45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第543話 精霊の今後

おっさん勝手に身体使われちゃったのね。

それでこの見た事もない剣が目の前に・・・・
それ、おっさんのスキルで打ったんだよね?

この精霊さんがおっさんを乗っ取って・・・・

『申し訳ありません。乗っ取るつもりではなかったのですが、結果そうなってしまいました。』

ちっこいのに謝られてもね・・・・

「なあ、あっちの3体でいいのか?あれはあれでよさそうなんだが、あんたどうすんの?あんただけやたらでっかい剣じゃないか!しかもおっさんこんな大剣とてもじゃないけど扱えないよ!」
本当ならこの目の前の精霊も、普通の大きさの剣を仮宿?仮宿が何なのかよく分からないけど、仮宿にするつもりだったらしいんだよね。それができていない・・・・できていないと言うか、移れていない?

これが何を意味するのか分からないけど、何でこの精霊だけ?

『どうしたらいいでしょう・・・・あの剣はあくまで私達4体の一時的な仮宿として用意した無駄に大きな剣。1体ずつならこの剣が丁度良いのです・・・・何とかなりませんか?』

「そんな事言われても、こっちが聞きたいよ!どうすんの?」

お互い見つめあってしまった・・・・

いい歳したおっさんが、リ▼ちゃん人形と見つめあってる・・・・

おっさん変な人と思われちゃうよ?


『あの3体は安定しているようですから、しばらく放置でよいでしょう・・・・そうですね、マスター、私にもっと魔力下さい!』

・・・・どうやって補充すんの?
『そんなの決まってるじゃないですか!マスターの精を、私にはな「一寸待て!」って・・・・』

『どうされましたか?』

「そんな人形みたいなちっこいのに、流石にナニをとか無理!」

こんなのでハッスルとか・・・・

する人もいるかもだが、おっさんには無理だ・・・・

『では仕方ありませんね、キスして下さい。』

へ?何言ってんのこの人形。
フィギュアを愛でる趣味は残念ながらおっさん持ち合わせてないからな・・・・

『直接触れ合えば、精神力の供給は非常に効率が良くなるんですよ?お願いします!』

此処でシュールな光景が・・・・

ちっこい人形が、おっさんの頭を捕まえ、口づけをしてきたのだ。
いやまあ、テーブルの上に乗っかってもらってたし、おっさん人形に高さを合わせてたからね・・・・

だけど予想に反し、触れた瞬間ごっそり魔力を持ってかれる。

さっきのとはまるで違う。

もう根こそぎと言っていい感じ。

『もっと・もっと・・もっと・・・もっと・・・・』

おっさんポーションで魔力の補充を・・・と思ったけど、口が塞がれてる!

このままでは意識が・・・・
そう思ったら、何だか変だ。
おっさんはよく分からないままその場に倒れちゃったよ。

          

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