クラス転移したけど私(俺)だけFPSプレイヤーに転生
第2話
 総合ギルトから出て街の中を歩いていると、どこで情報を得たのか知らないが街の住人達からもお礼とお別れの挨拶を言われた上に門の前で門番と一緒に見送る人も数多くいた。正直言って街を出るまで恥ずかしくてたまらなかった。
 「あ、あぁ・・・・・・・・恥ずかしかった。さてと、街から離れたし誰もいないよね」
 王都へ続く道を歩くのを止めて、周りに誰もいない事を確認した後にメニューを開くと格納庫にある乗り物を見る。
 「王都まで歩くのはさすがに時間かかるし疲れるから乗り物を使って行こう。どれにしようかな?」
 移動手段は・・・・・・・・バイクか車どっちかになるな。う〜ん・・・・・・・・よし!
 「ここは襲撃があっても大丈夫な方がいいな。車で行こう」
 俺はハンヴィー1151を召喚する。
 「うん、いつ見ても惚れ惚れするね。これぞ軍用車両っ! てぇ、何これっ!?」
 銃座に取り付けられている武器を見て驚愕してしまう。
 「これをやった犯人はアイツしかいないっ!!」
 俺はそう言いながら神様に通信を繋げようとするが、何度かけ直しても通信に出てくるようすがない。
 「・・・・・・く、繋がらない! ・・・・・・それなら」
 今後はメルティナスさんに掛けると直ぐに出た。
 『もしもし、エルライナさん。こんな朝早くにかけてきて、何かあったのですか?』
 「はい、実は神様がまたやらかしてくれました」
 『またですか!? 本当にあの人は懲りもせずに・・・・・・』
 そう、神様は以前から勝手に俺の武器庫や装備棚などに勝手にアクセスしては、俺の武器や乗り物をカスタマイズして遊んでいるのだ。
 以前何故神様が俺のメニューにアクセス出来るかを問い詰めたところ、 一応僕がキミにその力を渡す前にね。僕がメニューにアクセス出来るようにしておいたんだ! もちろん変な事はしないよ。 と言われたんだけど、あの神様は充分変な事してるよっ!!
 「カスタマイズしたら元に戻して欲しい。て言ってるのにあの神はもうっ!! ・・・・・・ハァ〜〜〜、今怒っても仕方ないか。でも何でこんな物があるんだ? この激レア武器を入手した覚えはなかったんだけどな」
  『そう言えばこの間、神様がニコニコしながら、 良い物を手に入れたからエルライナちゃんに見せよう! きっと喜ぶよ! と言ってましたね。まさか・・・・・・これですかね?』
 「絶対これだと思います! 私はこれを持ってなかったもんっ!! てかこれメッチャ欲しかったんですけどっ!!」
 だって、ハンヴィー1151の銃座に取り付けられているGAU-19B(12.7×99mm仕様)はガチャでしか手に入らない武器で、俺がやっていたあのゲーム内でも十五人ぐらいしか持っていないと言われている激レア中の激レア武器なのだからっ!!
 「神様はどうやって手に入れたんだ? 私も欲しくてガチャをやったんだけど、全然当たらなかったよ」
 『・・・・・・恐らくなんですけど、元あるものコピーしてアナタの武器庫に入れたのではないのかと思います。』
 それが本当だったら結構ヤバいんですけどっ!!
 「管理者に見つかったら強制的に凍結されるよっ!?」
 『その事についてはご安心下さい。一応アナタの場合はゲームの世界、つまりあのゲームにログインして遊んでいる状態と言うわけではなく、前世でアナタ自身が遊んでいたゲームデータをその身体に組み込んでいるので、いくら改造をしても不正改造でアカウントを凍結させられる事はありません』
 う、う〜〜〜ん・・・・・・つまりあのゲームにログインしていない状態だから、いくら改造しても大丈夫ってことで良いんだよね?
 『しかし、今回は本当に凄い物をアナタに渡しましたね。恐らくこれ一つでこの世界の100人の兵士と戦えると思いますよ』
 「いやいや、いくらなんでも無理ですよ。これが一つじゃなく三つあればその話しが分かるんですけど」
 『どうしてですか?』
 「対処法を普通に考えてみれば、左右二手に上手く展開して弓や魔法で挟み撃ちみたくすれば勝てると思う。それに他にも方法は思いつきます」
 まとまった敵を処理するのは簡単だけど、散らばった敵を処理するのは大変だ。だっていろんな方向へ銃口を向けないといけないから、視角とか出来てしまい隙だらけになってしまう。
 しかし、メルティナさんはクスクスと笑い出す。
 あれ? 俺、変な事言った?
