テイマーと錬金術の職業で冒険したい!
新たな力を発見!
 ルル達をたくさん撫でて癒されたので、ポーションと魔力ポーションを作成する為に材料を取り出した。
 とりあえずポーションとマナポーション。それに弾も作らないといけない。
 「とりあえずポーションを3つにマナポーションを2つ。残りは弾に使おうか」
 そう思いながらポーションとマナポーションを錬成するのに必要なアイテムを用意する。
 サニーさんところで解毒剤と一緒に作ったから、どれぐらい消費するのか分からない……。
 「とりあえず1個作って確かめてみようか」
 1個分のマナポーションを試しに作ってみることにする。
 「【錬成】」
 錬成したマナポーションを放置してスクリーンに目を向ける。
 「えっとぉ……今のでMPを4消費したかぁ…………」
 これを2つ作るのは、ちょっとしんどいなぁ……1個だけにしておこう。
 そんなことを思っているカイリの前で、ファニーちゃんがマナポーションに興味深々に見ていた。
 「ファニーちゃん、俺が作ったマナポーションに興味あるの?」
 「〜〜〜♪」
 「うん!」って言いたそうに返事をした。
 「でもこれはサニーさんに渡すアイテムだから、飲もうとしないでくれよ」
 「〜〜〜♪」
 「そんなことはしないよ」と言いたそうな声を出すファニーちゃん。その後は俺の膝にプル太郎が乗った。
 プルンッ ︎
 「作らないの?」と言いたそうな顔で見つめて来るので、プル太郎が何が言いたいのか理解した。
 「マナポーションはもう作らないよ。ポーションは3つ作るけどね」
 俺がそう言うとポーション作成に必要な薬草と水をテーブルに置いてくれた。しかも3つ分。
 「ありがとう、プル太郎」
 ホント、よく出来た子やなぁ〜……。
 プル太郎は嬉しそうに身体を震わせている姿に、ちょっと可愛いと思ってしまった。
 「よし……【錬成】」
  手をかざしてそう唱えるとポーション3つがテーブルの上に現れた。
 「これでよし! 後は弾を10発分作ろうか」
 スピードローダー付きが1つにバラ薬莢を4つ作ってテーブルの上に置くと、薬莢をさしていないスピードローダーとバラで取っておいた薬莢をテーブルに乗せる。
 「キャンッ ︎」
 ルルが「どうするの?」と言いたそうな鳴き声を上げるので、頭を撫でてあげながら話し掛ける。
 「スピードローダーは壊れない限り何度でも使えるからな。バラにしている薬莢をスピードローダーに詰め込むんだよ」
 そう説明すると、空のスピードローダー2つに薬莢を差し込んでいく。
 「ん〜〜〜……錬成のおかげで短時間で作業を終わらせることが出来たぁ〜」
 背伸びをしながら言っていると、ファニーちゃんがスピードローダーを俺の前に持って来た。
 「〜〜〜♪」
 「ん? ……ああ! もちろん仕舞うから安心してくれ」
 ファニーちゃんから薬莢付きのスピードローダーを受け取ると、錬成したアイテムと共にアイテムボックスの中に仕舞った。
 「夕ご飯まで少し時間があるからなぁ〜……どうしよっか?」
 「キャンッ ︎」
 ルルが尻尾を振りながら、「ボール!」と言いたそうな鳴き声を上げる。
 「ルル、ここでボールを使った遊びはダメって言ってたよな?」
 「キュ〜ン……」
 ルルが耳を垂らしながら、「ゴメンなさい」と言いたそうな鳴き声を上げた。
 「しかしホントに暇だなぁ〜……」
 前世ならスマホをいじったり、本を開いたりして暇つぶしを……本?
