テイマーと錬金術の職業で冒険したい!
ネルマ家のお・も・て・な・し! ……ちょっとやり過ぎでは?
 俺の目の前で熱く愛し合った2人は、ケロッとした態度で俺の方に向き直ってお辞儀をして来た。
 「彼女は私の妻の ミレイ・ネルマ です」
 「初めまして。バルグの妻、 ミレイ・ネルマ です。主人を助けて頂き、なんとお礼を申し上げたらいいのか……」
 「あ〜……気にしないで下さい」
 てか、厄介ごとを押し付けられた気もするしな。てか、俺も自己紹介をしないとダメだよな。つーか、あんなのを俺に見せておいて、しれっと言えるね!
 「えっとぉ〜……俺、じゃなかった! 私の名前はカイリと言います。こっちが従魔のルルです」
 「キャンッ!」
 ルルも元気よくミレイさんに挨拶をする様に吠えた。
 挨拶を出来るなんて偉いぞルル! 後で褒めてやろうっ ︎
 「あら、可愛らしいワンちゃんね」
 「キャンッ ︎ キャンッ ︎」
 「違うよっ ︎」と言いたそうな吠え方をするルルだったが、ミレイさんは気にせずに頭を撫でていた。
 「まぁ、嬉しそうに声を上げて。この子は撫でられるのが好きなのね」
 多分違います。
 「あのぉ、この子は犬じゃなくてフェンリルなんです」
 「フェンリルッ ︎ この子が?」
 「キャンッ!」
 「そうだよ!」と言いたそうな声を上げたルル。何だろう、何となくだがルルの気持ちが分かって来た気がする。
 「フェンリル……希少な狼が、どうして?」
 ミレイさんはそう言うと、俺とルルを交互に見つめる。
 「まぁまぁ、理由とかは私が話すよ。それよりもサシャ、彼女にお召し物を渡してあげて下さい」
 「かしこまりました」
 返事をしたメイドが俺の前まで来ると、何と毛布引っ張って中を覗いて来た! なので、その突拍子も無い行動に、俺とルルは思わずビックリしてしまった。
 「……なるほど」
 何がなるほどなの?
 「皆さん。彼女をお風呂に連れて行きましょう!」
 「「「了解しました!」」」
 えっ ︎ 着替えじゃなくてお風呂? しかも、みんな獲物を狙う目で俺の事を見つめて来ているし!
 「あ、あのぉ〜、流石にお風呂に入れてくれるのは、有り難いんですがぁ……ちょっとぉ、遠慮させて頂きます」
 「まぁまぁ、ご主人様を助けて頂いたお礼なので、ご遠慮なさらずにぃ」
 彼女はそう言うと、後ろから俺の身体を抱き締めて来たので、引き剥がそうともがく。
 ひ、引き剥がせない! 何て腕力を持っているんだ、この人は!
 「ルル様は私がお持ち致します」
 「あっ ︎」
 サシャさんに気を取られていたら、他のメイドに抱いていたルルを奪われてしまった。
 「キャンッ ︎ キャンッ ︎」
 まるで「離してッ ︎」と言う様な吠え方をさせながら、メイドの腕の中でもがくルルだが、離れられる様子が全くない。
 どうなってんだこの人達は? もしかして、俺達の方が弱いからこうなっているのか?
 気になったので、サシャさんに鑑定スキル使って見てみた。
ーーーーーーーーーー
ステータス
 名前 サシャ
 年齢 23歳 
 種族 ヒューマン
 性別 女
職業
アサシンLv31
基本能力
HP 57
MP 35
攻撃力 36(+5)
防御力 23(+5)
素早さ 49(+4)
器用性 40
魔法攻撃力 22
魔法防御力 26(+6)
運 18
取得スキル
 短剣術Lv8
 投擲Lv5
 忍び足Lv5
 暗殺術Lv10
 忍び足Lv7
 家事Lv5
 淫乱Lv2
 房中術Lv1
 称号
 暗殺を極めし者
 ーーーーーーーーーー
 ヤバイ! 俺達よりも強えよぉっ ︎ てか、淫乱って何? 暗殺を極めし者って?