 『この世界でアナタのような考えが出来る人は少数でしょう。それにアナタなら弓矢と魔法の射程も分かるでしょう』
 「えっと、通常の魔法の射程が十五メートルで熟練度によって射程を伸ばせられて、この世界の弓の射程が約八十メートルだけど、実際に急所を狙って当てられるのは三十メートル位までだったよね?」
 メルティナさんは関心したような顔を見せた後に、この世界の知識を話始めた。
 『そうですね。先ほども私が話した通り、この世界の軍人がアナタへの対処法を考えるとしたら数を揃えて突撃ですね。100人が駄目なら200人で魔法や矢を撃ちながら突撃。それでも駄目だったら、もっと人数を増やしてまた突撃させれば良いじゃないか? と言った考えを持つ人が多いでしょう』
 
 なにその酷い戦い方。怖いんですけど!
 『だからこの世界では三國志や戦国時代の武将みたいな人は少ないんですよ。ましてやヒドい時は戦争のせの字も知らないような貴族が有名になる為に軍隊の指揮をする時もあるんですよ。怖い話でしょう?』
 「うわぁ〜〜〜・・・・・・ん? 地球でも同じような事があった気がするような・・・・・・まぁ、いいや。それよりも誰かに見つかる前に乗って行った方が良いよね」
 『そうですね。ここで立ち話をしていては時間が勿体ないですしね』
 「うん、それに昨日神様から王都はゴーゼスよりも活気があって出入りも激しいから、まず先に宿を取った方が良いよ。て言われました」
 『勝手なカスタマイズについては私から話しておきます。それとエルライナさん、こっちの世界では馬や馬車などで道を走る時は右側通行ですからね。それではまた何かあったら連絡して下さい』
 「はい、ありがとうございました。メルティナさん」
 俺はそう言って通信を切った後にハンヴィー1151の運転席に乗りエンジン掛ける。
 「さてと、初運転と行きますか! てかハンヴィーってATなんだ知らなかった!」
 サイドブレーキを解除した後に、アクセルを踏み発進させた。
 「んー! 快適だね! もっと飛ばそうかな?」
 現在、この見通しが良い道を時速五十キロで走っていて、障害物が見当たらないのでもう少し上げようと思ったのだが、
 「止めよう。安全運転した方が良いし、このまま行けば十五分ぐらいで着きそうだから・・・・・・ん?」
 また馬車が前を走っているよ。どう見ても二週間前より王都とゴーゼス間の道を走る馬車の交通量が増えている。
 「まぁ、いいや。抜こう」
 俺はそう言うと後ろから馬車に近づいたら左にウインカーを出した後に、アクセルを少し踏み込みスピードを少し速めて馬車の左側から追い越す。そしてアクセルを緩めて時速五十キロに戻し馬車との距離を離して行く。
 側面に出た時、馬車操縦してた人スゴく驚いていたな。まぁ見たこともない物を見たらあんな顔をするよね。
 『注意! 12時方向に危険を感知、敵の可能性有り』
 神様にレーダーを半径200メートルから500メートル、と転生初日よりバージョンアップして貰ったので大変助かるのだけれども、なんで道の近くに敵がいる? また山賊まがいの冒険者が相手なのか?
 俺は車を道の脇に止めて道の先を目視で見ると道から少し離れた所に識別が出来ないけど何かがいるのが分かったので、双眼鏡を取り出して確認をする。
 「あれはこの国の騎士団だ。相手しているのは・・・・・・オーク!? 嘘だろ! そんなのいるなんて報告なかった筈なのにっ!!」
 騎士団が四人でオーク五匹と戦っているのだが、戦闘は明らかに騎士団が劣勢で一人見覚えのある人がいた。
 「全くあの人達は・・・・・・これも貸しにしておこう」
 俺はそう言った後にメニューを開いてACE32≪愛銃≫を仕舞うと別の銃、マークスマンライフルSVU OTs-03に変える。もちろんGAU19-Bは使わない。騎士団に当たって木端微塵にしてしまう危険性があるから。
 さて準備は出来た。ここじゃオークを撃てないから射角を取る為に移動しないと・・・・・・。
 俺は騎士団を助ける為に移動を始めた。
 「あ、あぁ・・・・・・・・恥ずかしかった。さてと、街から離れたし誰もいないよね」
 王都へ続く道を歩くのを止めて、周りに誰もいない事を確認した後にメニューを開くと格納庫にある乗り物を見る。
 「王都まで歩くのはさすがに時間かかるし疲れるから乗り物を使って行こう。どれにしようかな?」
 移動手段は・・・・・・・・バイクか車どっちかになるな。う〜ん・・・・・・・・よし!