 「万物の書に書かれてるアイテムを見て勉強しておこうか」
 現段階で出来ることは限られているけど、将来的に色んなものを作れるようになるから把握ぐらいはしておかないとダメだよな。
 そんなことを思った後、アクセサリーに変えている万物の書を取り出して開いた。
 「ん〜……ポーションとかマナポーションはやっぱり初級のしか作れないよなぁ〜……」
 強化薬系も丸薬しか作れないっぽいし、ここら辺も初級のアイテムしか作れそうにないな。
 ベッドの上に寝そべりながらページをパラパラめくっていくと、気になる項目があったのでピタリと止まった。
 「……おっ ︎ これは? ……武器と防具の強化リスト?」
 ルル達も今の言葉に興味を持ったらしく、俺の下にやって来て万物の書を覗き込んで来た。
 「本……読めるの?」
 「キャンッ ︎」
 プルンッ ︎
 「〜〜〜♪」
 ルルとプル太郎に関しては分からないっぽいことを言っていて、ファニーちゃんに関しては「ちょっとだけ」と言う感じに答えた。
 「俺が読んであげた方がよさそうだなぁ〜」
 俺がそう言うと、ルル達が「お願いします」と言いたそうな顔を向けて来た。
 「じゃあ読むぞ。……武器及び防具を錬成スキルで強くすることが出来ます。やり方はシンプルで強くさせたい武器ベースにして魔物等の素材を錬成スキルで行います。
 ここで注意して貰いたいことは錬成で武器を強くすることが出来ますが、どのくらい強くなるのかは素材次第で、場合によっては属性効果を付与することも出来ます。そして1つの装備に対して10回までしか強化出来ないので、よく考えて素材を選びましょう。かぁ……」
 「キャンッ ︎」
 ルル達が感心した様子で万物の書を見ているが、カイリの方は悩んだ様子でいる。
 「強化が10回までで素材次第で強さが変わるかぁ……極端なことを言えば鉄とミスリルで強化の差が生まれるってことだよな」
 俺の言葉にルル達も気が付いた様子で、カイリの顔を見つめる。
 「それに10回の強化した後に属性付与をしたくなったら、無理な話なるよなぁ〜……」
 プルンッ ︎
 「……え? 分解? ……あっ ︎ そっか。分解スキルを使えば強化した武器の強化値を元に戻せるかも」
 でもいきなりやって失敗は怖いから確認しておこう。そうだよね、チュートリアルさん!
 説明
 不可能です。カイリ様が考えていらっしゃる武器や防具に分解スキルを使うと強化の数値を下げるのではなく、素材に分解しまうので止めましょう。もちろんのことですが強化に使った素材は分解スキルを使っても素材として出て来ることはありません。
 なので武具を強化する場合は慎重に素材を選びましょう。
 「ああ〜……分解スキルを使うと素材になっちゃうから、ダメっぽい」
 ……プルンッ ︎
 「そうなんだぁ〜……」と落ち込んでいるプル太郎を励ますように撫でてあげる。
 「プル太郎、気にしないでくれ。発想はよかったと思うし」
 今度武器屋に行って強化を試してみようか。
 そんなことを思いながらページをめくると、強化リストが載っていた。
 「石で+1。銅が+2。鉄で+4。……銅と鉄で差があるな。それにミスリルになると+8になってる」
 鉄に比べてミスリルが倍あるとは……。
 「鉱物系しか……あっ ︎ でもキバネズミの牙でも代用が出来るみたいだ」
 銅と同じ+2。銅を使うぐらいなら、キバネズミを狩って強化素材にした方がいいんじゃないか?
 そんなことを思っていたら、ドアをコンコンッ ︎ と叩く音がした。
 「誰か来たのか?」
 『カイリ、夕食が出来た。だから下の食堂に来てくれ』
 「わかりました! 今向かいます! 行こう、みんな」
 「キャンッ ︎」
 プルンッ ︎
 「〜〜〜♪」
 元気に「はぁ〜い」と返事をしている従魔達と共に食堂へと向かい、席に着いた。
 「今日のご飯は何だろうね?」
 「〜〜〜♪」
 ファニーちゃんが空中に浮きながら踊っていた。
 これって何か意味があるのか?