 そんな事を思っていたら、ルルと共にお風呂場へとお持ち込みされてしまった。
 「ささっ、お風呂の準備は出来ているので、脱いで下さい」
 「あ、はい」
 これはもう、逆らえないよなぁ。だってサシャさんの方がステータスが全部上回っているんだもん! 逃げようとすれば、すぐに捕まるに決まっているって ︎
 「さぁルルちゃん。先にお風呂に入ってましょうねぇ〜」
 「クゥッ ︎ キャンッ ︎ キャンッ ︎」
 俺に向かって、「助けてぇ〜 ︎」と言いたそうな声を上げるが、どうしようもないので見送る事にした。てか、ルルを連れて行ったメイドさんは嬉しそうな顔をしてたけど、もしかして犬好きなの……ん? んんん?
 「うわぁっ ︎」
 誰だ、ブラのホックを取ったヤツはぁ?
 ブラが落ちない様に手で掴んだまま振り返って見ると、サシャさんが今にも笑いそうな表情で、俺を見つめていた。
 「サシャさん?」
 「す、すみません……余りにもアナタが下着を取らなかったものですから」
 何だよ、今にも笑たそうなその顔は。マジムカつくッ!
 「脱ぐのが難しいのでしたら、私共がお手伝い致しましょうか?」
 もう1人のメイドの方が、俺のパンツに手を掛けたので慌てて掴んだ!
 「いいですいいですっ! 脱ぐぐらい俺1人で出来ますからぁっ ︎」
 「そうですかぁ〜」
 彼女はそう言うと、パンツから手を離してくれた。
 クソォ〜、この身体に転生してから間もないから、抵抗感があるんだぞっ ︎ でも、このまま脱がないと怪しまれるからなぁ……ええい、ままよっ ︎
 「南無三ッ ︎」
 その言葉と共に、下着を脱いでルルの待つ浴槽の方へ行く。因みに指輪とネックレスは取られてたくないので、身に付けている。
 「ルルちゃん。身体を洗ってるんだからぁ、止まってないとダメよぉ〜」
 「キャンッ ︎ キャンッ ︎ キャンッ ︎」
 ルルは浴室に入って来た俺を見るなり、泡だらけの身体で俺の元へとやって来たのだ。
 「ああ〜……やっぱり俺の元にいないと不安?」
 「クゥ〜ン」
 ルルの「うん」と言いたそうな鳴き声にキュンッ! と来てしまい、思わずその場で撫でてしまった。
 「カイリ様、アナタも身体を洗わなければなりませんよ」
 「へ? うわぁっ ︎」
 サシャさんの手によって、強制的にバスチェアに座らされてしまった。
 「あ、あのぉ〜皆さん? 何で俺の事を、恐ろしい目で見るんですか?」
 今のメイド達は狩の姿勢と言うべき姿で、正面からゆっくりと近付いて来ているのだ。なので、中身が男なのに反射的に大事な部分を隠してしまう。
 「カイリ様は、と・て・も! 身体が汚れているので、念入りに身体を洗わなければなりませんからね」
 「俺っ娘は希少種ですねぇ。それにプロポーションも、私好みで悪くないですねぇ〜!」
 怖いっ! このメイド2人に任せたら、何をされるのか想像がつかないっ ︎
 「ルルちゃぁん、何処か痒いところはございませんかぁ?」
 「クゥ〜ン」
 ルルの方は、先ほどのメイドに身体を洗われていた。
 何だその安心し切った表情はっ ︎ 主人の俺がピンチなのに、助けないのかよっ? あっ! 目を逸らしやがったっ ︎ 助ける気ゼロだ、コイツぅっ ︎
 「カイリ様、じっとしていて下さい」
 「天井のシミを数えてれば、すぐに終わりますからねぇ〜」
 「その天井にシミが見当たらないんですけどぉおおおおおおおおおおおっ ︎ ︎」
 天井まで綺麗に掃除をする。ここの使用人達の掃除は、徹底していますね……じゃないよっ ︎
 「お、落ち着いて下さいっ! 身体は自分で洗えますから! だからスポンジを渡して下さいっ ︎」
 「ダ・メ・デス★」
 「我々にその身を委ねるしか、アナタに選択肢はありません」
 ヤバイッ ︎ このままじゃ身体どころか、男としての誇りの危機かもしれないっ ︎
 立ち上がろうとした瞬間に、サシャさんに押さえ付けられてしまった。
 「いつの間にっ ︎」
 「ウフフッ……」
 サシャさんの余裕そうな笑みを見つめていたら、もう一方のメイドが俺の目の前にやって来た。
 「カイリ様、失礼致します」
 「ちょっ ︎ せめて前だけ……アッーーーーーー ︎ ︎」
 2人の楽しそうな笑い声と共をBGMに、俺は全身隈無く洗われてしまったのだった。しかも、「胸……ちっちゃいですねぇ」ってぇ……2人してコンプレックスを言うのは、酷くないと思わないんですかぁっ ︎
 「彼女は私の妻の ミレイ・ネルマ です」
 「初めまして。バルグの妻、 ミレイ・ネルマ です。主人を助けて頂き、なんとお礼を申し上げたらいいのか……」
 「あ〜……気にしないで下さい」
 てか、厄介ごとを押し付けられた気もするしな。てか、俺も自己紹介をしないとダメだよな。つーか、あんなのを俺に見せておいて、しれっと言えるね!