 「ここは襲撃があっても大丈夫な方がいいな。車で行こう」
 俺はハンヴィー1151を召喚する。
 「うん、いつ見ても惚れ惚れするね。これぞ軍用車両っ! てぇ、何これっ!?」
 銃座に取り付けられている武器を見て驚愕してしまう。
 「これをやった犯人はアイツしかいないっ!!」
 俺はそう言いながら神様に通信を繋げようとするが、何度かけ直しても通信に出てくるようすがない。
 「・・・・・・く、繋がらない! ・・・・・・それなら」
 今後はメルティナスさんに掛けると直ぐに出た。
 『もしもし、エルライナさん。こんな朝早くにかけてきて、何かあったのですか?』
 「はい、実は神様がまたやらかしてくれました」
 『またですか!? 本当にあの人は懲りもせずに・・・・・・』
 そう、神様は以前から勝手に俺の武器庫や装備棚などに勝手にアクセスしては、俺の武器や乗り物をカスタマイズして遊んでいるのだ。
 以前何故神様が俺のメニューにアクセス出来るかを問い詰めたところ、 一応僕がキミにその力を渡す前にね。僕がメニューにアクセス出来るようにしておいたんだ! もちろん変な事はしないよ。 と言われたんだけど、あの神様は充分変な事してるよっ!!
 「カスタマイズしたら元に戻して欲しい。て言ってるのにあの神はもうっ!! ・・・・・・ハァ〜〜〜、今怒っても仕方ないか。でも何でこんな物があるんだ? この激レア武器を入手した覚えはなかったんだけどな」
  『そう言えばこの間、神様がニコニコしながら、 良い物を手に入れたからエルライナちゃんに見せよう! きっと喜ぶよ! と言ってましたね。まさか・・・・・・これですかね?』
 「絶対これだと思います! 私はこれを持ってなかったもんっ!! てかこれメッチャ欲しかったんですけどっ!!」
 だって、ハンヴィー1151の銃座に取り付けられているGAU-19B(12.7×99mm仕様)はガチャでしか手に入らない武器で、俺がやっていたあのゲーム内でも十五人ぐらいしか持っていないと言われている激レア中の激レア武器なのだからっ!!
 「神様はどうやって手に入れたんだ? 私も欲しくてガチャをやったんだけど、全然当たらなかったよ」
 『・・・・・・恐らくなんですけど、元あるものコピーしてアナタの武器庫に入れたのではないのかと思います。』
 それが本当だったら結構ヤバいんですけどっ!!
 「管理者に見つかったら強制的に凍結されるよっ!?」
 『その事についてはご安心下さい。一応アナタの場合はゲームの世界、つまりあのゲームにログインして遊んでいる状態と言うわけではなく、前世でアナタ自身が遊んでいたゲームデータをその身体に組み込んでいるので、いくら改造をしても不正改造でアカウントを凍結させられる事はありません』
 う、う〜〜〜ん・・・・・・つまりあのゲームにログインしていない状態だから、いくら改造しても大丈夫ってことで良いんだよね?
 『しかし、今回は本当に凄い物をアナタに渡しましたね。恐らくこれ一つでこの世界の100人の兵士と戦えると思いますよ』
 「いやいや、いくらなんでも無理ですよ。これが一つじゃなく三つあればその話しが分かるんですけど」
 『どうしてですか?』
 「対処法を普通に考えてみれば、左右二手に上手く展開して弓や魔法で挟み撃ちみたくすれば勝てると思う。それに他にも方法は思いつきます」
 まとまった敵を処理するのは簡単だけど、散らばった敵を処理するのは大変だ。だっていろんな方向へ銃口を向けないといけないから、視角とか出来てしまい隙だらけになってしまう。
 しかし、メルティナさんはクスクスと笑い出す。
 あれ? 俺、変な事言った?
