異世界最強チート生活
第一次レオン城決戦 1
「いよいよだな。ミツナリ」
「そうですね、うまくいくのでしょうか」
俺は城の天守にいた。3ヶ月前、俺が提案した案は採用され総大将に俺とミツナリが任命された。城の周りに攻撃系の魔法を禁止する結界を張った。そして城の形状は外側に深さ20メートル、幅10メートルの堀を掘り、城壁には狭間をつけ急な石垣も創った。さらに櫓も大量に設置し床には槍を刺すための穴を開けた。天守閣は八層構造で様々な仕掛けを用意した。総大将は俺とミツナリだが兵の士気を上げるため陛下にも城に入ってもらう。最上階はそのためより豪華になっていた。
「伝令!!偵察部隊から連絡。帝国軍の魔法兵団が退き騎馬隊や歩兵、弓兵合わせて100万の軍勢が加わり帝国軍総勢200万の軍勢となっております!!」
本陣に緊張が走る。約4倍の兵力が攻めてくるのだ。こちらの兵力は槍兵10万、弓兵30万、鉄砲隊10万の50万だ。鉄砲はなかったが俺が創った。
「レオン、大丈夫なのか?」
アレスが聞いてくる。それは誰もが心配していることだ。他の貴族達の視線も俺に集まる。
「大丈夫です。必ず勝てます。日本からの転生者である僕とミツナリが提案した日本の戦国技術が詰まったこの城がある限り!!」
俺はそう言い切った。この城は日本の城のいいところを存分に詰め込んだのだ。俺は片手剣を抜き励ました。
「必ず勝ちましょう!!」
その言葉に誰もが頷いた。陛下も陰で聞いていた。
「伝令!帝国軍が全軍で突撃してきました!」
その言葉を聞いた俺とミツナリは身体が1週間成人になる魔法をかけ、兜を着けた。俺が最前線で士気をとるのだ。俺達は帝国軍が見渡せる城壁の上に立ち鉄砲隊、弓兵を配備させた。
~帝国軍~
「あんな城はこの200万ですぐに落とせるぞ!」
帝国軍本陣には帝国軍総大将の皇帝がいた。
「一気に踏み潰す!!全軍!!突撃!!!!」
帝国軍は一気に駆けだしていく。皇帝は自ら士気をとろうと前線に出た。そして門にむかって突撃する兵達の前に立ちはだかるのは堀だ。その堀に次々と落ちていく。落ちた兵は堀から這い上がろうともがいているが無限に落ちてくるため押しつぶされて死んでいく。まさに地獄だ。
~王国軍~
「はまったな、ミツナリ」
俺は前世でよくしていた某戦国シュミュレーションゲームを思い出していた。編集機能でチート勢力にしてプレイしていた。そして今帝国軍が200万という大軍でこの城…【レオン城】を攻めている様子を見て防衛側はこんな光景を見たのだろうという思いがこみ上げてきたのだ。
「はまりましたね。レオン様」
そうミツナリがいったのに対し俺は頷いた。
そして城壁の中にいるラスター公爵がのぼってきた。
「レオン君、私達も配置につくよ」
「お願いします!ミツナリを中への入り口に立たせておきますので何かあったらミツナリにいってください。僕からの指示もミツナリを通して行います」
「分かったよ。くれぐれも気をつけてね」
そういいながら中へ消えていくラスター公爵を見送った。
「ミツナリ、俺が斉射といったら中にいる父上やラスター公爵、その他の貴族達にむかって伝えて」
「分かりました。では入り口に立っています」
そう言い残してミツナリは去って行った。
俺は堀を見るとゆっくりと剣を掲げ叫んだ。
「鉄砲隊!斉射!!」
俺がそう言った瞬間ミツナリも中にむかって伝え、鉄砲玉が帝国軍にむかって降り注いだ。一応いっておくと兵士達の鉄砲は火縄銃だ。アサルトライフルを貴族達に持たせている。アサルトライフルを兵士に持たせようとしたらミツナリにとめられた。
俺はまた堀を見ていた。堀はもう死体で埋まりその上を帝国軍が渡ってきた。堀が埋まったということは5万の帝国軍が堀で死んだと言うわけだ。次に待ち構えるのは城門だがその城門は硬く補強されているためそんな簡単には空かない。しかもその手前には50メートル、幅5メートルの深い堀があり、城門を抜けたとしても急な坂がある。
俺は城門に到達する少し手前でまた言葉をさけんだ。
「弓兵、斉射!」
ミツナリも中へ叫び中からは城門に近づいた帝国軍を弓や鉄砲で斉射している。上からはその先の帝国軍を斉射していきみるみるうちに帝国軍は減っていった。
1時間くらいして城門は破壊された。俺は瞬時に城壁にいた兵士達を次の防衛ポイントへ転移させた。次の防衛ポイントは大広場だ。大広場を囲う城壁には狭間がつけられ鉄砲隊が構えている。その大広場を突破するには櫓を3つ攻略しなければいけなかった。けれども帝国軍は城に入るまでに50万、大広場までたどり着く途中に仕掛けられた罠で10万の兵士が死んでいた。140万まで減った帝国軍はそれでも進軍を続け大広場までたどり着いたのである。
「入ってきたな。よし弓、鉄砲、斉射!」
大広場に入ってきた帝国軍を矢と鉄砲玉の雨が襲う。そして帝国軍の半分、70万がこの大広場もとい地獄へ入ってきた。
「レオン、これからどうする?」
アレスが聞いてくる。俺は少し考え答えた。