 「えっとぉ〜……俺、じゃなかった! 私の名前はカイリと言います。こっちが従魔のルルです」
 「キャンッ!」
 ルルも元気よくミレイさんに挨拶をする様に吠えた。
 挨拶を出来るなんて偉いぞルル! 後で褒めてやろうっ ︎
 「あら、可愛らしいワンちゃんね」
 「キャンッ ︎ キャンッ ︎」
 「違うよっ ︎」と言いたそうな吠え方をするルルだったが、ミレイさんは気にせずに頭を撫でていた。
 「まぁ、嬉しそうに声を上げて。この子は撫でられるのが好きなのね」
 多分違います。
 「あのぉ、この子は犬じゃなくてフェンリルなんです」
 「フェンリルッ ︎ この子が?」
 「キャンッ!」
 「そうだよ!」と言いたそうな声を上げたルル。何だろう、何となくだがルルの気持ちが分かって来た気がする。
 「フェンリル……希少な狼が、どうして?」
 ミレイさんはそう言うと、俺とルルを交互に見つめる。
 「まぁまぁ、理由とかは私が話すよ。それよりもサシャ、彼女にお召し物を渡してあげて下さい」
 「かしこまりました」
 返事をしたメイドが俺の前まで来ると、何と毛布引っ張って中を覗いて来た! なので、その突拍子も無い行動に、俺とルルは思わずビックリしてしまった。
 「……なるほど」
 何がなるほどなの?
 「皆さん。彼女をお風呂に連れて行きましょう!」
 「「「了解しました!」」」
 えっ ︎ 着替えじゃなくてお風呂? しかも、みんな獲物を狙う目で俺の事を見つめて来ているし!
 「あ、あのぉ〜、流石にお風呂に入れてくれるのは、有り難いんですがぁ……ちょっとぉ、遠慮させて頂きます」
 「まぁまぁ、ご主人様を助けて頂いたお礼なので、ご遠慮なさらずにぃ」
 彼女はそう言うと、後ろから俺の身体を抱き締めて来たので、引き剥がそうともがく。
 ひ、引き剥がせない! 何て腕力を持っているんだ、この人は!
 「ルル様は私がお持ち致します」
 「あっ ︎」
 サシャさんに気を取られていたら、他のメイドに抱いていたルルを奪われてしまった。
 「キャンッ ︎ キャンッ ︎」
 まるで「離してッ ︎」と言う様な吠え方をさせながら、メイドの腕の中でもがくルルだが、離れられる様子が全くない。
 どうなってんだこの人達は? もしかして、俺達の方が弱いからこうなっているのか?
 気になったので、サシャさんに鑑定スキル使って見てみた。
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ステータス
 名前 サシャ
 年齢 23歳 
 種族 ヒューマン
 性別 女
職業
アサシンLv31
基本能力
HP 57
MP 35
攻撃力 36(+5)
防御力 23(+5)
素早さ 49(+4)
器用性 40
魔法攻撃力 22
魔法防御力 26(+6)
運 18
取得スキル
 短剣術Lv8
 投擲Lv5
 忍び足Lv5
 暗殺術Lv10
 忍び足Lv7
 家事Lv5
 淫乱Lv2
 房中術Lv1
 称号
 暗殺を極めし者
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 ヤバイ! 俺達よりも強えよぉっ ︎ てか、淫乱って何? 暗殺を極めし者って?
 そんな事を思っていたら、ルルと共にお風呂場へとお持ち込みされてしまった。
 「ささっ、お風呂の準備は出来ているので、脱いで下さい」
 「あ、はい」
 これはもう、逆らえないよなぁ。だってサシャさんの方がステータスが全部上回っているんだもん! 逃げようとすれば、すぐに捕まるに決まっているって ︎
 「さぁルルちゃん。先にお風呂に入ってましょうねぇ〜」
 「クゥッ ︎ キャンッ ︎ キャンッ ︎」
 俺に向かって、「助けてぇ〜 ︎」と言いたそうな声を上げるが、どうしようもないので見送る事にした。てか、ルルを連れて行ったメイドさんは嬉しそうな顔をしてたけど、もしかして犬好きなの……ん? んんん?
