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のじゃロリになりたいっ!!

たっさそ

のじゃロリになりたいっ!!





「あ″ぁ″〜、のじゃロリになりてぇ」




公園のベンチに腰掛けながら俺、遠藤茂治えんどうしげじはわけわからんことを呟いた。




のじゃロリはいいぞ。
ロリの見た目のくせにバブみを感じさせる包容力。
年上の要素とロリの要素、どちらの良いところも兼ね備えた完璧な生命体だ。


冴えないサラリーマンになるくらいなら、一生のじゃロリとして生きていたい。


自分に癒されたい。
自分で自分を癒したい。


のじゃロリになりたい。


「のじゃロリに、なりてぇなぁ………」




『その願い、聞き届けたのじゃ!!』




そうして俺はのじゃロリになった。のじゃ。















『ワシはのじゃロリの神。野蛇のじゃの御魂みたまのかみのみこと


「うわ、のじゃロリ様だ! ありがたやー!」


『うむ。あがめたてまつるのじゃ。』


「ははーっ!」


『ところでお主、のじゃロリになりたいと言っておったな。なぜのじゃロリになりたいのじゃ?』


「のじゃロリはそれだけで尊い存在だからです!」


『なるほどのう。お主ののじゃロリを信仰する心、誠に天晴れじゃ。褒美にお主をのじゃロリにしてやるのじゃ』


「ありがたき幸せ!」


俺は五体投地で地面に頭を擦り当ててのじゃロリ様を拝み倒す。


『ではまず、おまえはどういったのじゃロリになりたいのじゃ?』


「どういった、とは?」


『のじゃロリにもタイプがあるのじゃ。例えば、銀髪エルフのじゃロリババァ』


「ありです。」


『例えば、のじゃロリお狐様』


「狐耳の巫女服のじゃロリは定番ですね」


『例えば鬼娘のじゃロリ』


「恐れられるのじゃロリもまた良し」


『基本のじゃロリも幼児小児と複数のタイプがあるのじゃ』


「3歳のじゃと10歳のじゃと12歳のじゃではまるでタイプが違いますからね。背伸びしている感がたまらない3歳児。大人になりたい10歳児、ちょっとふっくらし始めた12歳児とのじゃロリ比較がたまりません。」


『ちなみにワシは10歳のじゃロリ蛇神様じゃ』


「あぁ、尊い」


『さあ、お主はどののじゃロリを希望する?』




俺が選ぶのじゃロリはーーー






          ☆






「茂子ちゃん、こっちこっちー!」


「わはは、待つのじゃかおり! そんなに走ると転んでしまうのじゃ!」


俺が選んだのは、通常のじゃロリ。タイプ12歳。
黒髪おかっぱコケシ。
のじゃロリに限らずロリコンの俺は女子小学生たちに囲まれて、ロリハーレムを作ったのじゃ。


「やーん! 茂子ちゃんへんなとこ触ったー!」
「ミカに辺なところなどないのじゃ! もっとちこう寄るのじゃ!」


「よーし、みんな茂子ちゃんにお返しするよ!」
「な、なにをするのじゃ〜!」
「「えーい!」」


「の、のじゃあ〜〜!!」






拝啓のじゃロリ様。


貴女のおかげで、俺は今、幸せなのじゃ。


こうして俺はのじゃロリになった。のじゃ。





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