異世界最強チート生活

時雨古鷹

ひとまず出発

「あ……申し遅れました。私はレオナルド公爵家の次女、ソフィ・レオナルドともうします」

 まだ名前をいってなかった公爵令嬢改めてソフィが優雅にお辞儀をした。二人とも俺と同じ3歳だ。

「お待ちください。王女殿下にソフィ様。勝手に婚約と言われましても……」

 アレスが慌てた様子で答える。それには護衛の騎士達もうんうんとうなずいていた。

「それもそうですね。お父様に相談してみます。ソフィちゃんも相談しますよね?」

「もちろん相談しますよ」

 あ…もうだめだこの二人……
 俺はあきれたが二人とも美少女なのだ。本当に3歳なのかと思うくらいに…。

「父上早く王都へ行きましょうよ。こんな所にいたらまた魔物が来ますよ」

 俺はずっと索敵をしているので魔物が近くに寄ってきていることが分かっていた。

「それもそうだな。王女殿下、よろしければ私達とご一緒しませんか?いつ魔物に襲われるか分からないですからね」

「そうですわね。アルセード郷にはお世話になります。あと私達の馬車二人では心細いのでレオン様をのせたいのですが……」

 一緒に乗りたくないー!
 俺はダイやアレスを見るもちっとも目を合わせてくれなかった。

「承知いたしました。レオン、そちらの馬車にのれ」

「分かりました父上」

 こうして俺は二人の馬車に乗ることになった。

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