 「フェアリーは気持ちが高ぶると踊り出すことがあるんだ。無論食事するときは大人しくするから気にしなくてもいい」
 「へぇ〜、そうなんだぁ〜……」
 「そうだ。ほら、食事持って来たぞ」
 ユーダさんが俺の目の前にオムライス2つとオレンジを置いてくれて、ルル用にドッグフードらしき食べ物を用意してくれた。
 オムライスは俺とプル太郎で、オレンジはファニーちゃん用ね。ドッグフードは……ルルしかないよな。
 「ありがとうございます。ユーダさん」
 「ん……」
 ユーダさんはそう返事をすると、カイリから離れて行く。
 「それじゃあ、頂きます!」
 手を合わせてそう言うと、ルル達と共に食事を堪能するのであった。
 とりあえずポーションとマナポーション。それに弾も作らないといけない。
 「とりあえずポーションを3つにマナポーションを2つ。残りは弾に使おうか」
 そう思いながらポーションとマナポーションを錬成するのに必要なアイテムを用意する。
 サニーさんところで解毒剤と一緒に作ったから、どれぐらい消費するのか分からない……。
 「とりあえず1個作って確かめてみようか」
 1個分のマナポーションを試しに作ってみることにする。
 「【錬成】」
 錬成したマナポーションを放置してスクリーンに目を向ける。
 「えっとぉ……今のでMPを4消費したかぁ…………」
 これを2つ作るのは、ちょっとしんどいなぁ……1個だけにしておこう。
 そんなことを思っているカイリの前で、ファニーちゃんがマナポーションに興味深々に見ていた。
 「ファニーちゃん、俺が作ったマナポーションに興味あるの?」
 「〜〜〜♪」
 「うん!」って言いたそうに返事をした。
 「でもこれはサニーさんに渡すアイテムだから、飲もうとしないでくれよ」
 「〜〜〜♪」
 「そんなことはしないよ」と言いたそうな声を出すファニーちゃん。その後は俺の膝にプル太郎が乗った。
 プルンッ ︎
 「作らないの?」と言いたそうな顔で見つめて来るので、プル太郎が何が言いたいのか理解した。
 「マナポーションはもう作らないよ。ポーションは3つ作るけどね」
 俺がそう言うとポーション作成に必要な薬草と水をテーブルに置いてくれた。しかも3つ分。
 「ありがとう、プル太郎」
 ホント、よく出来た子やなぁ〜……。
 プル太郎は嬉しそうに身体を震わせている姿に、ちょっと可愛いと思ってしまった。
 「よし……【錬成】」
  手をかざしてそう唱えるとポーション3つがテーブルの上に現れた。
 「これでよし! 後は弾を10発分作ろうか」
 スピードローダー付きが1つにバラ薬莢を4つ作ってテーブルの上に置くと、薬莢をさしていないスピードローダーとバラで取っておいた薬莢をテーブルに乗せる。
 「キャンッ ︎」
 ルルが「どうするの?」と言いたそうな鳴き声を上げるので、頭を撫でてあげながら話し掛ける。
 「スピードローダーは壊れない限り何度でも使えるからな。バラにしている薬莢をスピードローダーに詰め込むんだよ」
 そう説明すると、空のスピードローダー2つに薬莢を差し込んでいく。
 「ん〜〜〜……錬成のおかげで短時間で作業を終わらせることが出来たぁ〜」
 背伸びをしながら言っていると、ファニーちゃんがスピードローダーを俺の前に持って来た。
 「〜〜〜♪」
 「ん? ……ああ! もちろん仕舞うから安心してくれ」
 ファニーちゃんから薬莢付きのスピードローダーを受け取ると、錬成したアイテムと共にアイテムボックスの中に仕舞った。
 「夕ご飯まで少し時間があるからなぁ〜……どうしよっか?」
 「キャンッ ︎」
 ルルが尻尾を振りながら、「ボール!」と言いたそうな鳴き声を上げる。
 「ルル、ここでボールを使った遊びはダメって言ってたよな?」
 「キュ〜ン……」
 ルルが耳を垂らしながら、「ゴメンなさい」と言いたそうな鳴き声を上げた。
 「しかしホントに暇だなぁ〜……」
 前世ならスマホをいじったり、本を開いたりして暇つぶしを……本?