 『この世界でアナタのような考えが出来る人は少数でしょう。それにアナタなら弓矢と魔法の射程も分かるでしょう』
 「えっと、通常の魔法の射程が十五メートルで熟練度によって射程を伸ばせられて、この世界の弓の射程が約八十メートルだけど、実際に急所を狙って当てられるのは三十メートル位までだったよね?」
 メルティナさんは関心したような顔を見せた後に、この世界の知識を話始めた。
 『そうですね。先ほども私が話した通り、この世界の軍人がアナタへの対処法を考えるとしたら数を揃えて突撃ですね。100人が駄目なら200人で魔法や矢を撃ちながら突撃。それでも駄目だったら、もっと人数を増やしてまた突撃させれば良いじゃないか? と言った考えを持つ人が多いでしょう』
 
 なにその酷い戦い方。怖いんですけど!
 『だからこの世界では三國志や戦国時代の武将みたいな人は少ないんですよ。ましてやヒドい時は戦争のせの字も知らないような貴族が有名になる為に軍隊の指揮をする時もあるんですよ。怖い話でしょう?』
 「うわぁ〜〜〜・・・・・・ん? 地球でも同じような事があった気がするような・・・・・・まぁ、いいや。それよりも誰かに見つかる前に乗って行った方が良いよね」
 『そうですね。ここで立ち話をしていては時間が勿体ないですしね』
 「うん、それに昨日神様から王都はゴーゼスよりも活気があって出入りも激しいから、まず先に宿を取った方が良いよ。て言われました」
 『勝手なカスタマイズについては私から話しておきます。それとエルライナさん、こっちの世界では馬や馬車などで道を走る時は右側通行ですからね。それではまた何かあったら連絡して下さい』
 「はい、ありがとうございました。メルティナさん」
 俺はそう言って通信を切った後にハンヴィー1151の運転席に乗りエンジン掛ける。
 「さてと、初運転と行きますか! てかハンヴィーってATなんだ知らなかった!」
 サイドブレーキを解除した後に、アクセルを踏み発進させた。
 「んー! 快適だね! もっと飛ばそうかな?」
 現在、この見通しが良い道を時速五十キロで走っていて、障害物が見当たらないのでもう少し上げようと思ったのだが、
 「止めよう。安全運転した方が良いし、このまま行けば十五分ぐらいで着きそうだから・・・・・・ん?」
 また馬車が前を走っているよ。どう見ても二週間前より王都とゴーゼス間の道を走る馬車の交通量が増えている。
 「まぁ、いいや。抜こう」
 俺はそう言うと後ろから馬車に近づいたら左にウインカーを出した後に、アクセルを少し踏み込みスピードを少し速めて馬車の左側から追い越す。そしてアクセルを緩めて時速五十キロに戻し馬車との距離を離して行く。
 側面に出た時、馬車操縦してた人スゴく驚いていたな。まぁ見たこともない物を見たらあんな顔をするよね。
 『注意! 12時方向に危険を感知、敵の可能性有り』
 神様にレーダーを半径200メートルから500メートル、と転生初日よりバージョンアップして貰ったので大変助かるのだけれども、なんで道の近くに敵がいる? また山賊まがいの冒険者が相手なのか?
 俺は車を道の脇に止めて道の先を目視で見ると道から少し離れた所に識別が出来ないけど何かがいるのが分かったので、双眼鏡を取り出して確認をする。
 「あれはこの国の騎士団だ。相手しているのは・・・・・・オーク!? 嘘だろ! そんなのいるなんて報告なかった筈なのにっ!!」
 騎士団が四人でオーク五匹と戦っているのだが、戦闘は明らかに騎士団が劣勢で一人見覚えのある人がいた。
 「全くあの人達は・・・・・・これも貸しにしておこう」
 俺はそう言った後にメニューを開いてACE32≪愛銃≫を仕舞うと別の銃、マークスマンライフルSVU OTs-03に変える。もちろんGAU19-Bは使わない。騎士団に当たって木端微塵にしてしまう危険性があるから。
 さて準備は出来た。ここじゃオークを撃てないから射角を取る為に移動しないと・・・・・・。
 俺は騎士団を助ける為に移動を始めた。
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