 「うわぁっ ︎」
 誰だ、ブラのホックを取ったヤツはぁ?
 ブラが落ちない様に手で掴んだまま振り返って見ると、サシャさんが今にも笑いそうな表情で、俺を見つめていた。
 「サシャさん?」
 「す、すみません……余りにもアナタが下着を取らなかったものですから」
 何だよ、今にも笑たそうなその顔は。マジムカつくッ!
 「脱ぐのが難しいのでしたら、私共がお手伝い致しましょうか?」
 もう1人のメイドの方が、俺のパンツに手を掛けたので慌てて掴んだ!
 「いいですいいですっ! 脱ぐぐらい俺1人で出来ますからぁっ ︎」
 「そうですかぁ〜」
 彼女はそう言うと、パンツから手を離してくれた。
 クソォ〜、この身体に転生してから間もないから、抵抗感があるんだぞっ ︎ でも、このまま脱がないと怪しまれるからなぁ……ええい、ままよっ ︎
 「南無三ッ ︎」
 その言葉と共に、下着を脱いでルルの待つ浴槽の方へ行く。因みに指輪とネックレスは取られてたくないので、身に付けている。
 「ルルちゃん。身体を洗ってるんだからぁ、止まってないとダメよぉ〜」
 「キャンッ ︎ キャンッ ︎ キャンッ ︎」
 ルルは浴室に入って来た俺を見るなり、泡だらけの身体で俺の元へとやって来たのだ。
 「ああ〜……やっぱり俺の元にいないと不安?」
 「クゥ〜ン」
 ルルの「うん」と言いたそうな鳴き声にキュンッ! と来てしまい、思わずその場で撫でてしまった。
 「カイリ様、アナタも身体を洗わなければなりませんよ」
 「へ? うわぁっ ︎」
 サシャさんの手によって、強制的にバスチェアに座らされてしまった。
 「あ、あのぉ〜皆さん? 何で俺の事を、恐ろしい目で見るんですか?」
 今のメイド達は狩の姿勢と言うべき姿で、正面からゆっくりと近付いて来ているのだ。なので、中身が男なのに反射的に大事な部分を隠してしまう。
 「カイリ様は、と・て・も! 身体が汚れているので、念入りに身体を洗わなければなりませんからね」
 「俺っ娘は希少種ですねぇ。それにプロポーションも、私好みで悪くないですねぇ〜!」
 怖いっ! このメイド2人に任せたら、何をされるのか想像がつかないっ ︎
 「ルルちゃぁん、何処か痒いところはございませんかぁ?」
 「クゥ〜ン」
 ルルの方は、先ほどのメイドに身体を洗われていた。
 何だその安心し切った表情はっ ︎ 主人の俺がピンチなのに、助けないのかよっ? あっ! 目を逸らしやがったっ ︎ 助ける気ゼロだ、コイツぅっ ︎
 「カイリ様、じっとしていて下さい」
 「天井のシミを数えてれば、すぐに終わりますからねぇ〜」
 「その天井にシミが見当たらないんですけどぉおおおおおおおおおおおっ ︎ ︎」
 天井まで綺麗に掃除をする。ここの使用人達の掃除は、徹底していますね……じゃないよっ ︎
 「お、落ち着いて下さいっ! 身体は自分で洗えますから! だからスポンジを渡して下さいっ ︎」
 「ダ・メ・デス★」
 「我々にその身を委ねるしか、アナタに選択肢はありません」
 ヤバイッ ︎ このままじゃ身体どころか、男としての誇りの危機かもしれないっ ︎
 立ち上がろうとした瞬間に、サシャさんに押さえ付けられてしまった。
 「いつの間にっ ︎」
 「ウフフッ……」
 サシャさんの余裕そうな笑みを見つめていたら、もう一方のメイドが俺の目の前にやって来た。
 「カイリ様、失礼致します」
 「ちょっ ︎ せめて前だけ……アッーーーーーー ︎ ︎」
 2人の楽しそうな笑い声と共をBGMに、俺は全身隈無く洗われてしまったのだった。しかも、「胸……ちっちゃいですねぇ」ってぇ……2人してコンプレックスを言うのは、酷くないと思わないんですかぁっ ︎
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