「少ししたあとに槍兵で1掃します。父上はラスター卿や皆さんと一緒に城壁の中に構えてください。合図は僕がこの広場に降りたときです。城壁の隠し扉から出て敵を討ちます」
俺はここで決着をつけるつもりでいた。降り注ぐ矢と鉄砲玉の雨を見ていた。そして帝国軍が残り50万になったとき…俺はミツナリと一緒に城壁を駆け下りた。
「そうですね、うまくいくのでしょうか」
俺は城の天守にいた。3ヶ月前、俺が提案した案は採用され総大将に俺とミツナリが任命された。城の周りに攻撃系の魔法を禁止する結界を張った。そして城の形状は外側に深さ20メートル、幅10メートルの堀を掘り、城壁には狭間をつけ急な石垣も創った。さらに櫓も大量に設置し床には槍を刺すための穴を開けた。天守閣は八層構造で様々な仕掛けを用意した。総大将は俺とミツナリだが兵の士気を上げるため陛下にも城に入ってもらう。最上階はそのためより豪華になっていた。
「伝令!!偵察部隊から連絡。帝国軍の魔法兵団が退き騎馬隊や歩兵、弓兵合わせて100万の軍勢が加わり帝国軍総勢200万の軍勢となっております!!」
本陣に緊張が走る。約4倍の兵力が攻めてくるのだ。こちらの兵力は槍兵10万、弓兵30万、鉄砲隊10万の50万だ。鉄砲はなかったが俺が創った。
「レオン、大丈夫なのか?」
アレスが聞いてくる。それは誰もが心配していることだ。他の貴族達の視線も俺に集まる。
「大丈夫です。必ず勝てます。日本からの転生者である僕とミツナリが提案した日本の戦国技術が詰まったこの城がある限り!!」
俺はそう言い切った。この城は日本の城のいいところを存分に詰め込んだのだ。俺は片手剣を抜き励ました。
「必ず勝ちましょう!!」
その言葉に誰もが頷いた。陛下も陰で聞いていた。
「伝令!帝国軍が全軍で突撃してきました!」
その言葉を聞いた俺とミツナリは身体が1週間成人になる魔法をかけ、兜を着けた。俺が最前線で士気をとるのだ。俺達は帝国軍が見渡せる城壁の上に立ち鉄砲隊、弓兵を配備させた。
~帝国軍~
「あんな城はこの200万ですぐに落とせるぞ!」
帝国軍本陣には帝国軍総大将の皇帝がいた。
「一気に踏み潰す!!全軍!!突撃!!!!」
帝国軍は一気に駆けだしていく。皇帝は自ら士気をとろうと前線に出た。そして門にむかって突撃する兵達の前に立ちはだかるのは堀だ。その堀に次々と落ちていく。落ちた兵は堀から這い上がろうともがいているが無限に落ちてくるため押しつぶされて死んでいく。まさに地獄だ。
~王国軍~
「はまったな、ミツナリ」
俺は前世でよくしていた某戦国シュミュレーションゲームを思い出していた。編集機能でチート勢力にしてプレイしていた。そして今帝国軍が200万という大軍でこの城…【レオン城】を攻めている様子を見て防衛側はこんな光景を見たのだろうという思いがこみ上げてきたのだ。
「はまりましたね。レオン様」
そうミツナリがいったのに対し俺は頷いた。
そして城壁の中にいるラスター公爵がのぼってきた。
「レオン君、私達も配置につくよ」
「お願いします!ミツナリを中への入り口に立たせておきますので何かあったらミツナリにいってください。僕からの指示もミツナリを通して行います」
「分かったよ。くれぐれも気をつけてね」
そういいながら中へ消えていくラスター公爵を見送った。
「ミツナリ、俺が斉射といったら中にいる父上やラスター公爵、その他の貴族達にむかって伝えて」
「分かりました。では入り口に立っています」
そう言い残してミツナリは去って行った。
俺は堀を見るとゆっくりと剣を掲げ叫んだ。
「鉄砲隊!斉射!!」
俺がそう言った瞬間ミツナリも中にむかって伝え、鉄砲玉が帝国軍にむかって降り注いだ。一応いっておくと兵士達の鉄砲は火縄銃だ。アサルトライフルを貴族達に持たせている。アサルトライフルを兵士に持たせようとしたらミツナリにとめられた。
俺はまた堀を見ていた。堀はもう死体で埋まりその上を帝国軍が渡ってきた。堀が埋まったということは5万の帝国軍が堀で死んだと言うわけだ。次に待ち構えるのは城門だがその城門は硬く補強されているためそんな簡単には空かない。しかもその手前には50メートル、幅5メートルの深い堀があり、城門を抜けたとしても急な坂がある。
俺は城門に到達する少し手前でまた言葉をさけんだ。
「弓兵、斉射!」
ミツナリも中へ叫び中からは城門に近づいた帝国軍を弓や鉄砲で斉射している。上からはその先の帝国軍を斉射していきみるみるうちに帝国軍は減っていった。
1時間くらいして城門は破壊された。俺は瞬時に城壁にいた兵士達を次の防衛ポイントへ転移させた。次の防衛ポイントは大広場だ。大広場を囲う城壁には狭間がつけられ鉄砲隊が構えている。その大広場を突破するには櫓を3つ攻略しなければいけなかった。けれども帝国軍は城に入るまでに50万、大広場までたどり着く途中に仕掛けられた罠で10万の兵士が死んでいた。140万まで減った帝国軍はそれでも進軍を続け大広場までたどり着いたのである。
「入ってきたな。よし弓、鉄砲、斉射!」
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