 「万物の書に書かれてるアイテムを見て勉強しておこうか」
 現段階で出来ることは限られているけど、将来的に色んなものを作れるようになるから把握ぐらいはしておかないとダメだよな。
 そんなことを思った後、アクセサリーに変えている万物の書を取り出して開いた。
 「ん〜……ポーションとかマナポーションはやっぱり初級のしか作れないよなぁ〜……」
 強化薬系も丸薬しか作れないっぽいし、ここら辺も初級のアイテムしか作れそうにないな。
 ベッドの上に寝そべりながらページをパラパラめくっていくと、気になる項目があったのでピタリと止まった。
 「……おっ ︎ これは? ……武器と防具の強化リスト?」
 ルル達も今の言葉に興味を持ったらしく、俺の下にやって来て万物の書を覗き込んで来た。
 「本……読めるの?」
 「キャンッ ︎」
 プルンッ ︎
 「〜〜〜♪」
 ルルとプル太郎に関しては分からないっぽいことを言っていて、ファニーちゃんに関しては「ちょっとだけ」と言う感じに答えた。
 「俺が読んであげた方がよさそうだなぁ〜」
 俺がそう言うと、ルル達が「お願いします」と言いたそうな顔を向けて来た。
 「じゃあ読むぞ。……武器及び防具を錬成スキルで強くすることが出来ます。やり方はシンプルで強くさせたい武器ベースにして魔物等の素材を錬成スキルで行います。
 ここで注意して貰いたいことは錬成で武器を強くすることが出来ますが、どのくらい強くなるのかは素材次第で、場合によっては属性効果を付与することも出来ます。そして1つの装備に対して10回までしか強化出来ないので、よく考えて素材を選びましょう。かぁ……」
 「キャンッ ︎」
 ルル達が感心した様子で万物の書を見ているが、カイリの方は悩んだ様子でいる。
 「強化が10回までで素材次第で強さが変わるかぁ……極端なことを言えば鉄とミスリルで強化の差が生まれるってことだよな」
 俺の言葉にルル達も気が付いた様子で、カイリの顔を見つめる。
 「それに10回の強化した後に属性付与をしたくなったら、無理な話なるよなぁ〜……」
 プルンッ ︎
 「……え? 分解? ……あっ ︎ そっか。分解スキルを使えば強化した武器の強化値を元に戻せるかも」
 でもいきなりやって失敗は怖いから確認しておこう。そうだよね、チュートリアルさん!
 説明
 不可能です。カイリ様が考えていらっしゃる武器や防具に分解スキルを使うと強化の数値を下げるのではなく、素材に分解しまうので止めましょう。もちろんのことですが強化に使った素材は分解スキルを使っても素材として出て来ることはありません。
 なので武具を強化する場合は慎重に素材を選びましょう。
 「ああ〜……分解スキルを使うと素材になっちゃうから、ダメっぽい」
 ……プルンッ ︎
 「そうなんだぁ〜……」と落ち込んでいるプル太郎を励ますように撫でてあげる。
 「プル太郎、気にしないでくれ。発想はよかったと思うし」
 今度武器屋に行って強化を試してみようか。
 そんなことを思いながらページをめくると、強化リストが載っていた。
 「石で+1。銅が+2。鉄で+4。……銅と鉄で差があるな。それにミスリルになると+8になってる」
 鉄に比べてミスリルが倍あるとは……。
 「鉱物系しか……あっ ︎ でもキバネズミの牙でも代用が出来るみたいだ」
 銅と同じ+2。銅を使うぐらいなら、キバネズミを狩って強化素材にした方がいいんじゃないか?
 そんなことを思っていたら、ドアをコンコンッ ︎ と叩く音がした。
 「誰か来たのか?」
 『カイリ、夕食が出来た。だから下の食堂に来てくれ』
 「わかりました! 今向かいます! 行こう、みんな」
 「キャンッ ︎」
 プルンッ ︎
 「〜〜〜♪」
 元気に「はぁ〜い」と返事をしている従魔達と共に食堂へと向かい、席に着いた。
 「今日のご飯は何だろうね?」
 「〜〜〜♪」
 ファニーちゃんが空中に浮きながら踊っていた。
 これって何か意味があるのか?
 「フェアリーは気持ちが高ぶると踊り出すことがあるんだ。無論食事するときは大人しくするから気にしなくてもいい」
 「へぇ〜、そうなんだぁ〜……」
 「そうだ。ほら、食事持って来たぞ」
 ユーダさんが俺の目の前にオムライス2つとオレンジを置いてくれて、ルル用にドッグフードらしき食べ物を用意してくれた。
 オムライスは俺とプル太郎で、オレンジはファニーちゃん用ね。ドッグフードは……ルルしかないよな。
 「ありがとうございます。ユーダさん」
 「ん……」
 ユーダさんはそう返事をすると、カイリから離れて行く。
 「それじゃあ、頂きます!」
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