異世界最強チート生活

時雨古鷹

叙爵式

 あの日から一週間がたった。そして今日は俺にとって大事な日だ。アレスは貴族として参列するのでこの場にはいない。ということで俺は1人なのだ。
 礼服は俺が創造したスーツをきていた。単なるスーツではないのだが。多少改造を加えられて少し宝石がつけられた。そして今謁見の間の扉の前にいる。
 さて今日が何の日かというと俺が準男爵に叙爵される日だ。
 準男爵を説明しておくと幼すぎて爵位を与えられない場合に与えられる。ちなみに貴族での幼いとは5歳だ。5歳になると王城でお披露目会が行われる。つまり5歳になると準男爵の準がとられ普通の男爵になるのだ。しかし準男爵が叙爵された人は今までいない。つまりレオンが初めてとなるのだ。

「レオン・フォン・アルセード様が入場されます」

 扉の両脇にたっていた兵士がその言葉に合わせ扉を開けた。
 俺はゆっくり歩き始めた。両側にはこの王国の貴族達が並んでいる。その貴族達が期待の目を向けながら拍手をしていた。俺は少し照れくさく、思いながら進んでいった。国王の前の絨毯の切れ目までいくと片膝をつき頭を下げる。

「面をあげよ」

 威厳のある国王の声がして俺は顔を上げた。国王の横にはリザとソフィ、そして第2王女、第1王子が座っていた。どうやら王妃はこの場にはいないようだ。

「宰相、彼の功績を読み上げよ」

 すると黒い鬚を蓄えた40代後半と思われる男性が低くもよく響く声で読み上げていった。

「畏まりました。レオン・フォン・アルセードは第1王女であるリザ殿下、並びに公爵令嬢であるソフィ様をSおよびAランクを含む約100体の魔物の群れから守り、さらには殿下の傷を魔法で直してみせた。並びに国王陛下危篤の情報を聞いたレオンは今は衰退した回復魔法の最上位魔法で直してみせた。さらには国王陛下を毒殺しようとした隣国の使者が犯人だと特定し見事捕らえて見せた。以下の功績かレオン・フォン・アルセードの功績である」

「うむ。今回の功績、見事であった。よって貴族の位を与えるがまだ3歳という幼さ故に5歳になるまで準男爵の位を授ける」

 国王がそういい終わり俺は少し格好つけようかと思い返事の言葉をした。

「ありがたき幸せに存じます。このレオン・フォン・アルセード、陛下のために…いやこの王国のために尽くしましょう」

 その瞬間、拍手がわき起こったがすぐにおさまる。

「並びに称号【偉人】を与える。そしてこの場にてレオンのステータスを見てもらおう」

 俺は打ち合わせ通り少し隠蔽したステータスを表示させる。

「ステータス解放」

ステータス 

【名前】  レオン・アルセード

【種族・性別】 人族 男

【レベル】 156   経験値 3157/12680

【称号】  アルセード辺境伯家三男  神童  魔物の天敵  予言者  賢者  偉人

【加護】 創成神の加護  
     魔法神の加護  
     武神の加護  
     知神の加護  
     大地神の加護

【体力】 2500/2500

【魔力】 5000/5000

【スキル】Sランクスキル  
     アイテムボックス  
     鑑定  
     隠蔽  
     転移     
     速読  
     平行思考  
     索敵  
     合成  
     進化
     予言
     遠隔操作
     Aランクスキル
     気配察知
     経験値取得上昇

【魔法適正】 火  
       水  
       氷  
       雷  
       光  
       風  
       闇
       日
       土
       岩  
       回復  
       空間  
       時空  


裏ステータス

攻撃力  6500

防御力  1500

素早さ  6000

賢さ  5650

人脈  8000

魅力  100000

運  10000


 ステータス解放をした瞬間ステータスが光った。あたりが白く染まり俺は少し体の変化を感じた。そして光がおさまったとき国王いや陛下がいった。

「レオン、右目が青銀に光ってるぞ!!しかも髪色も金髪から赤銀になっているぞ!!しかも先にむかうにつれて青銀になっているぞ!!」

 俺は陛下のその言葉よりステータスに釘付けになっていた。なぜなら鑑定が心眼と神眼に別れていたからだ。

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