに震えた。
 「そうだよ。帰ってポーション作りに勤しむことにする。ルル、降りてくれ」
 「キャンッ ︎」
 「わかった!」と言いたそうな鳴き声をあげると、膝の上から飛び降りてくれて、ファニーちゃんも離れてくれた。しかしプル太郎だけは肩から頭の上へと移動しただけ。
 俺の頭の上がそんなに気に入ってるのか? 重いとか迷惑じゃないからいいけど。
 「じゃあ、宿の方に帰らせて頂きます」
 「はい。また今度迷宮へ行きましょう」
 「その時はマナさんも連れて行きましょうか。行きたがってましたし」
 「……前向きに検討しておきます」
 「はい」じゃないんだね。しかも身体から嫌そうな雰囲気を漂わせているし。
 「今度こそ私を連れてってよ! サシャァアアアアアアアアアアアアッ! ︎」
 どうやらマナがカイリ達の話を聞いてたみたいで、出入り口の陰から顔を覗かせて懇願している。
 「………….……前向きに検討しておきます」
 さっきよりも間があるぞ。
 なんてカイリが思っている間に、サシャは部屋からそそくさと出て行ってしまった。
 「待ってよサシャ! その言い方は絶対連れて行かない時の答え方だよねぇ? ちゃんと連れて行くって言って!」
 「………………マナ。お仕事に戻って下さい」
 「誤魔化さないでよ! サシャぁッ ︎」
 ありゃま、攻防戦が続きそうな予感だなぁ〜。
 カイリはそんなことを思った後、ルルに抱き付いたメイドさんに顔を向ける。
 「じゃあ、バルグさんによろしく伝えておいて下さい」
 「かしこまりますた。カイリ様」
 カイリはその言葉を聞いた後、ルル達と共にバルグの邸を後にして泊まっている宿へと帰って行く。
 「ただいま戻りましたぁ!」
 「ん。……鍵を渡すから待っていてくれ」
 宿屋主人のユーダさんはそう言うと、壁に掛けている鍵を渡してくれる。
 「夕食になったら声を掛けるから、それまで待っててくれ」
 「わかりました!」
 「キャンッ ︎」
 プルンッ ︎
 「〜〜〜♪」
 おおっ ︎ ルル達も返事をしているぞ! 関心関心!
 「はいはい。他の客の迷惑が掛かるから、カウンターに居座らないでくれ」
 「あ、はい。みんな行こうか」
 自室に向かいながら、ユーダさん満更でもないような雰囲気がしたんだけどなぁ〜。と思うカイリだった。
 そして借りている部屋に入ると椅子に座り、アイテムボックスを開く。
 今回はポーションとマナポーションに、新しく作れるようになった弾薬に挑戦してみようかな?
 「先にポーションを……って思ったけど、新しい弾薬の製作にどれぐらいMP必要なのか把握してないよなぁ〜。
 先に弾薬を作って様子を見てからポーションを作ろうか」
 「〜〜〜♪」
 ファニーちゃんは「それがいいと思うよ!」と言った。
 「それじゃあ、万物の書を見ながらチャチャっと作っちゃいましょうかぁ!」
 アクセサリーにしている万物の書を変化させると、昨日見た弾薬のページを開く。
 強化弾LV1を作るのに必要な素材は……通常弾が1つにキバネズミの牙でOKか。
 そう思いながら必要な素材をアイテムボックスから取り出すと、テーブルに置いてから手をかざした。
 「キャンッ ︎」
 プルンッ ︎
 「〜〜〜♪」
 ルル達は新しいアイテムが出来るが楽しみなのか、興味深々といった感じで見て来る。
 「【錬成】」
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