45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第530話 おっさん、ダンジョン周辺を確認する

おっさんダンジョンには入らなかったんだけど、沢山の冒険者がダンジョンへ出入りしているのを見て、ちょっと感動したんだよね。

一応おっさんなりに纏めたダンジョン調査の資料を公開。
そうは言っても魔物の種類はランダムの可能性があるので、全面的に信用しないようにと注意書きはしてるんだけどね。

そう言えば以前見かけて、手助けした子供が心配だけど、さっき見た様子では、大丈夫そうと思ったので、ウェンディを引き連れ戻ったよ。

そしてウェンディは、再び工房で下着の製作に掛かりっきりに。

しういや、あれからナターリヤ見なくなったっけ。
久しぶりに?ちょくちょく行ってもらってるけど、シュラハト連邦が気になるからと、様子を見に行ってもらってるんだよね。
ダンジョンから戻ってからすぐに行っちゃったよ。
彼女も留まる事を知らないからなあ。

S級冒険者クィンシー。あれから彼を見た者はいない。

どうやら逝ってしまったようだ。いい奴だったんだけどな・・・・
まあ、居なくなってしまったのは仕方ない。

すると後ろから頭をどつかれた。
「いてえ!」

「逝ってねえし!」

「何だイッたのか?いつの間に戻ったんだよ!」

「ちょっと戻っただけだよ。すぐに戻る。」

「・・・そんなに良かったのかい?」

「ああ・・・・アマゾネスって強い奴じゃねえと相手にしないらしくてな。俺は合格らしい。だが・・・・身が持たない!あいつらバケモンか!」

どうやらアマゾネスは人外の強さを持ち合わせているようだけど、性欲も凄いらしい。
「まあ干からびないように気を付けてな・・・・」

生存報告をしてクィンシーは去って行った。
あれは搾り取られてるな。頬が痩せこけてゲッソリだったよ。

・・・・
・・・
・・


おっさん今アルフォンシーナとカトリーンをお供に、工房の・・・・おっさん専用の炉に居る。
今からダンジョンで手に入れた素材を元に剣を打とうと思ってね。
あ、何故かウェンディも来た。
「やっとコジローの剣を打つところを見せてもらえるのね!」

そうなのだ、ウェンディと出会って、剣の勝負で打ち負かした後、剣の作り方を知りたがってたからね。

だが・・・・今回は今までと違う予感がするんだよ。
何かね、今打てと何処からともなく声が聞こえた気がしてね。

それと共に、多分今までと全く違う工程で剣を打つ事になりそうだなあと。

おっさんまずは素材を選ぶ・・・・

何か素材がアピールしてるようでね。
オリハルコンとアダマンタイン、ヒヒイロカネ・・・・それぞれ頭の中で思い描く分量を取り合分けてね。
何かカトリーンが変な顔をしているけど、気にしないでおこう。

後ろでウェンディとアルフォンシーナ、カトリーンが何か言ってる気がするけど・・・・

”あの硬い金属を、いともたやすく扱っておったが、どうやったのじゃろうな?”
”粘土みたいに引きちぎってたわ!”
”もっと危ない事をしようとしているのでは?そのため私まで呼んだのでは?アメリータも連れてきましょうか?”

まあいい・・・・集中集中!

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